ビール⑨

前回オリオンビールのことを書きましたが、もう少しオリオンビールのことを調べていきたいと思います。

調べていると沖縄の人も知らないような歴史があったそうです。
今回はそちらについて書きます。

○ 企業名は「沖縄キリンビール株式会社」になるはずだった。

会社設立の発起人28名が那覇市壺屋の旅亭「幸楽」に集まり第一回発起人会が開催。
当初予定していた社名は「沖縄キリンビール株式会社」でした。
これは日本本土の大手企業「麒麟麦酒株式会社」との技術提携を想定した上での命名でしたが、技術提携の交渉が取りやめになったので、名前からキリンを削除し、「沖縄ビール株式会社」となりました。

ちなみに「沖縄ビール株式会社」は、1957の創業から1959年の2年間だけ存在した幻の名称。

○ ビール発売から7年で消費量シェアが95%に拡大した。

ビール発売年の1957年から1966年の7年間で、県内ビール消費量5,533㎘ (推定)から15,452㎘へと、約3倍の伸びを示しています。
オリオンビールの島内消費量シェアはというと、同じ期間に約14%からなんと95%に飛躍的に上昇。

シェア95%は本当に凄いですよね。
沖縄でもやはり皆さんオリオンビールを飲まれていて、愛されているなぁと感じました。