見出し画像

労働審判1回目

弁護士さんに相談に行ってから早数ヶ月。ようやく一回目までたどり着けました。内容は未払い残業代とセクハラ、パワハラの慰謝料。

深刻なうつ状態だった。そのなかでよく弁護士さんのところへ行ったなと思う。

で、これからどうするの?

とよく身の上相談していた人達は言ったけど、精神的にそれ言われるの凄くきつかった。今思うとその一言の何にそんなに引っ掛かったのかと思うけど、自分の気持ちがやたら焦っていて、これからどうするのかと言われると、分かってるけどなにも考えられない、先のことが本当に考えられない状況に自分自身がすごく混乱していたように思う。
多分鬱ってそういう状態なんだと思う。
思えば原因不明の体調不良がながーーく続いていた。軽く半年以上。そこから徐々に精神状態も蝕まれていった。なんで私ばかり、と思っていた。原因不明の体調不良を抱えて2ヶ月以上休みもなく、心は荒むばかり。

そもそもなぜそんな状態にという話だけど、私は勤めているところの上司から手を握られる、太ももさわられる、抱きつかれる、無理矢理キスされるなどやりたい放題されていた。始まったのは数年前からだけど、だんだんと頻度と行為がエスカレートしていた。(最後の一線だけは越えておりません)そして、上司命令でやっていた仕事がこれまた私の私生活の時間を吸い取っていき、たまの休みにはセクハラ上司からLINEが来る。なんかもう見張られているような感じに思っていました。


でもとにかく、私は仕事を辞めたくない一心だった。なぜそんなに意地をはるのか?と思われるかもしれない。やってる仕事は好きだったし、続けたかった。本当にその一心だった。自分のやりたいと思える仕事を探すのはとても大変だ。だから限界まで耐えようと思ってた。耐えるより前に身体がもたなかったと言う感じになってしまったけど。

くだんの上司は頭脳明晰で人の心情など考えたり、共感したりするのが難しいタイプで何が自分にとって最善かをすぐに選びとれる。ウソも平気でつく。小さい真実に嘘を織り混ぜてそれらしく10倍にも100倍にもできる人だ。そうやって上手くいってるという実績がある。最終的に自分さえよければそれでいいと思っていると言うのが見えてしまって、このまま病んで終わるのは本当に悔しい!と思えてしまってここに至っている。

労働審判の1回目では、結局セクハラともセクハラでないとも言えない。という結果だった。
長々と三年近くにわたるLINEなどのやりとりを提出してこの結果。

好きだとかなんとか気持ち悪いすごい長文入っててもダメなのか。

ちなみに相手はこちらへの好意は認めてました。そして、お得意の真実とウソを織り混ぜた話をペラペラしてました。この公式な場面でそれやるのか…と思いました。バレなきゃ大丈夫というその神経…。

しかし、私が迎合してる印象だとのこと。されたこともすべて私発信なので、つまり、触られました、抱きつかれましたと言ってるのが私で、それを気持ち悪いとか、辞めてください!みたいなのを鬼気迫る感じで言っていないということがセクハラと言い切れないということだそうだ。

いやもうこっちは何年もそういうのやめろと言い続けても力づくで抱きつかれたりとかして、諦めが入ってる状態にならない方がおかしくないか?

あちらは何故だか自分に物凄く自信があるご様子?いやよいやよは好きのサインと勘違いしてると思ってるなと感じた節が何度もあった…。ばか、こっちは本気で気持ち悪いと思っとるわ。

なので、嫌がっていることを証明しないとどうにもならないという心証で終わりました。嫌なのになんで辞めないんだということらしい(なんだ、それ。と本気で思う)この時点でもし、訴訟へ持ち込むなら高裁まで行くことは決定らしいです。労働審判から訴訟へ上がっても今回の心証を抱いた裁判官が裁判長になるらしいので。

そのときは大丈夫でしたが、帰宅してから

あ、気持ちがヤバいな…

という状態になりました。なぜ、あの苦しい状態のことを私の独りよがりだと言うのか、理解できないという気持ちが強くなってしまって。

あちらは元同僚の証言?を提出してきて、私の前に辞めた人全員わたしのせいになってました。まじか…。

その他にもさすがに中傷度合のすごい内容のものが多くて弁護士さんが質問してましたが…。これを署名入りで書いた人達…すごいな…。というか、私が一生懸命社内でやろうとしていたことを理解しようともせず、書いた人達は本当に自分のことしか考えてなかったし、考えてないんだなと分かってなんか言葉にできない気持ちになりました。

因果応報も自責の気持ちがない人にはきっとないんだろうな。としみじみ思ったりして。

1回目で思ったこと。
冷静にそのときの気持ちや状況を明確に言葉にできないと全然ダメです。これ、普通に未払い賃金ならいいですが、セクハラやパワハラだと精神的にやられてる方も多いと思うので、はっきり答えられるように自分の中でダメージの大きい質問もどう答えるか心づもりされてた方がいいと思う。セカンドレイプという言葉がありますが、トラウマレベルのこととがっぷり向かい合ってこれを聞かれたらこう答えるというシュミレーションを考えていた方がいいかと思います。

思ったよりもセクハラを証明するって大変。だってなんでこの時は嫌だと言えたのにこの時は言えなかったんですか?と自分でも説明できないことをズバズバ聞かれます。そこで混乱していると相手方が「整合性が取れませんよね」とか言ってどんどん飲まれていきます。

上にも書きましたが私はこの1回でようやく戻ってきたメンタルもまた元に戻りそうでした。メンタルクリニックへ行って薬をもらってきていつでも服用できるようにしておくくらいには落ちました。
たまたま連絡がきた友達と話していて今回のことを話したら、

とんちゃん、あなたの職場の人達本当におかしいよ?

その世界だけじゃないよ?他のところでも大丈夫だから。

と言われた。

人生は短い。世界は広い。

というやつか。
そのときに友達が自分の会社の話をしました。あまり人には話せないよね、というところになり、やっぱり

プライドがあるから

と言われた。自分がそんなところに勤めてると思われたくないというか。聞いてる人にしたら別にそうなんだ、大変だねくらいなものなんだけどね…だって言い方悪いけど第三者だからね…。私には痛いほど理解できた。でもこれどちらの気持ちも分かる人には分かるのではないかと。そんな会社に勤めてるの?とか言われたくないもんね。会社でさえこんなんなんだから、自分の話ならなおさらだよなぁ。

弁護士さんから言われたのは

どちらかが折れれば終わります。

そう、ごもっとも。その通りなんです。でも悔しさとか一矢報いたいとかで折れたくないんです。どうにかしてアイツに爪痕を残してやりたい、そんな気持ちです。

1回目はこちらはこの金額でとお互いに提示して折り合わず終わりました。私が提示した金額は普通では考えられない高い金額らしく、相手が提示したのは低すぎてそれはないですね、という金額で折り合わず終わりました。相手にとって痛くも痒くもない金額で終わるって私にはちょっと考えられない…それなら訴訟に移行して構わないと思っちゃう訳です。

相手の良心の呵責や謝罪の気持ちがまったくない様子を見ると熱くなってしまい、どうしても執着しがちですが、冷静になると歪んだ世界の奴にいつまでも関わって嫌な思いし続けるのももう辞めた方がいいかもと思ったりします。

そして、訴訟へ移行すると私が嫌がっていたと証明しないといけません。元同僚に頼もうかと思ったのですが、話をした友達に、その「世界(業界)」で生きてる人でしょ?そこまで信頼して大丈夫なの?土壇場でウソつかれるとかないの?と言われてしまいました。

私が全面的に信頼している人なので、それを言われるともしも、裏切られる形にしまったときもう立ち上がれないなと思ったのもあります。信用していた人に裏切られるのもそうだし、そういう人を信用していた自分にもがっかりするでしょう。

もう信用してないじゃん、と思う方もいるかもしれませんが、職場の人はそういう人が多くて。その人はちがうと思ってるんだけど、でもまさか、と思ってしまう。

もし、自分の勤め先の上司についての証言お願いされたらどうします?まだ勤めるとしたら。

こういうこと言われて、されて困ってるってリアルタイムで相談していて一番状況分かってる人は二家族養っているのと養育費も払ってるという話を聞いているので頼めないし、セクハラがかなり苛酷で一番辛かった、ここぞというときも何もしてくれなかった(笑)これからも会社にぶら下がっていかないといけないからそりゃそうか。

あと、訴訟にかかる費用。これもまたかさみますよね…。着手金やら事務資料の実費などですでに30万弱。これで訴訟に移行したらこの金額が倍くらいにはなるのではないかと思っています。半年以上無職で税金ひとつ取ってもヒーヒー言いながら支払ってる私。対して相手方のお金は潤沢なので(つまりはお金持ちで生活水準はセレブと言われる感じ)不毛かもと思う気持ちもあり。

難しい、、、。

ともかく、嫌なことから目をそらして弁護士さんに丸投げ、でうまく行くこともあるかもしれませんが、私の場合は図らずも失敗の方になってしまいました。

相手方の弁護士は私のお願いした弁護士よりも格が上だったとしかいえません。お金を出せばあんなに有利な状況だと思われていたものも意図も容易くひっくり返せる人を雇えるのね。というのが身をもって得た感想です。こんな言い方して申し訳ないですが、所詮○テ○スなんだなぁ、と思わざるを得ない感じでした。(手を抜いてるとは言いませんが、戦略を立てるのは弁護士さんなのでそんなもんかとも思いました)

つづく。

私の長い文章をここまで読んでくれてありがとうございます。何か感じていただけるものがあったら嬉しいです。それがプラスのことならもっと嬉しい!