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攻めのDX。如何にして課題とデジタル技術を結びつけるか
「守りのDX」は、前の記事で生産性指標を用いて、取り組んでいけると記載しました。一方、「攻めのDX」は、どのように取り組んでいけばいいのかいうことになります。
以下に「攻めのDX」を考える上で、「QRコード」活用事例から、自社の課題とデジタル技術を結びつけ、「攻めのDX」につなげていくことを考えてみます。
「攻めのDX」推進の留意点 「攻めのDX」「守りのDX」という言葉は、(株)NTTデー
守りのDX。達成目標に生産性指標活用
D X推進の目的は、企業の「競争優位性の確保」にあります。こう示されると、何か競争優位性確保のため新たな取り組みを行わなければならないと考えてしまって、ハードルが高くなってしまいます。
従来から実施している「社内業務の効率化や省力化」を実現させるデジタル活用(IT化)も、目指すべき姿を明確にして取り組めば、立派なDXと言えます。このようなD Xは、「守りのD X」と呼ばれています。
「守りの
DXで目指すもの。攻めと守りのDX
D Xを成功させるためには、デジタル技術活用によって目指す姿を明確にしなければならないと記載しました。目指す姿を考える上で参考となると考えられる「攻めのD X」と「守りのD X」について、記載したいと思います。
DXの定義と「攻めのD X」「守りのD X」 以下に、経済産業省「DXレポート2」で示されたDXの定義を示します。
DXは、「競争上の優位性確立」が目的の取り組みです。取り組みは、
デジタル技術活用によって目指す姿
前の記事で、デジタル技術活用によって目指す姿を明確にする上で、他社のデジタル技術導入事例を活用できると記載しました。具体的に目指す姿を考えるのかが課題になると思われます。
以下に仮想の製造業企業を設定して、DX推進におけるデジタル技術活用による目指す姿を考えてみます。なお、私が想定して記載したもので、存在する企業の事例ではありません。
仮想製造業企業の状況①仮想製造業の概要
・金属製品の部品
DX推進に必要なデジタル知識と他社事例活用
前の記事で、中小企業がDXを推進し、成功させるためには、デジタル技術活用によって目指す姿を明確にする必要があると記載しました。具体的にどのように明確化するのかが課題になると思われます。
以下に、目指す姿を考える上で、必要となるデジタル知識と目指す姿検討に有用な他社事例活用について、記載します。
目指す姿明確化のために必要なデジタル知識 デジタル技術活用によって目指す姿の検討は、①「競争優位を
DX推進における経営者の役割
以前の記事で、デジタルトランスフォーメーション(DX)は、中小企業こそ取り組むべきであると書いた。理由は、組織が小さく、トップの意思を反映させやすい中小企業こそ、進めやすいと考えるからです。だからと言って、中小企業であれば成果が得られると断言できる訳ではなく、経営トップがDX推進に強い想いを持ち、リーダーシップを持って取り組めば、達成できるということです。
言うのは簡単であるが、実際に中小企業
DXとIT化。似て非なる2つのデジタル活用
デジタルトランスフォーメーション(DX)が取り上げられる前には、IT化の取り組みが推奨されてきた。2000年に「IT革命」という用語が始めて用いられて以降、デジタル活用と言えば、IT化だった。今は、DXということ?。
DXとIT化は、どちらもデジタルを活用することで企業をいいものに変えていこうとする取り組みです。目指すべき姿や達成させるものが違うと考えています。
以下に、DXとIT化の違い
中小企業こそDXを推進すべき
前の記事で、デジタルトランス・フォーメーション(DX)は、経営戦略であると記載しました。
経営トップが主導して、従来からの固定概念を捨て、新しい姿をつくり、競争優位性を確保することが、DXです。このように定義すると、多層の組織を持ち、ボトムアップでものごとを決めていく大企業のDX推進は、容易ではないと思います。組織が小さく、トップの意思を反映させやすい中小企業こそ、DXに取り組み競争優位性の確
経営戦略としてのDX
デジタルトランス・フォーメーション(DX)という言葉が巷で溢れています。テレビのコマーシャルでも「御社のDXはお任せください」と。
これだけ騒がれているけど、「DXとは何?」と問いかけたら、ちゃんと答えられる人は少ないのでは。「デジタルを使って、何かをする」というように捉えている人が多い。間違いではないとは思うけど、本質はズレているのではないかと思う。
デジタルと言う言葉で、「何かよくわか