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小学生の私、死への恐怖と眠れない恐怖に怯えた毎日
眠れない、、眠れない、、頭の中で連呼する毎日でした。
高一の今の私、よく小学校の自分を思い出して心の中で小学生の自分の頭を
「頑張ったね」
って言いながら優しく撫でています。
小学生の時、私は眠れませんでした。眠れないってよくあることじゃん?って思う人もいるでしょう。でも私はすごく怖かったのを覚えてます。
ある日、パッと浮かび上がった死への恐怖。真っ暗なのかな、、虚無とはどんな感じなのだろう、とても寂しいだろうな。情報が少ない暗闇の中私の脳はだんだん冴えていきます。そんな長くいつ終わるかわからない途方のない時間。
目が覚めて起きると寝れた安堵感と同時にまだすごく眠たくて学校に行きたくない絶望感。そんな毎日に痺れを切らして
「死ぬのが怖い」
私は夜の寝る時間が辛くて母に助けを求めました。
しかし母はただ「あなたはまだ死なないよ」って繰り返すだけです。
私の恐怖は拭われないまま3ヶ月ほど、苦しみの連続にいました。
夜ご飯、家族団欒の場、私はテレビを見てました。そのテレビの内容は病気に関してのドキュメンタリー。その病気は幼い頃の記憶で曖昧ですが、唾液を飲み込んで死んでしまうような内容だった気がします。
それを真剣に見てた私は
もしかして私もこれになって死ぬんじゃ、、、
根拠のない不安に侵され始めました。
寝る時、、そのテレビの内容を思い出しいます。すると唾液が怖くて飲み込めない。
私ってどうやって唾液を飲み込んでたっけ….口の中が気持ち悪い。
考えるうちに口いっぱいに溢れそうになる唾液、私はティッシュに吐き出しました。その繰り返しをしているうちに時計を見ると夜中の2時、まだ小学校二年生程度の私。こんなに遅くまで起きていることは今までありませんでした。
明日は学校、寝坊すると、ママから怒られる。
時間が経過するごとに焦ってきます。
そんな中頑張って寝ても小学生の私は4時間睡眠ほどで起きれるわけはありませんでした。
そんな毎日を繰り返して、苦しかった。でも相談できませんでした。
テレビの内容が怖くて眠れないなんて、、お化けが怖くて泣き出してしいまう小さい子供みたいじゃないかってとても恥ずかしかったです。
嬉しいことに時間と共に思い出す頻度が減ってきます。でも時々突然思い出して、自分の脳に絶望しました。やっと小4ぐらいにはほとんど怖さは無くなったました。
高校生になって自分の過去と向き合うことが多くなり気になり始め、母に伝えたことがあります。母も気になってたらしいですが、
放っておけば治ると思っていたそうです。
この頃を思い出して検索欄に数回打ち込み検索しました。すると思いの外、
死ぬのが怖くて眠れない経験は多くの人が通るものらしいです。
でも私の場合、大人に相談できず、長引いて遅刻が増え今もたくさんの後悔があります。
今、このことを振り返る。今の大人への準備期間に入った私は死への恐怖なんてほとんど感じなく、死への危険なんてない。いつの間にか60歳までは多分絶対生きてるだろうなと根拠がないのに思ってる。
大人になるにつれ”死”を軽視している節がある。
子供はまだ未熟だ、”死”という概念に触れてまだ浅く、大人には思いもつかないような考えを持っている。我々の方が子供より長く生きてるから知識的に優れて子供のことはわかるという無意識下の考えが、子供の不安を無視してしまう。
子供はには全く大人とは違う世界があって想像もつかない価値観を持っている。
子供と触れ合う時は常にこの考えを心に据えたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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