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感染症拡大を抑制するのなら、オンライン登校も「出席」扱いに!

2021年8月末、日本中の多くの地域で「緊急事態宣言」が出されています。

新型コロナ感染症の拡大を抑えるための措置として、本来なら現行法上の最後の砦ともいえる「緊急事態宣言」があまり効果がないというのも残念な話ですね。

多くの子どもたちが通う枚方市の学校でも、実際に新型コロナに感染するような事態になっているのにも関わらず、普通に8月25日に始業式が行われました。

あすの26日からは通常の授業が始まり、給食も始まります。

オンライン授業を選択しても「出席停止」

そんな中、8月21日に枚方市長の伏見たかし氏が次のようなツイートをしました。

オンライン授業を選択しても「出席扱い」にするということです。

その案内を週明けに正式決定し知らせるとのことでした。

しかし、月曜日になっても案内はなく、翌水曜日に始業式を控えた火曜日の午後になっても案内はありませんでした。

しかし、「オンライン授業を出席扱いにするために調整が大変なんだろうな」くらいにしか思っていませんでした。

そして火曜日の午後に学校から来たメールには

オンライン授業を選択しても欠席にはなりません。(出席停止扱い)

とのこと。

いや、それなら今までもそうでしたよね?

枚方市ではコロナ不安で欠席した子どもには、オンライン授業をして欠席停止扱いにしていました。

じゃあこの1か月ほどかけて、さらに学校の置かれている環境が厳しくなっているのに、何も変わらない?

教育委員会の話では、「今までは個別のオンライン対応だったのが、全体の対応になり、一方向だったのが双方向になった」とのこと。

じゃあ、そこまでできてるなら、「出席」でしょう。

すると、市長がさきほどのツイートを訂正するように

文部科学省がオンライン授業の「出席」扱いを認めていないとのこと。

しかし、他の自治体では「出席」扱いにしているところもあるようです。

(個人の方のツイートですので、リンクではなく画像でアカウント名のところは伏せています。)

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文科省はなぜ、そんな区別しているのでしょうか?

枚方市も緊急事態宣言下にあるのですが。。。

「出席」と「出席停止」では大違い

小学校であれば、もしかしたら「出席」と「出席停止」では記録上大差はないのかもしれません。

しかし中学校となると、高校受験の際に影響しないか不安になる保護者の方もいるかと思います。

もちろん記録だけでなく、心理的な意味では「出席」と「出席停止」ではかなり違ってきます。

「欠席じゃなく出席停止扱いです」

と言われて、「じゃあ、オンライン授業にします!」と積極的に選択するのはちょっと抵抗があるのではないでしょうか?

そもそも、何のための「オンライン授業」でしょうか?

何のために、お金をかけてオンラインで授業ができるようにしたのでしょうか?

新型コロナ感染症が広がるのは、人が密集する、一緒に食事する場です。

しかし学校という環境は残念ながらそのような密集する場で、しかも自分の飛沫コントロールがうまくできない子どもが集まっています。

だからこそ密集を避けるためにオンライン化を進めているのはないのでしょうか?

それなら、

「オンライン登校も出席扱いになります」

とすれば、オンライン登校を選択する子どもが増え、少しでも密集率が下がると思うのは、気のせいでしょうか???


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