見出し画像

【予告】鳥村の新作マーダーミステリー【コミティア秋頒布予定】

テーマは猫と宇宙!!!です。オフライン版は秋の11月コミティアで頒布したいです。オンライン版も公開予定です。ゲームマーケットと被っていますがコミティアにしたのは、単に参加費用が安いからです。オフライン版の数はそんなに創る予定もないので。

さて新作の内容をお話する前に、前作を出してから、だいぶ時間が立ちすぎているので、ここで鳥村の作るマーダーミステリーの立ち位置を今一度ご説明しようと思います。

こちら、事前にあえて本作の創作背景を語ることにより、プレイヤーとのミスマッチを防ぐ意味も兼ねています。
そんなの読まなくても買うので…という有り難い方々は、以下の「2.新作説明」からお読み下さい。「1.創作背景」はやたら長いので。


1.創作背景

おそらく昔から鳥村のマーダーミステリーをご存知の方は知っているかと思うのですが、一作目を作る前に、私は中国から大量のマーダーミステリーを輸入しました。電子の海を漂いながら色々漁ったので、中には「え!? 印刷しろって言ってるこれ?」みたいなのも入手した気もします。翻訳するために、わざわざ翻訳機を買ったのも良い思い出です。

基本的に、私のマーダーミステリーは、そのとき購入した中国のマーダーミステリーに大きく影響されています。

その中でも、とくにリスペクトしている中国のマーダーミステリー作品があります。(言語化したのは今日が初めてですが、今までのnote記事にも、それらしい匂わせが沢山あったと思います)つまり、それが一番大きく制作モチベーションに関わっています。(さすがにネタバレになるためタイトルは言えないのですが)いわゆる【キャラ固有HOなし】【HOによるキャラの事前読み込み・なりきり(RP)なし】【途中分岐あり】(ここ一番大事!)という要素を兼ね揃えた作品でした。
その中でも、プレイヤーによる分岐の自由度の高さが魅力的に映りました。
もしかすると、中国で色んなマーダーミステリーを遊んでいらっしゃる方は、私の過去作品を見て「ああ! あの作品に影響を受けているんだね!」と丸わかりかもしれません。そのくらい私の作った全ての作品に影響を及ぼしています。

色々な理由があるけれども、ずっと考え抜いた上での結論として、結局は私のリスペクトしている大本の作品や派生作品に含まれた、私にとって好ましい要素は、今のところ私が、私だけが創るしかなく(中国から大本のそれや派生作品が輸入されることもないでしょうし)、そして厚利を狙えるほどの需要がないので(多分中国にもなさそう)、他の方が私の代わりに創ってくださるのも期待できないでしょう。(事実、キャラ固有HOなし・HOによる事前読み込みなりきり(RP)なし・途中分岐ありのマダミスはそんなにない)
ここはあえて商業と趣味は分けたほうがいいとも思いました。大きな利益を狙える商業として考えた場合、本当に需要がなさすぎて多分商売にならないので…。

リスペクトしている中国のマーダーミステリーは心の中にあるのだから、その尊敬の念を胸に、日本で独自の道を歩くくらいの、趣味でマーダーミステリーを創ればいいのではという気持ちです。

もちろんそう思い始めたのは、リリースしてから変わらず、私の作品をずっと長く愛して、遊んでくださったプレイヤーの方々の声が背景にあります。本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
ふせったーでもファンアートでも、Youtubeの配信動画でも、そしてプロモーションした旅館・上松や様でも、色々なところで私の作品を遊んでくださった方々の気持ちが残されているのを見て、毎回本当に嬉しく感じています。大げさでもなんでもなく、文字通り生きる糧になっています。重ね重ね、ありがとうございます。

また今回、新作マーダーミステリーを制作するにあたり、【私にとって何が楽しいと思えるのか】を改めて振り返りました。

そもそも最初にマーダーミステリーに興味を持ったきっかけは、昔USJで遊んだ『ホテルアルバート』にプレイ感が似ていたからです。
そこでイマーシブフォート東京ができたこともあって、今、流行りのイマーシブ系イベントに参加してみることにしました。
色々参加していく中で、徐々に「これが私にとっては楽しい」というのが言語化されていったのですが、その中でも西武園ゆうえんちの没入型ドラマティック・レストラン「豪華列車はミステリーを乗せて」を体験したことが、一番の勉強になりました。

そういうふうにイマーシブイベントの中で得た楽しさやエンタメ要素を、本作にはたくさん取り入れてみることにしました。
実際どういう感じなの?と疑問に思われた方は、以下、一緒に遊んでくださった仲村つばき先生の日記を読んで下されば嬉しいです。何を楽しいと感じたのか、わかりやすく言語化してくださっています。

2.新作説明

以下に本作の要素を箇条書きにいたします。

・宇宙と猫がテーマ
・クトゥルフもの
・密室あり
・猫が好きだという気持ちは大前提
(猫が嫌いな人は遊んでも絶対に楽しくないです)
・オリジナルキャラで参加可能
(キャラメイクが面倒くさい人でも問題なし)
(普通にプレイヤー自身として、RPやなりきりなしで参加可能)
・固有キャラのHOなし
・固有HOによるキャラクターの事前読み込み・なりきり(RP)は一切なし
(たとえばオリジナルキャラ(プレイヤー)がHO(もしくはそれに近い資料)を読み、そのHOに書かれた何かになりきるという要素すらも存在しません。オリジナルキャラ(プレーヤー)は、最初から最後までオリジナルキャラ(プレーヤー)のままです)
・読み合わせ一切なし
・作者の考えたキャラの心に寄り添う必要なし
・マーダーミステリーとして固有HOのキャラに寄り添ったり感情移入する没入要素はなし
・イマーシブイベントとして程よい距離感で、雰囲気や空気感を楽しむ没入要素はあり
・プレイヤー自身が自由に選ぶことのできる途中分岐あり
・過去の鳥村居子作品を遊んで合わなかった人にはNG
(結局なぜならリスペクト元の作品は同一であるのと、今回は鳥村成分がより濃厚だからです)

とくに最後は大事なので気を付けてください(マジで)(フリじゃないです)。ちょっとどうだろう怖いな~という方は、以下のマーダーミステリーは無料で遊べるので、体験してみてください。

さあ、実際11月のコミティアに間に合うのか!?それは私にもわからないので(商業の仕事優先なのでさすがに)、生暖かく見守ってくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?