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逃げるは恥だが役に立つ。けど、逃げた後の罪悪感はずっと纏わりついてくる。

これまでの人生、嫌だと思うことから逃げる癖がついている。ひとつのものから逃げてしまうと、その罪悪感が尾を引いて、人間関係もダメにしてしまう。そして、その関係者に会いたくなくなり、自分の中で勝手に「あの人からはよく思われていない」とレッテルを貼る。つまり自分から壁を作るのだ。そうやって、人あのことから逃げることで自分の前に薄い壁を作り、逃げ続けることでその壁を厚く大きくする。

いつまでも、自分は信用されず、逃げる奴だと思われる人生だ。と思うことになる。さらに、より真面目で、逃げてこなかった人が一度でも逃げたとしてしまうと、その一度が色濃く残り、いつまでもいつまでも引きずってしまうこともある。でも、それは捉えようで、あの時逃げたからこんな経験ができた、こんな考え方ができるようになった、そんなふうに、選んだ道で、様々な発見がある。逃げずに、そのままずっと向き合えば、得られるものはたしかに大きい。でも、そこで諦めて、逃げたという事実を受け入れることで、気づかなかった事に気づき、同じような境遇で迷っている人の気持ちに寄り添うことができたりする。

だから、これからの人生、嫌だと思ったことでも、初めから嫌だからやらないとするのではなく、取り組んでみてその上で吟味し、これからどうするか決める。
自分の人生では、自分ルールを決めておくことにしよう。そうすることで迷わず、自分の道を生きることが出来る。難しい判断を迫られる時や、こんな時はどうしようと悩んでしまう時、自分で決めたルールに則って決めれば良いのだ。そうすれば、情に流されない。

こういう時はこうする。というように、時分ルールを作る。

前の職場に務めていた時のこと。ひとつのことから逃げて、それに後ろめたさを毎日感じて、きっと自分は、あの時逃げたから周りから悪く言われているに違いない、そう思ってしまった。生憎、自分の性格上切り替えがなかなか出来ず、自分はだめなやつ、と毎日言い続ける日々。それに耐えられず、この現状をリセットしたい。その一心だったな。そんな日々は、間違いなく自分のくせとなり、また繰り返してしまう。次の職場へ行ったとしても、また同じような状況になり、そこできっと同じような理由で逃げてしまうと思う。そのひとつの逃げからまた他の部分へ広がっていき、また環境を変えたいと思うようになってしまう。では、この瞬間から変えていかなくては行けない。また逃げ出してしまいそうな未来が想像できるのなら、今から変えていけばいい。ひとつのことから逃げたら、どんどん拡がっていくということを知っているのだから、逃げずにまず取り組んでみればいい。その取り組みは、マイナスに捉えるのではなく、取り組むことによって、こんな発見や気づき、成長がある。そんなことを意識して取り組む。その連続だ。

逃げたい時は必ずある。すべてのことがこわくなって、逃げたい。
でもそんな時は、「こわい」という感情がどれほどの大きさなのかが把握出来ていない場合が多い。簡単にいうと「こわいレベル」。その都度、目の前に現れた課題は、こわいレベルいくつなのか?それを自分に問う。そうすることで、全てがこわい、というシンプルな感情ではなく、このこわさはあのこわさからしたら大した事ない。というように、心を整えてくれる。

いつだって笑っていられる人でありたい。その方が、一緒にいる人も幸せだと思うから。
怒りっぽくなる時もある。人間だから仕方ないという言葉で片ずけるのは、少しもったいない。心に余裕がないからなんだと思う。考え事が多かったり、なかなか解決できない悩み事があったり。未来のことを考えてしまい、不安になっていたり。そんなふうに、心に余裕がないときに、ちょっとした事でカッとなってしまうのだ。

逃げるは恥だが役に立つ。
逃げるのは全然恥だと思わないし、逃げ出すには、相当な勇気が必要だ。真っ直ぐな人ほど。ただ、「逃げてはいけない」「逃げてもいい」の話しではなく、どの場合は逃げるのか、向き合うのか、状況によって判断すること。そして、ひとつのことから逃げ出した後、色んな人の顔が浮かぶはずだ。その瞬間に、どうすれば良かったのかと何度も考えると思う。そこで沢山考えて考えて考えた時間と、もしそこでなにかに気づけたのなら、それは本当に意味のあるものになると思う。

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