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聞く と 聴く

聞くと聴くの違い

相手の話を聞く
自分の視点で聞いている状態。
自分の思考で考えている状態。

相手の話を聴く
相手の視点で聞いている状態。
相手の思考を受け入れている状態。

視点が、自分にあるか、相手にあるか。
思考が、自分にあるか、相手にあるか。

簡単だけど、大違い。
僕が聴く人でありたいと強く願っている。

聞く人

自分が第一優先になっている。
決して悪いことではないし、
聞かない人より100倍マシ。

だけど、本当の意味で
相手の思いを聞くことは
聞く人には難しい。

やっぱり自分が先になってしまうと、
相手は身構えてしまう。
「否定されるんじゃないか・・」って。

心理的安全性って
否定されない環境づくりにあると思う。
だから安心感が出て率直な意見が出る。
だから成果が上がる。
ここまで引き上げていかないと。

聴く人

相手が第一優先。自分は第二。
相手の頭の中を理解しようとする。
相手の話に共感しようとする。

「そうなんだね、大変だったね。」
「気持ちがとってもわかるよ。」
「なるほど!すごいじゃん。」

こんな言葉が先に来る。
間違っても、
「いや、それは・・・」
「違う。」
「わからない。」
という否定の言葉からは入らない。

だから相手が心を開いてくれる

だけど、これも単なる
テクニックとしてやっていると、
これまた相手にバレてしまう。
言葉だけなんだろうなって。

なんて難しいんだろう。

聴くチカラ

ここでその人の真価が発揮される。
その人の相手に共感する力が試される。

では、相手に寄り添い共感するために
必要なものとはなんなのだろうか。

それは、「体験」だと思う。

さらに深堀りすれば
失敗を乗り越えた体験なんだろう。

もし自分が足の骨を折って痛い思いをした。
大事な大会に出られなかった。
そんな体験があったら、
怪我をして悩んでいる人に寄り添うことができる。
大事な場面で失敗してしまった苦悩を
心から分かってあげることができる。

「若い時の失敗は、買ってでもせよ」
この言葉の意味は、
自分の失敗が、誰かを救うことになる。
そんな深い意味があるのではないか。

そしてその失敗は、
回り回って、自分への信頼という形で
返ってくる。

本当の意味で、
聴くチカラのある人は、
たくさんの失敗の体験をしている人だと思う。

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#49 📚
今回参考にさせて頂いた書籍はこちら


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