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子どもたちの世代に胸を張って引きつげるPTA活動にしたいと思って奮闘中です。

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「枚方市学校園安全共済会」の謎

大阪府枚方市には「枚方市学校園安全共済会」という謎の組織があります。 理事のうちの半分が枚方市PTA協議会(以下、「市P」)から、残りの半分は教育委員会や校長会から出ているにも関わらず、市Pも教育委員会(枚方市)も「うちとは関係のない組織だ」と言っています。(どちらも責任者による正式な回答メールあり) そしてこの「枚方市学校園安全共済会」が学校の教職員や枚方市教育委員会の職員を使って、「保護者がPTA非会員である児童の差別」を行っています。 「枚方市学校園安全共済会」と

    • 枚方市学校園安全共済会はPTA会員のための組織

      子どものためではなくPTA会員のため 枚方市学校園安全共済会という学校内で活動している謎の組織があります。 給食費などと同じくその掛け金は学校徴収で引き落とされ、 その手続きは勤務時間内の学校の先生を通じて行われます。 にもかかわらず、加入できるのは「PTA会員のみ」 なぜこのようなおかしなことが許されるのか。 安全共済会が主張するには「子どものための組織ではなく、PTA会員のための組織」だから仕方ないとのこと。 共済は、「子ども安全のため」ではなく「PTA会員の費用

      • PTAには公共性が求められる

        PTAという団体が公共性を失えば、それは単なる「PTA風の集団」になります。 学校教育法137条のおかげ本来、たとえ保護者といえども学校施設を自由に使えるわけではありません。 また学校の先生を自分の利益のために使うこともできません。 でもPTAという団体は、学校施設内に無償で部屋を設置してもらったり、光熱費を学校に負担してもらったり(つまり税金で払ってもらったり)、学校の先生を勤務時間内にPTAに関連する業務をしてもらったりしています。 なぜそんなことが許されるのか。

        • 枚方市では親がPTAに入らないと給食が食べられなくなるかも

          多くの自治体で行われているように、大阪府枚方市でも学校給食は、「枚方市」が運営しているのではなく、任意団体の「枚方市学校給食会」が運営しています。 給食費は、学校を通じて枚方市に納めているのではなく、この「学校給食会」なる任意団体に納めています。 さて、この「学校給食会」なる任意団体、枚方市のWEBサイトでもわかるようにその構成としてはじめに「各小中学校PTA委員」とあるように、もともと市P主導で設立されています。 ですので、「保護者がPTAに入っていない児童は、給食費

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        「枚方市学校園安全共済会」の謎

          [PTA]コサージュ問題で受益者負担の論理破綻

          卒業式は誰を祝ってるの?PTAに入会しない保護者が増えてくると、必ず出てくるのが卒業式や入学式などでの「記念品」問題。 コサージュやら饅頭やらをPTAから配っていますが、必ず出てくるのが 「非会員の子どもには配るな」理論。 PTAという団体は「当該学校のすべての子どもを対象として活動するボランティア団体」です。 決して「PTAと言う団体に所属している保護者が保護する子どものために活動する団体」ではありません。 要するに、PTAという団体は「誰を祝ってるのか?」という

          [PTA]コサージュ問題で受益者負担の論理破綻

          感染症拡大を抑制するのなら、オンライン登校も「出席」扱いに!

          2021年8月末、日本中の多くの地域で「緊急事態宣言」が出されています。 新型コロナ感染症の拡大を抑えるための措置として、本来なら現行法上の最後の砦ともいえる「緊急事態宣言」があまり効果がないというのも残念な話ですね。 多くの子どもたちが通う枚方市の学校でも、実際に新型コロナに感染するような事態になっているのにも関わらず、普通に8月25日に始業式が行われました。 あすの26日からは通常の授業が始まり、給食も始まります。 オンライン授業を選択しても「出席停止」そんな中、

          感染症拡大を抑制するのなら、オンライン登校も「出席」扱いに!

          枚方市の学校教育における公益性とは

          枚方市の学校教育の場において、教職員が子どもたちを「親がPTAに入っているかいないかで選別する」という状況であることは非常に憂慮するべきことです。 そして、そのことについて学校も教育委員会も「疑問すら感じていない」ことに恐怖すら覚えます。 教育委員会の理屈では「枚方市学校園安全共済会」が「親がPTA会員である子ども」に限定した共済サービスをしているから、市や学校はその手続きを代行しているだけというスタンスです。 だから現実の学校現場で、学校の教職員が直接子どもたちを「親

          枚方市の学校教育における公益性とは

          [PTA]無責任な教育委員会

          PTAについての問題を考えているときに、どうしても次のことを考えてしまいます。 もっと学校や教育委員会がPTAのことを理解していれば、適正化できるはずなのに… 教育委員会の回答パターン「PTAは学校とは別の団体なので、教育委員会はその活動について口出しできません」 本当ですか? たとえPTAが違法行為を行っていても? 学校施設を無償で使わせているのに、その使っている団体が何をやっても「しらんぷり」っていくら何でも無責任です。 さらにその組織には「公務員」である教職

          [PTA]無責任な教育委員会

          [枚方市]安全共済会、寝屋川市との違い

          枚方市学校園安全共済会が、共済事業の対象を「保護者がPTA会員である子ども」に限定する問題で、お隣の寝屋川市との比較です。 枚方市学校園安全共済会については、以前に記事を書いていますので、よろしければそちらも併せてごらんください。 安全共済会問題の大まかな内容 補助金の使い方に対する素朴な疑問 PTAさんは全児童を対象とするのに、枚方市が絡むとPTA会員限定となる謎 寝屋川市にもあった安全共済会枚方市のお隣にある寝屋川市。 こちらにも枚方市学校園安全共済会とまった

          [枚方市]安全共済会、寝屋川市との違い

          [PTA]役員決めで不満がでて当たり前な理由

          先日書いた記事の最後に少し法令について触れました。 でも法令違反はダメだよね でも、いくら子どもの環境を良くするという大義名分のもとでも、法令に違反しているような運営や活動はダメですよね? これだけ大きな団体になって、たくさんの人が関わって、たくさんのお金が絡んでくると、いろんな法令(法律や条例など)が関係してきます。 とにかく法令に反するような運営や活動はやめませんか? たとえばなんらかの法律でPTAの参加が保護者に義務付けられている →これなら、よほどの事情が

          [PTA]役員決めで不満がでて当たり前な理由

          [スッキリPTA]論点・視点のすりかえに注意

          2020年4月27日(火)の日本テレビ系列「スッキリ」でPTAの話題が取り上げられました。 25日のスッキリ公式Twitterで「PTA役員決め」についてのコメントを「#スッキリPTA」のハッシュタグとともに募集して2日ほどでの放送で、なかなかのスピード感で見逃した方もいらっしゃったかと思います。 大塚玲子さんも登場して、PTAの問題がこういう全国区のテレビ番組で取り上げられたことはよかったと思います。 ただ「役員決め」に焦点を絞っていたため、問題の本質があいまいになっ

          [スッキリPTA]論点・視点のすりかえに注意

          [謎]枚方市はなぜPTA会員サービスを推奨するのか

          以前に記事にも書きましたが、枚方市には枚方市立の学校園に通う子供たちのための共済会「枚方市学校園安全共済会」というものがあります。 くわしくはこちらを参照ください 運営の責任をもつ理事会の理事の半分は枚方市PTA協議会、 残りの半分の理事は、教育委員会や校長会などの枚方市の職員。 共済事業の窓口(けがをした際の届け出など)は学校が、 共済会の電話は枚方市教育委員会の中にあり、利用料等は免除されています。 そもそもPTA活動は誰のため?枚方市の単位PTAも、枚方市P

          [謎]枚方市はなぜPTA会員サービスを推奨するのか

          [PTA]学校とPTAと個人情報

          うちの学校でもそうなのですが、学校とPTA間の個人情報のやりとりが微妙です。 学校はもちろん、それぞれの地方公共団体の個人情報保護条例にしたがって個人情報の保護に努めなければいけません。 そしてPTAは以前は個人情報保護情報の適用外の団体でした。 しかし平成29年(2017年)の法改正でPTAも個人情報保護法の適用団体になりました。 個人情報の保護って個人情報保護法とか、個人情報保護条例って言われるとなんだか難しそうです。 でも、おおざっぱに言えば次の3つの場面でに

          [PTA]学校とPTAと個人情報

          [枚方市]何かへん

          勉強の本を買うためのお金を援助我が家は本を買うためのお金を毎月おこづかいとして渡しています。 しかし、先日子供から「勉強の本でほしいのがあるけど、足らないから助けて」と言われました。 ほんとうは勉強に使う本も自分のおこづかいで買うのが我が家の方針なのですが、学年がかわったこともあるので、そのときは、 「わかった。勉強の本に必要なお金の半分を出してあげる」と言いました。 こどもは「全部で5000円くらい」といったので、半分の2500円を渡しました。 まあ、勉強の本くら

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          [PTA]声の大きいものが勝つの?

          今年度の本部ではPTA適正化のために、「入会届をもって入会とする。退会時には退会届を出す」といった入退会に関する手続きを規約にもりこむことや、1児童1委員のノルマ制をなくすなどの議案を総会にかけてきました。 1児童1委員のノルマは、複数の子どもがいる場合には役員をやればノルマが免除されるという、旧態依然としたシステムがまかり通っています。(もちろんノルマ制も含めて規約にはそのような規定はありません。) 入退会の手続きの件や、ノルマ制をなくすことも、大多数の会員の皆さんは賛

          [PTA]声の大きいものが勝つの?

          [PTA]PTAはボランティアではなかった。

          今年度、大阪府下の公立小学校において、PTAの本部役員を務めています。 わが子が1年生に入学した時に、入会届もなくPTAに入会した状態になっていたことから疑問に感じ、いろんな保護者の方の話を聞いているうちに、「これはなんとかしないと、自分たちの子どもの代まで、このいびつな活動を引きずってしまう」という危機感から、中から少しでも活動しやすく変えていこうと考えました。 しかし実際にやってみて、一部の保護者(役員経験者)からの抵抗は覚悟していたのですが、まさかの学校長が先導して

          [PTA]PTAはボランティアではなかった。