ビール③

今回は結構気になってる人も多いであろうビールの「生」ってなに?という話題です。

簡単に言うと、ビールを作る過程における「ろ過、熱処理」という工程で熱処理を行ったビールを熱処理ビールと呼び、熱処理を行わないビールを生ビールと呼びます。

熱処理といっても、高温でグラグラと煮立てたりはしません。50~60℃という比較的低い温度帯で処理が行われます。この「熱処理」、ビールづくりにおいてとても大切なのです。熱処理を行う理由は主に2つです。

(1) 酵母の働きを止めること
(2) 醸造の工程で混入した雑菌の活動を可能な範囲で止めること

ビールをおいしくするために大切な役割を果たす「熱処理」。昔はこの処理を行うのが普通でしたが、醸造の技術が向上し、現在大手メーカーが造るビールは、熱処理せず、ろ過により酵母を除去した「生ビール」が大半。

だから実は、普段スーパーやコンビニで見かける缶や瓶も詰める容器が異なるだけで、中身は全く同じです。