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北海道から冷徹に眺めてみると、特に東北においては青森、山形、福島のユナイテッドぶりがいろいろ粗になって見えてくるものだから。〜その1・青森編。

廃藩置県で纏められた県としてのまとまりは、
基本的に一人のお殿様、であったところと
ユナイテッドでは全く違う。
 必ずそこには「違う、そうじゃない」は
産み出される。

 まあ北海道くらいなんもなんもでひっくる
める共通認識と共通言語があればそれは別
ですが、北海道から眺めてみると、特に
東北においては青森、山形、福島のユナイテッド
ぶりがいろいろ粗になって見えてくる。

 早い話が「さんま御殿」の王林の知らず
見切り発車〜戸ネタなんかは典型的。
 あれはもともと昔の旧国区分で考えるのが
合理的。
 一戸、二戸、九戸は岩手県、三戸、五戸、
六戸、七戸、八戸は青森県にあり、四戸は
かつて青森県にあったが消滅している件か。

 いずれも旧国名では陸奥国にあり、戦国
時代は南部藩の庇護化にあった地域(いわゆる
小麦粉煎餅の南部せんべいをはじめ米食よりも
粉食文化が発達したのでせんべい汁やまめぶ
汁、ぺろっこうどんなどが発展した地域)に
ある地名と。

 これを南部的な「じょっぱり」(どうで
あろうと正しい方に基づいて強情になる)で
南部の人が話をするのに対して、基本どうでも
いいがちょっかいはかけたい津軽人的な
「じょっぱり」のアプローチ(自分が間違って
いようが、自分に功利的になるよう強情を
張る形の「じょっぱり」)でかますから、
当然話はグダグダになるしかないわけで、
と理解するのがおおよそなのかなと。

 そんなつっかかりが青森のいかにもな
ユナイテッドぶりを示しているところなので
(逆に岩手は蝦夷(えみし)関連を持って
来ない限りは旧南部と旧伊達藩なので軋轢は
少ない)、それはJリーグに関わるないし、
関わろうとしてるチームの成り立ちと大体
符合すると。

 青森蹴球団として創設された(1995年)
ラインメール青森は紆余曲折の末に2015年
全国地域サッカーリーグで優勝しJFL入会。
2019年に百年構想クラブ入りして、現在は
JFLのチーム。

2003年にNPO法人として認可されたリベロ
津軽スポーツクラブ(リベロ津軽SC)を
前身とする津軽のかつての都弘前が本拠地の
東北社会人リーグにいるのがブランデュー
弘前FC(2012-)。三チームの中では一歩
遅れた形で上のリーグには進めていない。

弘前の桜は有名なんでチームロゴに桜の
意匠もあるのでしたっけ。

 そして現在三チームの中ではJリーグ入りを
果たしているのがヴァンラーレ八戸。

八戸と南郷をチームの起源にを掲げて
2014年(青森よりも一年先じて)JFL入会。
2016年には多賀地区多目的運動場(ダイハツ
スタジアム)が完成し、J3のライセンスも
交付される。その後は柱谷哲二→葛野昌宏と
監督継承してJFLに優勝したのは2018年。
 2019年からはJ3で奮闘していると。

仕事の途切れない石崎信弘監督が今度監督に
就任したのがヴァンラーレ八戸ですね。

 そんな感じで主眼としては山形の混乱
しがちなユナイテッドぶりを検証しては
いたのですが、まずはこのあたりかなと。

結局はその1・青森編、でした。

北海道から冷徹に眺めてみると、特に東北においては青森、山形、
福島のユナイテッドぶりがいろいろ粗になって見えてくるもの
だから。〜その2・山形編。|torov|note


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