マガジンのカバー画像

ニッポン喜劇映画の世界

51
喜劇映画やその世界を作った映画人、コメディアンについて執筆した原稿をまとめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

『次郎長社長と石松社員』(1961年5月21日・ニュー東映・瀬川昌治)

U-NEXTで東映(ニュー東映)「進藤の社長シリーズ」を1日一作ずつ連続視聴している。進藤って…

『ぶらりぶらぶら物語』(1962年11月23日・東京映画・松山善三)

昨夜は、小林桂樹さん、高峰秀子さん、松山善三監督『名もなく貧しく美しく』トリオによる、風…

『裸の大将』(1958年10月28日・東宝・堀川弘通)

昨夜は、ようやくDVDリリースとなった堀川弘通監督『裸の大将』(1958年10月28日・東宝)をス…

『水着の花嫁』(1954年7月5日・東宝・杉江敏男)

宝塚のトップスター・寿美花代がタイトルロールを演じた『水着の花嫁』(1954年7月5日)をスク…

『待って居た象』(1949年11月20日・大映・安田公義)

横山エンタツ、柳家金語楼の『待って居た象』(1949年・大映・安田公義)をスクリーン投影。敗…

『歌くらべ荒神山』(1952年7月24日・新東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。1952年7月24日公開、二代目・広沢虎造がなんと清水次郎長に昇格した『歌…

『嫁入婿取花合戦』(1949年1月11日・新東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。昭和24(1949)年1月11日公開『嫁入婿取花合戦』(新東宝)をスクリーン投影。エンタツ・アチャコ、柳家金語楼によるアチャラカ喜劇だが、ユニークなのが昭和23(1948)年の大晦日の昼から元旦にかけての「年越し」だけの物語であること。 製作は青柳信雄、脚本は八住利雄。この時期の齋藤寅次郎作品を支えたメンバーである。監督でもある青柳信雄は、プロデューサーとして新東宝設立時から娯楽映画企画、製作を手がけていた。チーフ助監督は松林和尚(松林宗恵)である。

『トンチンカン三つの歌』(1952年7月3日・東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。『トンチンカン三つの歌』(1952年7月3日・東宝)を久々に。伊豆大仁の温…

『娘十八びっくり天国』(1952年2月29日・新東宝・齋藤寅次郎)

 齋藤寅次郎監督『娘十八びっくり天国』(1952年2月29日・新東宝)。タクシー運転手・茶吉(…

『九十九人目の花嫁』(1947年4月22日・佐藤武・新東宝)

 敗戦後ほどなくから、喜劇王・エノケンこと榎本健一は、日劇などの舞台に積極的に出演。笑い…

『東京カチンカ娘』(1950年1月15日・青柳プロ=日本ユニットプロ・毛利正樹)

 服部良一音楽、齋藤寅次郎監督に師事していた毛利正樹の監督デビュー作、中田晴康脚本『東京…

斎藤寅次郎とアチャラカ映画。“くだらないこと”を全うした喜劇の神様

 斎藤寅次郎監督。かつて松竹蒲田撮影所長をつとめ、松竹大船撮影所で映画制作の陣頭指揮をと…

あゝ幻の「おかしな奴」 三遊亭歌笑

 「破壊された顔の所有者」のフレーズで、戦中、戦後、強烈なインパクトで一世を風靡した落語…

川島雄三監督・成瀬巳喜男監督 東宝時代の11タイトル初DVD化!

2022年1月19日、東宝から【東宝名作DVDセレクション】として、待望の川島雄三監督、成瀬巳喜男監督の初DVD化作品一挙リリースされます。これで東宝時代の川島雄三7作品、戦後東宝での成瀬巳喜男4作品が、気軽にDVDで観ることが出来るのはまさに朗報! 【川島雄三監督作品】『人も歩けば』(1960.02.09・東京映画・川島雄三)三等亭主に思わぬ遺産が... がめつい女房大あわて! ウィットに富んだ軽妙な会話が印象的な梅崎春生の小説「人も歩けば」を川島雄三監督が 自ら脚色。