toshi_online_819

toshi_online_819

最近の記事

日本のウイスキー

以前ジャパニーズウイスキーのおすすめを書きましたが、もう少し調べてみようと思います。 日本のウイスキーの歴史は、5大ウイスキーの中で最も浅く20世紀に入ってからです。 日本のウイスキー誕生にはふたりの日本人が重要な役割をはたしています。そのひとりが、日本で初めて蒸留所を造った寿屋(現サントリー)の創業者、鳥井信治郎氏です。そしてもうひとりが、鳥井氏が蒸留技師として招いた竹鶴政孝氏です。 摂津酒造に就職していた竹鶴氏は、1918年にウイスキー製造を学ぶためにスコットランド

    • バーについて②

      前回はショットバーとはどういうものかというのを中心に書いてきましたが、今回はオーセンティックバーとカジュアルバーの違いを調べていきます。 バーには様々な種類があると前回書きましたが、王道のスタイルを取っているのがオーセンティックバーと言えるでしょう。 つまり、伝統や格式を重んじた正統派のバーのことを言い、バーテンダーの確かな知識・技術、会話や接客などのサービス、お店の雰囲気などに重きを置いているといった特徴があります。 ただ、これがオーセンティックバーだという確固たる定義

      • バーについて

        前回はバーテンダーの語源や歴史について調べました。今回はバーの種類に関して調べてみます。 皆さんはショットバーと普通のバーの違いが分かりますか? バーは大きく分けるとオーセンティックとカジュアルの2つに分けることができる訳ですが、そこで疑問となるのがよく耳にする「ショットバー」。 そもそもバーは最初カフェから始まりました。そこからクラブやキャバクラのようなものが生まれ、酒類の販売が自由化されたことで、カクテルブームが到来し、カフェバーや本格バー、ショットバーというものが

        • バーテンダーについて

          そういえば、そもそもバーテンダーについてなにも知らないなとふと思ったので、お酒とは少し離れますがバーテンダーについて調べようと思います。 色々な諸説はありますが、バーテンダーという言葉が生まれたと言われるのが1830年代アメリカ。 Bar(酒場)という言葉とTender(見張り・世話人)を合わせて作られた言葉と言われています。 その後、1860年代後半で広くその言葉が知られるようになってきたのが、バーテンダーの始まりです。 バーテンダーという言葉が徐々に広く知れ渡っていく

        日本のウイスキー

          マッカラン②

          前回はマッカランについて簡単に紹介していきましたが、今回は「6つの柱」(シックス・ピラーズ)という、長年の伝統を守り続けるためのコンセプトを紹介していきます。 ○イースターエルキーハウス ザ・マッカランを象徴する家、スピリチュアルホーム、イースターエルキーハウスは、蒸溜所が誕生するずっと前の1700年に建てられました。いいことばかりではなく、様々なことが起こったマッカランの歴史を見続けてきました。改装や修復を経て、今なお威厳ある姿でザ・マッカランを見守り、2005年にはゲ

          マッカラン②

          マッカラン

          久々にウイスキーの話に戻ってみたいと思います。 先輩にウイスキーのおすすめを聞いたところ「マッカラン」との返答が来た為、今日はマッカランのことを調べてみたいと思います。 スコットランドのメッカ・スペイサイド地区にザ・マッカランの蒸溜所はあります。 なんと、スペイサイドにはスコットランド全土の蒸溜所の半数以上にもなる50以上の蒸溜所が存在するのです。マッカラン蒸溜所が誕生したのは1824年のことです。それまでは密造されてきたウイスキーですが、マッカランはライセンスを取得して、

          ビール⑨

          前回オリオンビールのことを書きましたが、もう少しオリオンビールのことを調べていきたいと思います。 調べていると沖縄の人も知らないような歴史があったそうです。 今回はそちらについて書きます。 ○ 企業名は「沖縄キリンビール株式会社」になるはずだった。 会社設立の発起人28名が那覇市壺屋の旅亭「幸楽」に集まり第一回発起人会が開催。 当初予定していた社名は「沖縄キリンビール株式会社」でした。 これは日本本土の大手企業「麒麟麦酒株式会社」との技術提携を想定した上での命名でしたが

          ビール⑧

          沖縄に行ったときのオリオンビールが忘れられないので今回はオリオンビールのことを書きます。 昭和32年5月18日、具志堅宗精氏(故人)が中心となり、資本金5,000万円(軍票B円)で創立しました。戦後沖縄の社会経済復興には第二次産業を興さなければいけないという創設者の強い意志が実を結び、今では沖縄を代表する製造業へと発展を遂げました。 オリオンの由来は、一般公募によるビール名募集により「オリオン」が採用されました。「大衆に親しみやすく呼びやすい名称を」と、新聞紙上に懸賞 金

          ビール ⑦

          今回は日本でよく見るビールのおすすめを紹介していきます。 ○アサヒスーパードライ 日本の中で最も有名で人気ビールのひとつ。スーパーやコンビニに行けば、だいたい置いていますよね。このビールの特徴は何と言っても「キレ」。後味がさっぱりしていてのどごしもシャープです。辛口で苦味がすっきりとしており、ビールが身体中に染み渡ってきます。 香りは強くなく、飲みやすいのも大きな特徴。とくに仕事やスポーツで疲れたあとに飲むには最高のビールです。 ダントツで僕が1番好きなビールです。

          ビール⑥

          では今回は世界で作られているビールの話をしていきます。 ▼ピルスナー Pilsner  1842年チェコのピルゼンで生まれた傑作で、そこの市民醸造所でつくられたピルスナーウルケルがオリジナルです。ホップの効いた爽快な香味の淡色ビールで、このタイプのビールは世界中に最も普及しており、日本の淡色ビールもこのタイプに属します。アルコール分は4.0~5.0%。下面発酵ビール。 ▼ドルトムンダー Dortmunder  ドイツのドルトムント地方で発展した淡色ビールです。苦味は比較的弱

          ビール ⑤

          前回はビールと発泡酒の違いについて話しましたが、今回はそもそもビールはなぜ苦いのかという話です。 僕はビールの苦さがとても好きなのですがそれが苦手な人も多いはず。 なぜ苦いのか調べていきます。 答えはホップを使っているからです。ビールの原料となるホップ、緑の植物というのは知ってるけれど、どんなものなんでしょう? ビールつくりに欠かせない多くの役割を持つため、「ビールの魂」とも呼ばれるホップ。アサ科カラハナソウ属のつる性の多年生植物の一種です。 ホップは雄株と雌株が別々の

          ビール④

          今回はビールと発泡酒の違いについて調べてみたいと思います。 なにかとみんな生ビールが好きで発泡酒は嫌いと言う人が多いですが、具体的に生ビールと発泡酒の違いが分かる人って少ないのではないかと思います。 世界的に「ビール」とは、麦芽・ホップ・水に酵母を加えて発酵させたものです。さらに、ビールの味を調整したり、香味に特徴を出すために、副原料が使用されることもあります。この原料こそ、ビールの定義が決まる重要なポイントとなります。 「ビール」と「発泡酒」の違いは、麦芽比率と副原料の

          ビール③

          今回は結構気になってる人も多いであろうビールの「生」ってなに?という話題です。 簡単に言うと、ビールを作る過程における「ろ過、熱処理」という工程で熱処理を行ったビールを熱処理ビールと呼び、熱処理を行わないビールを生ビールと呼びます。 熱処理といっても、高温でグラグラと煮立てたりはしません。50~60℃という比較的低い温度帯で処理が行われます。この「熱処理」、ビールづくりにおいてとても大切なのです。熱処理を行う理由は主に2つです。 (1) 酵母の働きを止めること (2)

          ビール②

          前回からビールの話をしておりますが、今回はビールの名前の由来的な所を調べてみたいと思います。 ビールは古代バビロニアではシカリといいました。このシカリがヘブライ語ではシェケール(濃い酒)となり、ギリシャ語ではシケラ(甘い酒)となります。ホメロスの『イーリアス』にはキューケイオー(混ぜ粥)というものが出てきますが、これは粥といっても飲み物といったもので、元来はビールではなかったかといわれています。  ケルト人(ガリア人)はローマ時代、フランス地方に住んでいましたが、ローマ人

          ビール🍺

          泡盛の話を続けてきましたが、沖縄でもう一つ行った場所があって、そこが「オリオンビール工場」。 僕がお酒で1番好きなのがビールなんですよね。なので、とても楽しくてオリオンビールの試飲もおかわりしちゃいました。笑 そんなビールの話を今回からしていこうと思います。恒例の歴史からですね。 ビールの誕生については諸説があり、紀元前8000~4000年までさかのぼるといわれ、文明とともに古くから人々に親しまれていたのは確かなようです。 人類最初の文明は、メソポタミアに興ったシュメール

          泡盛④

          今回は泡盛の美味しい味わい方について調べてみます。 泡盛、とひと口でいっても、その味わいは実にバリエーションに富んでいます。新酒のうちに飲んでおいしい泡盛もあれば、じっくり年月をかけて熟成させた古酒もあります。アルコール度数もワンカップタイプの数パーセントから、与那国島の60度のお酒まで様々なのでそれぞれの泡盛におすすめの飲み方もいろいろとあります。 熟成3年未満のいわゆる一般酒の飲み方は、沖縄では水割りが圧倒的多数派。水割りにすると、泡盛の度数が15度以下になります。日