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浮つきが止まらない小学5年生の長男とSNSの関わり

小学5年生になった長男。委員会では保健委員の副院長に、課外活動では将棋部を新設し部長になり…いろいろと出来る事が増えてきた。

世界も徐々に広がり、親に黙ってルール違反をする事も増えてきた。
なかなか難しい年ごろ。
新年度がはじまってまだ2か月も経ってないのに、SNSの利用で大騒動があったので、それについて記しておこうと思う。

知らない子とのSNS

GWで北陸をまわってた時、やたらとスマホを気にしてる長男の様子をみてた妻が「あの子、LINEで知らない人とやり取りしてるみたいよ」と。
そこで長男を呼び
「キミが適切でない使い方をしてるならパパたちはそれを見過ごせないよ」
と、伝えた。
そうしたら、オープンチャットで知らない子たちといろんな不満を共有したり気晴らしを楽しんでいた事をポツリポツリと話し始めた。
「学校のSNSのルールは見ず知らずの人とのやり取りを禁じてるよね。それを何度も言われたよね?」と彼に伝えが。彼は泣きながら、親の目の前でオープンチャットを削除した(最後にコメントするならそれは構わないと伝え、最後の挨拶をしたようだった)

ところが…数日後、長男の様子を気にしてた妻から「まだLINEで同じ子とやり取りしてるぽいよ」と言われる。その直後、長男のPCでも塾の結果を見れるように設定しようとしたらLINEの画面が見えて、長男を呼び出し事情を聞く。
事情を聞くといっても、もう一目瞭然なんだけどね。

実はPCのLINEなら年齢制限の確認せずにオープンチャットが出来る(子供たちはそういう情報をよく知ってる)。
こうなるとPCを与える事すら見直さなければいけなくなってくる。

頭が痛いことが増えてきた。
とりあえず、キャリアに問い合わせて、利用者の名義を変更した(僕の名義になっていたのを子供の名義に変更)。そうしないと年齢確認が大人の年齢になってしまうのだ。そのために書類を準備して・・・あぁ、面倒だ。

いつからなら自由にSNSが出来るの!と長男は泣いた

長男の叫びに対し、僕は冷たく言い放った。
「隠れてコソコソやった挙句に開き直るの?」と。
もし、これが勝手に始めるのではなく、最初に相談があれば・・・「LINEのオープンチャットってのをやりたいんだけど・・・」と相談を受ければ対応も変わっただろう。
まぁ、それでも、学校のルールを逸脱した利用を我が家として認めるわけにはいかないのだけど(オープンチャットはなかなか難しい気がするよ)

この後、塾のグループを作る是非でひと悶着あったりしたのだけど、とにかく長男の心が揺さぶられているのは傍目にもよく分かった。
ほかにも、深夜12時前後に部屋で隠れて漫画を読んでて朝おきれなかったり散々な事が続いてた。

そんな状態で模試を受けていい結果になるはずもなく。過去最低の偏差値33.6を叩き出す体たらく(せっかく塾の先生から「もう少しで最上位クラスだよ!」と応援もされてたのに!!)
これには本人もショックを隠し切れない様子で、僕が「ここんところ1つ1つの浮ついた感じが、いろいろと繋がってるね」と言っても言い返す気力もない感じ。

このままだと、浮上できなくなる不安

ただ、この状況、放置しておくと長男が悪循環に陥る事が目に見えてる
自分のやりたい事ができない不満、予想を大幅にこえた成績のダウン、夜中かくれてコソコソしてるせいで生活リズムが崩れて、落ち着きが無くなってく・・・

そうなるのは本意ではないので長男と話した。

SNSについては、いくつか妥協した(塾のような実際あった事のある人とのグループは許可する。できることなら他の子も親にきちんと承諾を取ってる事が望ましいのだけど・・・)
塾とか忙しくてマンガを読んでる暇すらないというなら、「いつまでに寝るから」と、時間を決めて読む分にはOKした(と言っても外食に出かけた日とか料理来るまで僕の電子書籍で漫画たくさん読んでるはずなんだけど)
時々、心が落ち着かない時は、発熱や胃炎と同じように不調があるという事で学校を休んで整えていこう、と話をした。

それでも上手くいくか分からない。
子育ては本当に分からない。
むしろ、今後もっといろいろ問題が出てくるんだと思う。
それに対しては、ひとつひとつ、家族でしっかり話し合いを続けていくしかない

最後に~子供が笑って使えるSNSがあればいいんだけど・・・

子供を育てる上で、自分が子供だった時はどう思ったか、というのは常に気を付けてる。とはいえ、子供の時に無かったものが沢山ある。

スマホもそうだし、SNSもそうだ。見ず知らずの人とのLINEはトラブルが0ではない。極力トラブルから遠ざかろうとするのは親心だろう。
一方、子供にだって自由にSNSを使って、いろんな人との交流を学んでほしいとも思う。ただ、その子供のコミュニティの中に隠れて変質的な大人が入り込んでくるからタチが悪い。出来る事なら子供だけで遊べる事が保証できるSNSがあってもいいと思う(塾や通信講座などの提供側がそういう場を与えてくれたら最高なんだけども)

学校の友達と電話番号を交換することも増えた。その都度、報告はしてくれる。アップルウォッチの機能だけでは足らず、スマホを触る時間が少しずつふえてきてる(あまりにも長時間つかうようなら親が管理せざるを得なくなってくだろう)

自分が子供の時には無かったものだから、どうしていいのか分からないけど、出来る事なら楽しく安心して使えるものであってほしいと思うが、いろいろやらかした長男を、簡単に信用しきれない自分もいる。

信用を得るのは難しく、失うのは一瞬

何度も彼にそう伝えてきた。
いつか大切な人に信じてもらえなくなる痛みを味合わないと響かないのだろうか。願わくば、その痛みが事件や事故に巻き込まれるようなものでない事を親としては祈りながら、口うるさく言い続けていくのだろうな、と思う。

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