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CGエンジニア検定合格体験記 【情報学に入門する情報系大学生の勉強法】

ごきげんよう〜!

今日はタイトルの通り「CGエンジニア検定」の合格体験記でございます.
(今日の17:00に合格発表がありました〜!自己採点した感じ合格しているだろうという気持ちだったので試験終わった直後にこれ書きましたが笑)

実際にちゃんと受かってた,とっても嬉しい🤍

CGエンジニア検定とは?

『CG分野』の開発や設計を行うエンジニア、プログラマのための検定

https://www.cgarts.or.jp/v1/kentei/about/cg_engineer/index.html

在籍している筑波大学情報メディア創成学類の専門基礎の枠にある「CG基礎」という授業をきっかけに受験しました.
ちなみに,去年はCG基礎という名前で「基礎だから私でもいけるかな〜」とか言いながら履修して全然ついていけず落単.今年は2度目の履修でした.去年授業でオススメされたCGエンジニア検定がどうやら授業内容と密接に関係するということを奇跡的に覚えていた私は,今年は検定試験の勉強を通してなんとか授業についていこう!(しかも研究で使いそうだからちゃんと勉強しよう!)ということで9月に受験を決めました.

勉強に必要なもの

大学生にとっては受験勉強なんて4年も前(私は2年前)だし,専門科目どうやって勉強するかとかわかんないよ〜🥺と言う方も多いのではないでしょうか.実際に私もそうなってました.試験を受けることを決めて申し込みもしたらまずは対策する道具を揃えましょう!!使ったものはこちら.

  • 教科書(必須,最重要)

  • 筆記用具

  • 付箋

  • 過去問(公式HPからダウンロードして印刷して使ってました)

  • 公式問題集(試験4日前に買ったけど買ってよかった)

愛用している文房具

何を隠そう私は形から入るタイプなので,とりあえず文房具屋さんに行きシャープペンシルと替え芯,付箋の3点セットを買うところから勉強が始まりました.実は編入試験終わった直後にペンケースを無くしまして,今まではもらったボールペンやシャープペンシルだけで生きてきたので久しぶりにちゃんと文房具揃えました笑
愛用しているのはorenz 0.2mmのシャープペンシルとまるみの付箋のgridです.

教科書

CGエンジニア検定の教科書は「コンピュータグラフィックス [改訂新版]」という本です.Amazonでも筑波大学大学会館でも買えます.私はお古の教科書をもらいました!!CG基礎の授業ではこれが指定教科書にもなっているので,1冊持っていてもいいかも.
※著作権などの法律の部分は直近までに何度か法改正がされているので,お古の教科書で覚えると正解答と数字とかが違うことがあるので注意.

過去問・公式問題集

過去問はCG-ARTS検定の公式HP「これまでの検定」の部分に直近2回分の過去問と解答が公開されています.私は2023年前期・2022年後期のベーシック・エキスパートのそれぞれの問題を使用して勉強しました(受験したのはエキスパートのみ).

公式問題集は「CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集[改訂第三版]」.こちらもAmazonでも筑波大学大学会館でも購入できます.私は試験日4日前にkindleで購入しました.本は絶対紙派ですが,なんせ4日前に買うこと決めたのでいち早く問題が欲しかったのと,ちょうどkindleの方が初回60%offになぜか20%offのクーポンが発行されたので600円ほどで買えると言うことがわかり即決でkindleで購入しました.

これを揃えたら準備OK!!早速勉強を始めます.

勉強法を詳しく

情報学群に所属していてもデザイン学科からの3年次編入,しかも単位認定でほとんど情報学の基礎授業をパスしてしまったので,しっかり学んだわけでもなく「CGについては完全に初心者」です.

私のCGわからない度(対策する前):単語見てもほとんど聞き覚えがないくらい,意味ももちろんわからない.知っているのはカメラの仕組みくらいでした.教科書の90%くらい知らない知識.

知識・概念をインプットする

教科書である「コンピュータグラフィックス」は,重要な用語は太字で書いてあり,図表や説明がいっぱい載っていてまさに「The 教科書」といった感じでした.
CGわからない度の通り,重要用語ですら1単語も知らん状態.私は太字の単語をまずは覚えないと!と思い「付箋に太字の単語をまとめる」という戦略で進めていきました.もちろん,1ページ目から最後まで.これだけで9月〜試験日2週間前というだいぶ長い時間をかけました.

教科書に付箋貼って,自分の解釈で太字の重要単語をまとめている例.

授業でやったところや知っているところ(全然なかったけど)は飛ばしたりして,教科書を最後まで通して読んだら,教科書よりも軽いノートに付箋の内容をチェックしながら移しました.

使用したノートはJAMの紙マーケットで購入できる「ごんぶとノート(A5)」です.毎回数冊購入しているのですが,紙の色が青色のノートがずっと使えず自宅に残ってたので,書いたりするには向かない色だから付箋を貼っちゃうか!というノリで使ったら大成功.超可愛い感じになってモチベ上がりました.教科書のページを捲るよりも情報がギュッとしてて見返しやすかったので付箋を改めてまとめるのもインプットが整理されてよかったです.

こんな感じで,付箋をノートに移していきます.ある程度内容の塊ごとにページを分けて貼っています.色は気分で選んでるのでバラバラです.

過去問と問題集を使ってアウトプットする

これが終わったら,過去問を実際に解いていきます.私が解いた順番は

2023年前期ベーシック→2023年前期エキスパート→2022年後期エキスパート→公式問題集エキスパート3回分→2022年後期ベーシック→公式問題集ベーシック3回分

という感じです.問題構成は「計算問題」と「用語問題」の2種類から構成されています.ベーシックの用語問題は,問題文に対して正確な単語を解答するのが求められるといった感じですが,エキスパートの用語問題は,ベーシックの内容に加えて,用語の説明文を穴埋めするという1段階難しいレベルの問題も出題されます.そのため,まずはベーシックの方から解いてみて,用語の確認などを行った後に応用問題に当たるエキスパートの問題を解くという順番がおすすめです.

問題を解くと,独立していた単語同士に繋がりが生まれ,インプットした知識が整理されていく感覚があります.そして,直近2年分だけでも出題の傾向がわかったりするので公開されている過去問は絶対に全部解きましょう!!

問題を解いて採点したら,覚えていなかった用語や考え方,図表などは付箋に再度まとめて,ノートに追加していきます.何回も間違えるところなどは付箋の枚数などですぐわかるので,復習のしやすさ的にも良い方法でした.

全然覚えられないところはこのように付箋がめちゃめちゃ重なっていくので,どこを重点的に勉強すべきかがページの重みや厚さでわかるので,復習しやすいです.

公式問題集は,内容が網羅されているので忘れた頃に出てくる問題に出会って痛い目を見ることができて,試験前の対策にはかなり良い教材でした.しかも,エキスパート,ベーシック,それぞれ3回分問題が収録されているのでかなりお得です.

徹底的に繰り返す

全部解いたらあとは徹底的に解き直します.
「1回解いて復習すれば絶対間違えない」なんてことはありません.5問に1回くらい間違えます.なので必ず2回以上は解き直しましょう!!!

公式問題集や過去問から,全く同じ or 似たような問題が試験に出題されます.なので新しく何かに手をつけるよりは,過去問と公式問題集を徹底的に押さえることが一番大事だなと試験を受けて思いました.

一番対策しがいがあるのは,教科書の図表がそのまま試験に出ることもかなりあるというところです.なので,教科書の隅々まで図表に目を慣らしておくことが精神的な安心にもつながります.なんかみたことある!とか,これこの分野の図表だなとかが1mmでもわかるとかなり誇らしい気持ちになるので教科書も頑張って読みましょう!

試験本番に準備すること

【悲報】つくばに試験会場がないので東京までいかなきゃいけない

幸いにもエキスパートの単願試験は午後からだったので,のんびり起きて勉強してから試験会場に行くことができました.もちろん午前の部もあるので注意が必要です.

当日はマークシートなので,マークしやすい鉛筆とか太めのシャープペンシルとか持っていきましょう.あとめっちゃ消える消しゴム.

一番大事なのは「顔写真付き身分証明書」です.学生証とか免許証とか.学生なら学生証で大丈夫です.これがないとそもそも試験受けられません.学生証は握りしめていきましょう.

あとは受けるだけ!頑張ろう!!



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