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ミュージカル作品紹介vol.19/プロデューサーズ

ハッピーバースデートゥーミー!!!

ということで本日誕生日を迎えました。今年は何故か去年よりも沢山の人、しかも連絡を取るのが久しぶりな人からもご連絡いただき、本当に有り難い限りです。

そして全国的に感染者増えてきてますね、、東京は534人、今日時点で史上最多人数。もうここまで来ると家から一歩も出ないしか感染しない方法は無いんじゃないかとも思ってしまう。。けど、そんなの無理なわけで。。在宅勤務を今後も大いに活用させてもらおうと思います。

さて、今回も前回に引き続きミュージカル紹介です。紹介する作品は『プロデューサーズ』。トニー賞の最優秀賞も取ったことがあるこの作品。現在東急シアターオーブで公演中。

実は先日大野拓朗さんver.を観てきて、本日は吉沢亮さんver.を観て、というように両キャスト制覇してきました。その感想も合わせてお伝えします!まずはストーリー!


かつてヒット作を生んだブロードウェイのプロデューサーであるマックスは、今は落ちぶれて破産寸前。マックスのもとを訪れた気の弱い会計士のレオが帳簿を調べると、舞台が成功するより失敗したほうが利益を生むことに気づく。マックスは、わざと舞台を失敗させ、資金をだまし取るという詐欺を思いつき、レオを巻き込んで、最悪のシナリオ、最悪のスタッフ、最悪のキャストを集めて、大失敗作を作り上げようと計画する。
お金持ちのホールドミー・タッチミーを言いくるめ資金を調達。ヒトラーをこよなく愛するフランツが書いた『ヒトラーの春』というハチャメチャな脚本に、最低の演出家であるロジャーとその助手カルメンのゲイ・カップル、主演女優には英語が話せない女優志望のウーラを迎え、舞台は大コケ間違いなしと思われたのだが——。
(公式HPより引用https://www.tohostage.com/producers/story.html)

おすすめポイントは以下の通り!

①くっっだらないストーリー

ストーリーを読んでいただければお分かりかと思うが、もう完全なるコメディ作品。下品、下劣、下ネタ満載。だけどそれが結局面白い。

作中で出てくる『ヒトラーの春』が劇中で披露されるのだけれど、「結局どんな話だった?」と聞かれても全く上手く答えられない。良いように言えばそれだけ頭を空っぽにして観ることが出来る。

でも、この『プロデューサーズ』という作品を通して観ると、何だか最後はほっこりしている自分がいることに気付く。ラストにかけてドタバタと駆け巡る展開には目が離せない。

ただただ楽しく観れる作品なのでコメディ好きな方にはかなりオススメ。

②ブロードウェイの世界観

これ私の個人的な好みなんだけど、クレイジーフォーユーもそうで、ブロードウェイのネオンにタキシード、ピンク色を基調とした女性ダンサーたちの煌びやかな衣装。これが揃うととにかくワクワクする。そして踊られるのは決まってタップダンス。見てて飽きない。

そりゃそうでしょって話なのかもしれないんだけど、ブロードウェイ作品になってくると日本版であっても世界観を出来る限り壊さずに舞台美術を揃えてくれるので、まるで日本ではなく海外で観劇しているような錯覚が起きる。

あ、ウーラの衣装がとにかく可愛くて素敵なので要チェックです!


…ってなわけで前回同様おすすめポイントは少なめなんだけども、思わず口ずさんでしまうくらいポップな曲ばかりでとにかく楽しく観られるミュージカル。

で、日本版の感想に移るんですけど、もう井上芳雄さんの無駄遣い!でも彼がいるからこそただのおふざけにならないで済んでる感じがするから、やっぱり流石だなぁと感じました。

大野拓朗さん!初日に拝見しましたが文句なしの王道ミュージカル俳優さん。「I wanna be a producer」の曲とか見応えしかなかった。身長が高いこともあり、舞台映えもするし身のこなしも素敵。今後も期待!

吉沢亮さん!初めてのミュージカルにしてはお上手だったと思いました。演技の部分はすごく自然なんだけど、歌とダンスが入ってしまった時の力の入り具合、一生懸命具合がちょっと気になったかな程度。ていうか何より眼福。お顔見れて幸せでした。

木南晴夏さん。いや、え、?うま!!!完全完璧なウーラでした。彼女が出てくるとワクワクが止まらなかったし、安心して観れて本当に素敵な女優さん。今後の活躍がますます楽しみ!

そして最後に福田雄一さん演出について。

正直ミュージカル界では福田雄一さんはあまり良い評判を聞かないんだけど、今回に関しては私はめちゃくちゃ評価高いです。佐藤二朗さんを中心としたアドリブについて、あれを許容していることこそ福田雄一演出らしさだと思ってて、それが私は結構好きなんだけども。

「プロデューサーズという作品」を観に行っているのか、「福田雄一演出のプロデューサーズ」を観に行ってるのかの違いで佐藤二朗さんのアドリブの受け止め方が変わってくるっぽい。

私は後者だから「出た出たいつものやつ〜!」ってケラケラ笑ってたんだけど、友人は前者だから「世界観を壊す」と言って激怒してた。とはいえ今日佐藤二朗さんが「一部の人からこのアドリブをあまり良く思わないご意見が出ている」ということを舞台上でおっしゃってて、ご本人に伝わる形はちょっと失礼だなぁファンよ、、と思ってしまった。気にしないで貫いてくれ、佐藤二朗さん!!!!

私としてもまた新たな1年が始まりました。色々と頑張るぞー!!!

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