デザインシンキングとは「独自の意味」を創り出すこと
「デザイン」とは、目に見えるかたち、色を構成していくだけでなく、むしろその背景にある「独自の意味」を考えることです。「意味」とは、製品やサービスを経験した際に感じられる自己の存在感、意義です。突き詰めて言えば「生きてて良かった」につながる経験だと思います。
グローバル市場における日本の製品・サービスの相対的な劣勢の大きな原因は、技術やコストよりもこの「独自の意味」=デザインにあると思います。顧客は、作り手の技術で構成された機能を超えた世界で、モノやサービスを通じて独自の経験を創造していますが、作り手がそれについて行っていないケースが多いのです。
デザインシンキングは、それを大きく修正してくれる方法論と言えます。ただそれは単なアイデアではなく、独自の意味や経験価値を創造するものでなくてはなりません。
デザインシンキングを学ぶ上で、デザインシンキングがなぜ必要とされているかと言った、現代の社会・経済の背景を十分理解する必要があります。その背景認識こそが、事業戦略や製品戦略につながっているからです。そのことによって、デザインシンキングは実践され、生かされます。
デザインシンキングの実践ステップ
①ザインシンキングの背景を理解する
②「主観重視」へのモードの切り替え
③経験的な学習を通じて体感する
④経験価値の概念と実践方法を学ぶ
⑤仕事、生活への実践方法を考える
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