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入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました

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はじめに
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こんにちは。伊藤 航です。
いつも本の紹介をご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日はビジネス開拓アドバイザーである大杉潤氏の『 入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました 』をご紹介いたします。

分かりやすい文章を短時間で書くには?

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❝ 報告書や会議の議事録などを書く仕事をよく頼まれます。いつも時間をかけて丁寧に書いているのですが、「もっと短時間で、簡潔にまとめて書きなさい」と注意されてしまいます。❞

報告書や会議の議事録、企画書など、ビジネス文書を書く機会は多いと思います。ここで要求されるのは、分かりやすさと読みやすさです。学生時代に書いていた論文とは違うのです。

さらに、日々多くの文章を書く必要があるため、スピードも求められます。できる限り短時間で書き上げる必要があるのです。

では、どのようなことに注意して意識すれば、分かりやすく読みやすい文章を、短時間で書けるでしょうか。

大切なポイントは、「論理展開をしっかりと組み立てる」、「一文を短くする」、「できるだけ改行する」、「書く前の準備をしっかりする」以上の4点です。具体的に説明していきます。

「リズムのいい文章は、なぜ違和感なくスラスラ読めるのか?」もう答えは簡単である。支離滅裂なところがないからだ。論理の軸がバッチリ定まって、論をうまく展開できているからだ。

これは、「踊るような文章を書くライターだ」と言われる、フリーライターの古賀史健氏の言葉です。リズムの悪い文章は読みにくいものです。そして、文章のリズムは、何よりも「論理展開」によって決まります。

つまり、ビジネス文書では第一に、論理展開のしっかりした文章を書くことが大切なのです。たとえば、あなたがお客様との商談について報告書を書くとしましょう。読み手である上司に、必ず伝えなければいけない内容は何でしょうか。

この場合、商談の結果、条件が合意に達して取引が成立したかどうか、という結論が最も大切です。ですから、それを報告書の始めに、明確に書くのです。その後に、どういう理由や経過でその結論に至ったかを書けば、分かりやすい「論理的な文章」になります。

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営業で結果を出すには?

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❝営業の仕事で、毎月のノルマがあるのですが、なかなか思ったような営業実績を上げられず、上司からのプレッシャーもあります。どうすれば、営業で結果を出せるようになるでしょうか。❞

営業部の悩みは、何といっても営業実績の数字をいかに上げるか、ということです。最初から苦労も悩みもなく、実績を上げられる人はいません。全員が壁にぶつかると言ってもいいので悲観しないでください。落ち込む気持ちは分かりますが、大丈夫です。

営業で成果を出すには、成果が出る「考え方」と「行動」をしなければなりません。誰もが何度も試行錯誤を重ね、実績を上げている人の真似をしたり、失敗した経験を活かして逆の方法を試したりして、徐々に結果が出るようになるものなのです。

でもそうは言っても、できるだけ早く、効率よく結果を出したいですよね。そのために必要な「考え方」と「行動」をお伝えしましょう。

私は熱意こそ、販売に成功する最大唯一の要素であると確信している。(中略)すばらしい成功をおさめた原因は、決して知識の力ではなく、仕事に打ち込む情熱の力によるものであった。

これは、けがで選手生命を絶たれてメジャーリーガーから転身、トップセールスマンになったフランク・ベトガー氏の言葉です。彼の著書は、世界中で50年以上読み継がれる「営業のバイブル」と言われています。

まず、営業に必要なのは、仕事への情熱です。

あなたがセールスを受ける立場になって考えてみてください。口ベタだけど誠意と情熱を持って説明してくれる営業マンと、説明は流暢だけど人間味がまるで感じられない営業マンとでは、どちらから商品を買いたいと感じるでしょうか。

商品知識やセールステクニックは、経験を積んでいけば、誰でも少しずつ向上していくものです。当然、上達には早い遅いの個人差はありますが、それは営業実績を上げる上で、決定的な差にはなりません。

ですが、セールスをするときの熱心さや、どうしても相手のために役立ちたいという気持ちは、経験ではどうにもなりません。

そして、これらがセールス時の言葉に迫力を持たせ、契約へと結びつくのです。

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つづいて、営業で実績を上げる方法です。必要なのは、「諦めない心の強さ」です。

自分の成功だけを目的にするとやる気が長続きせず、気持ちが折れてしまいがちですが、自分以外の何かに貢献しよう、と考えると地道な努力を続けられるものです。

この言葉は、リクルートで育児をしながら仕事をして数々の賞を受賞し、独立後は女性営業職の人材育成に携わり、延べ50000人以上を支援してきた太田彩子氏のものです。

営業の仕事を始めたのであれば、すぐに分かったと思いますが、1回の営業ですぐに成果が出ることは極めて稀です。

いくら情熱を持って営業をしていても、人間には調子がいいときも悪いときもあります。結果が出ないときは、やる気が落ちてしまうこともあるものです。そうしたときに、自分の営業実績だけを考えて行動する人は、なかなか努力が続きません。

では、逆にどんな逆境のときでも、行動や努力が継続する人とは、どんな人でしょうか。

それは、「自分以外の誰かのために頑張っている人」です。

お客様の事業の成長に貢献したいという純粋な気持ちで仕事をしていれば、何度断られても、どうしても伝えたいという気持ちが続くはずです。

また、チームのためという気持ちが、モチベーションになると、簡単に諦めることはできなくなります。

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そうはいっても、あまりにも成果が出ない期間が続くと、さすがに心が折れそうになるでしょう。そんなときに備えて、「成功曲線」というものを知っておいてください。

物事は、最初は成果が上がらなくて当たり前です。しかし、それに向かって努力を重ねていくうちに、ある時点から急激に達成に向かいます。成功している人は、この曲線の存在に気づいています。

この言葉は、経営コンサルタントとして、成功哲学、売れる仕組みづくり、成長のための組織づくりなどをテーマに、企業規模を問わず幅広いコンサルティング活動を行っている石原明氏の「成功曲線」の解説です。

たとえば、英会話の勉強やピアノの練習を思い浮かべてみてください。最初は単語や楽譜の読み方から始まり、いくらレッスンをしても上達のスピードは遅いはずです。ところが、定期的にステップを踏んでレッスンを重ねることで、ある日突然、ブレークスルーのように、一気に上達する瞬間が訪れます。ブレークスルーとは、次元の違うレベルに一気に引き上がる現象のことです。

「急に英語が聞き取れるようになった」という英語学習者は多くいますし、「弾けなかったピアノ曲が突然、弾けるようになった」という子どももたくさんいます。

実は、営業実績も同じようなところがあって、最初は努力に見合った成果がなかなか出ないのが普通です。

でも、実績が出始めると、営業スキルの向上や契約者からの紹介が増えるなど、一気に営業実績が上がるブレークスルーのタイミングが来るものです。世の中の成功者は、皆このように、ある時から一気に目標が達成されるという「成功曲線」を描いているのです。

この仕組みが分かっていると、成果の出ない時期が続いても、何とか諦めずに努力が続けられるものです。

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働く意味、仕事のやりがいが分からない。

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❝毎日何となく仕事をする中で、そもそも「働く意味」が分からなくなってしまいました。現在の仕事について、やりがいや働く意義が感じられません。❞

社会人となり、組織に入って働き始めてから、改めて「働く意味」や「仕事のやりがい」について考えることは、とても意義あることです。

私にも、働き始めてから「働く意味」について悩み、考えた経験があるので、あなたの気持ちはよく分かります。また、多くの人が同じように悩んでいるものです。

しかしながら、「働く意味」や「仕事のやりがい」について、誰にでもあてはまる正しい答えはありません。むしろ、みんな常にそれを考えながら働いている、と言ってもいいでしょう。

でも、そう言ってしまっては元も子もありませんので、私や私が指導した部下の経験から、「こう考えればよいのでは」というヒントになる「考え方」を紹介します。

自分の能力を活かせていないとき、自分の興味とかけ離れた業務をしているとき、自分の価値観と異なる仕事をしているときに、人は仕事が面白くないという実感を持つ

これは、ライター兼キャリアカウンセラーの戸田智弘氏の言葉です。まず、仕事とは、自分自身を表現するもの、という考え方です。つまり、自分の力が発揮できること、関心を持って取り組んでいること、正しい価値を認めていることが仕事なのです。

たとえば、あなたが自動車のセールスをしているとしましょう。自社の車の良さをお客様にきちんと伝えることが、「能力の発揮」になります。

また、あなたは車に興味があり、また販売の仕事も好きであれば、「関心のある」仕事です。

さらに、自社の車を広めることが世の中の役に立ち、社会的に意義があると確信できているなら、「あなたの価値観に合う」仕事になります。

理想的には、こういう仕事がいいですよね。

でも、必ずしも最初から、すべて納得できる仕事ばかりではないでしょう。そのようなときは、働きながら、「働く意味」を自問し続けると、覚悟を決めることです。

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おわりに
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 今回ご紹介した本書の要点をまとめると以下のようになります。

❶ 分かりやすい文章を短時間で書くには?
大切なポイントは、「論理展開をしっかり組み立てる」、「一文を短くする」、「できるだけ改行する」、「書く前の準備をしっかりする」 以上の4点です。リズムのいい文章は、なぜ違和感なくスラスラ読めるのでしょうか?その答えは、支離滅裂なところがないからです。論理の軸がバッチリ定まっていて、論をうまく展開できている文章が分かりやすい文章と言えます。
❷ 営業で結果を出すには?
営業で実績を上げるために必要なのは「諦めない心の強さ」です。逆境のときでも、行動や努力が継続する人とは、どんな人でしょうか?それは、「自分以外の誰かのために頑張っている人」です。お客様の事業の成長に貢献したいという純粋な気持ちで仕事をしていれば、何度断られても、どうしても伝えたいという気持ちが続くはずです。また、自分のチームのためという気持ちがモチベーションになると、簡単に諦めることはできなくなります。
❸ 働く意味、仕事のやりがいが分からない。
自分の能力を活かせていないとき、自分の興味とかけ離れた業務をしているとき、自分の価値観と異なる仕事をしているときに、人は仕事が面白くないという実感を持ちます。仕事とは、自分自身を表現するものです。つまり、自分の力が発揮できること、関心を持って取り組んでいること、正しい価値を認めていることが本当の仕事なのです。

※上記文章は株式会社キノブックス『 入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました 』より一部抜粋しています。


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