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留学を成功させるには。

留学のメリットと現実

僕の大学、青山学院大学の地球社会共生学部は留学が必須であり、全生徒がタイかマレーシアの大学に留学をする。僕も今年の1月から3月の終わりまでタイに留学をした。(コロナのため当初より早めの帰国)。
帰ってきて思ったこと。それは僕の留学は私的には大成功だったということだ。

何故そう思えたのか。

まず海外留学の一番のメリットは

「日本で学べないことを学べること」

であると思っている。
どんな形であれどんなモノであれ、それが多ければ多いほど深ければ深いほどそれが得られれば留学はして良かったといえるし、それは成功であると思う。

これは留学をすれば得られるもんでしょ。と思うかもしれない。
だが現実のよくある留学のパターンはこういうものだ。

大抵の学生
出国→日本の大学の友人と同じ留学先の大学に通う→基本的にその友人たちとずっと生活を共にする→たまにその友人とその国の旅行→帰国

これが現実だ。大半の留学した学生の話を聞き、そしてインスタ等で写真を見ればよく分かるだろう。日本人の友達との時間は8割ほど。それ以外の時間が他国の人というのが正直なところだ。

これはもはや「長期海外修学旅行」といっても過言ではない。
面白かった。楽しかった。キレイだった。で大半は終わりであり、他得られたものは日本でも学べるようなことであったりしてしまう。

僕はこれが絶対に嫌だった。
漫然と生きていたら大半な人と変わらない生活を送ってしまう。
「日本で学べないことを学ぶ」ためにはどうすればいいのか。
僕なりに考えた結果以下の二つに辿り着いた。
それは

日本人とはつるまない

・外国人とはつるみまくる。

というものだ。
そしてこの二つだけは絶対守る。と決めたので自分なりに工夫をして過ごした。

僕の留学生活

結果から話そう。
僕の留学生活はこのようになった。

・日本の同じ大学生と共に食事をしたのは初日の夜のみ。
・留学先の大学の部活(ムエタイ)に特別に留学生枠を作ってもらい、唯一の日本人(他全てタイの学生)として参加。
・部活以外で大半の時間を一緒に過ごしていたのはヨーロッパから来た留学生の仲間であり、アジア人は僕だけだった。

時間でいうなら
ヨーロッパの友人との時間4割 タイの友人4割 自分の時間1.5割 その他0.5割
のような割合であっただろう。

この生活から
タイの留学をしていたが、タイの文化は学べた上にヨーロッパの文化も学べることができ
英語が上達した上に日常で学ぶタイ語も学べた。そして
日本に帰ったが、今現在もタイの友人と、またヨーロッパの友人とは仲良く連絡をしている。一生の友人ができた

日本で学べない、日本人の知らないことを僕は多く学び経験した留学だった。  そのため留学は成功した、と自負している。

(上、ムエタイのチームメイト(タイの友人)と僕。
下、留学生のヨーロッパの友人と僕。)

今回は留学の成功の元である日本人とはつるまず、外国人とはつるみまくる方法を僕の工夫を元にお伝えしよう。


日本の大学生が沢山いる中で、日本人と群れず、外国人と遊び、仲良くできる方法。

〜日本人と群れない方法〜

その1 仲良い友人と同じ留学先に行かない。
日本で仲良くしている人と同じ留学先となるとなかなか別の行動をするのは困難だろう。ここは心を鬼に。

その2 同じ科目を取らない!!
日本人と同じ科目を取ると必然と日本人と接する機会が増えてしまう。いかに接しないかが成功するかどうかにかかってるので、周りが何の科目を取るのかでなく自分が何の科目を取るのかを考える。

その3 自分で宣言する。
日本人は誘われていないと可哀想だから誘おうかなという流れで、日本の友人が企画したものを誘ってくることが多い。とてもありがたいことだが、ここははっきり言おう。「僕は留学先では日本人と遊ぶことはしない。すまん。」と。ある程度遊ばないスタンスをとれば誘いもなくなるはずだ笑。

〜外国人と仲良くなるには〜

その1  笑顔
まずは自然な笑顔!!これは基本であり、一番大事である。笑顔がない人は気難しい人に見える。そういう人には仲良くなりたいとは思わないだろう。逆に笑顔があれば良い人そうにも見えるし、話してみようとも思える。

その2  構えるな。恐れるな。
外国人の見た目は縦にも横にも大きいことが多い。そういう人が固まっていると日本人はついつい構えてしまい、受け身になってしまう。
結果、彼らが話す機会を与えてくれたら話そうかなと思う。
結局は人種で固まり、アジア人の私が入る余地は無いな。とも思いがちだ。

これ、、、完全に想像の範疇でしかない。
日本に住んでいるとどうも外国人と触れ合う機会も少なければ友達も少ないためにこのように考えてしまう。だが例えば西欧ではどうだろう。多くの人種が入り混じっている。そのため彼らには人種や見た目でという括りで判断しようとは考えていない。そのためアジア人でも何のこともなく受け入れてくれるのである。
だから、自分がその場に入り込めば見た目の相違から覚えてもらいやすいじゃん!!とプラスに考えて自信を持って入り込むことが大事!! 
構えちゃいけない。恐れちゃいけない。

その3  脈絡?言語能力?関係ない。とりあえず話せ!
日本人だからその場の空気を気にして話すタイミングを考えたりするだろう。また英語あんまり喋れないからちょっと止めとこうかな。。みたいなことも考えてしまう。
そんなもの考えちゃいけない。場の流れなどない。何でもいい。
とりあえず話す!!!
Heyyyyyy!!」とまずは言っちゃう!!!
そしたらもう自分の話のターンになる。そしてその場の勢いでズカズカ話す。こういう積極的姿勢が仲良くなれることにつながる。

その4  敢えて外国人がいる、集まっているところに入りに行く。
自由席となったら、話したい人間のところにしれっと座る。すると話せる機会が自動的に作れる。あとはお決まりの「Heyyyyyy!!」で話しかけよう。

その5 名前を覚えろ!
日本人からしたら馴染みのない名前が多いので、覚えずらいことは多い。沢山の友人ができると尚更だ。だが自分の名前を覚えられたら嬉しいものであり、仲も深くなる。そこで私は名前を聞いたら必ずメモをして次回会った時には必ず名前を呼べるようにしていた。    

その6  なんでも参加!
留学すると留学生の交流会というものが最初に行われることが多い。全部顔出すこと!
例えば 自分とは違う学部の人たちのお食事会というのがあったが、私は関係なしに参加していた笑。
お前違うじゃん!と言われたが、「ご飯食べたいから来たんだ!!」といったら面白いやつ認定されて仲良くなれた。
そんな感じで交流があるようなものにはがめつく参加!!
それで話をしたい人間のところに行く!! 場合によってはチームグループ分けというのがあるかも知れないが、「分からなかった。笑」として話したい人間のチームに参加する!でひたすら話す!!
他のイベントも仲良くなれる格好の手段としてとりあえず参加!!

その7  テンションは常に高く!
笑顔にも通じることだが、エネルギッシュで何でもやろうぜ!!みたいなバカくらいの人間の方が「面白い」認定されて仲良くなれ、色んな企画に誘ってくれる。タイのムエタイのチームメイトにはテンションの高さから仲良くなれたと思っている。

その8  body languageを使え。
意外と盲点。日本人は話すときは口しか使わないが、土地が変われば身体全身で話しの内容を伝える、コミニュケーションを伝える。そっちの方が言葉に重みと理解が生まれるのである。話しているときは口だけでなく身振り手振りを使って話すように心がけてみよう。あとは言語の通じない人間でもbody languageさえあれば案外やっていけたりする。ムエタイのチームメイトはタイ語しか話せない人ばかりだったので使っていたのはこのbody languageだった。

その9 顔芸 オーバーなリアクション
世界共通である。何かの反応というものは皆楽しみにするし、それがあるからコミニケーションが成り立つこともある。基本的に日本人というのは反応が薄いことが多いのでオーバーなリアクションを心がけると丁度良かったりする。
オーバーすぎるリアクションは尚良し! !
日本だと煙たがれるが、海外では面白がられることが多いからだ。

 

次に海外留学に行く前に予めやっといた方がいいことをお伝えする。

留学行く前に事前にやっといた方がいいこと

・ スポーツをしておく、知っておく
スポーツをしようぜ!という誘いは必ず来る。例えばヨーロッパはサッカー大国だ。サッカーの知識やサッカーが出来ると仲良くなれる。他にもタイの大学の柔道部の人とは僕が柔道の有段者だったために仲よくなれたり、コーナーマクレガーの復活試合を皆で見たときは喜びを分かち合えたりした。

・ 筋トレをしておく
日本人の描く西洋人の見た目のイメージ。「ガタイが良い」では無いだろうか。正にそうである。彼らは体格が良い。身長もあるがそれに合わせて筋肉もついているからだ。というのも彼ら西洋の人は「鍛える」ということが日常の生活の一部になっている。そのため、西洋の人と共に暮らしていると誘いが来る。
「Let`s exercise!」と。
そしてこのトレーニングがまた中々ハードである。なのでこれに耐えられるような身体作り、誘われてもOkey!と言えるようになると仲よくなれること間違いない。
上述したことの補足にもなるが、自分がガタイが良いとガタイのいい外国人にあっても恐れることも減るのでいいこと尽くしである。

・ 洋楽を知る
音楽が好きな人はどの国でも多い。そしてこういう世の中、流行っている洋楽や人気の洋楽はどの国の人も聞いているのである。クラブや飲み屋に行くと音楽はガンガンに流れている。外国の人はノリが良いから歌い出すし、踊り出す。このノリについていけないとちょっと気まずくなるし、逆にこのノリにガシガシついていけたらもう最高の遊び仲間としての扱いをされるだろう!
洋楽はまずは今流行りのノリのいいもの→ジャンル関係なく今流行りのもの→時代関係なくノリのいいもの→ジャンルも時代も関係なく有名なもの、と詰めていくのがオススメ。
ちなみに僕は音楽が好きな人間で基本的にどんなものも知っていたので、パーティや遊び、クラブに行く時には必ず呼ばれるメンバーになっていた笑。

・ ある程度お酒に耐えれる身体にしておく
一定の年齢になるとお酒を汲み合う機会が増える。一緒に飲み楽しい時間を過ごすと仲も深まる。外国の人によっては日本人からしたら想像もつかないほど飲んだりする。そのため、留学する前に沢山飲めなくても自分なりの飲み方は知った方がいい。でないと大変な目に合うだろう。また各国のお酒というものはどの国のどの世代の人も興味を持ってくれる。SAKE(日本酒)は世界でも美味しいと言われ、飲んでみたい人も多い。そういう事前の知識があったために日本酒を持ってきて振る舞った時には本当に楽しい時間を過ごせた。

・ 遊びを知っておく
皆でどこか楽しみたいとなったらレストランはもちろん、他にはバーに行ったり、クラブに行くことが多い。もしそういうところに行った事がない、知らないなら行くことに自体に恐縮してしまったり、行ったところで周りに気を使わせてしまうことになるだろう。そのため、事前にバーとはどういうものか、またそこに例えばダーツやビリヤードがあったらどういうものでどうしたら上手いこといくのか、クラブはどういうところで、何をしたら場に適した行動が取れるのか、を知っておくことは大事であるし、知らないとそういう場に行っても十分に楽しめないだろう。遊びを事前に知っておこう。

・ 旅をしておく
上述した、構えないでフレンドリーに外国の人と仲良くなれる力は一人旅で備わったと思っている。というのも、旅はそういうことをしないと過ごすことの出来ない環境に陥るからだ。だから必然とコミュニケーションの力と対応力は養成される。それが今回の留学の経験に活きてきたのだろう。旅については以前書いた記事を参考に。


・ 日本について知っておく
留学に行って自分の国や自分のこと、自分の住んでいる場所について聞かれて「私は何も知らない」ということに気づいた。ということはとてもよく聞く。
何故なら、
「Where are you from?
                              ----Japan.」 と答えている時点でもう自分は日本代表でそこにいる訳であり、
「日本については私に聞いてね!」と言ってるようなものだからだ。
さらには海外からしたら不思議でユニークなアジアの国。質問しない訳ないだろう。だから外国人と過ごしていると質問攻めだ。タイの人は日本が好きということもあり尚更である。そういう状態に立った時にどれほど話せるのか。
日本について聞かれて、知らないです。と答えるものほど恥ずかしものはない。

最後に

海外留学。色々なスタイルはあると思う。勉強をひたすらするもこともいいと思う。
ただ海外留学をするのなら、やはりその土地の学生、そこに留学をしにきている学生と交流をし、一生の思い出と一生の友人を作ることはとてもオススメである。座学では学べないことがそこにはあるからだ。
 

これから留学をする方が素晴らしい経験ができることを願って。

ここに筆を置く。

Keitaro

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