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[枚方市]何かへん

勉強の本を買うためのお金を援助

我が家は本を買うためのお金を毎月おこづかいとして渡しています。

しかし、先日子供から「勉強の本でほしいのがあるけど、足らないから助けて」と言われました。

ほんとうは勉強に使う本も自分のおこづかいで買うのが我が家の方針なのですが、学年がかわったこともあるので、そのときは、

「わかった。勉強の本に必要なお金の半分を出してあげる」と言いました。

こどもは「全部で5000円くらい」といったので、半分の2500円を渡しました。

まあ、勉強の本くらい、買ったげたらいいのにと思われるかもしれませんが…

ところが実際は…

ところが、のちに発覚したのは、実は2500円分の勉強の本と、2500円分のコミックやら攻略本を買っていました。

「どういうこと?」

と問い詰めると、

「もらった2500円は勉強の本に使ったからいいやろ?残りの2500円はもともと自分のお小遣いやし、好きに使っても」

何かへん?

もともと「勉強の本を買うお金の半分」を助ける意味で2500円渡しました。

しかし、その2500円は確かに勉強の本に使っています。

でも5000円の勉強の本を買うために、半分の2500円を援助したはずです。

何か変じゃないですか?

下手なたとえ話ですみませんでした

ここまで読んでいただいて、「ケチケチ言わずに、勉強の本くらい買ったげて」と思った方、そのとおりです(苦笑)

この話は実はたとえ話で、これが「市民の税金」で行われていたらどうですか?

先日記事に書きました「枚方市学校園安全共済会」について、市民としては納得しがたい言い訳がまかり通っています。

もし記事をまだご覧でない方は、ぜひご一読ください


事業費の半分を枚方市が補助

「枚方市学校園安全共済会」は「けがをしたときの共済事業」と「安全にかかわる物品を小学校に配布」の大きく分けて2つの事業を行っています。

A.「共済事業」の中身は、スポーツ振興センターの共済でカバーできない少額の部分、学校園でメガネが壊れた際の修理費、学校園でけがをしたときの病院への移送のためのタクシー代

B.「物品配布」の方は、1年生の黄色い帽子、登校班の旗、消毒液などを学校園に配布

「学校、幼稚園の管理下で災害(負傷、障害、死亡)が発生したとき、災害共済給付が行われる生徒・児童・園児のための共済制度です。」

と謳って、枚方市から「事業費の半分」を補助金として受け取っています

さて、対象の児童は?

ところが、上にあげたうち、A.「共済事業」の対象は「保護者がPTA会員である子供」のみ(掛け金を払っても親が非会員なら加入は不可

B.「物品配布」は全児童対象。

で、学校や教育委員会に「事業費の半分が市の補助金なのに、対象がPTA会員に限られているのはおかしいのでは?」と聞くと、

「市の補助金でもらったお金は全児童対象のB.「物品配布」に使っているから問題ない」

との回答。

いや、本気ですか?

それなら、「物品配布」の全額を補助として補助金を出すべきでは?

あくまでも「事業費の半分を補助」として税金を使っている以上おかしな話です。

親子の話なら、「勉強の本の半額を援助」すると言って渡したお金で、

「もらったお金は勉強の本買ったんやから、残りは別に何に使ってもいいやろ?」というのは笑い話ですみますが、

公金をつかった事業でこんなことがまかり通るのが不思議です。。。

もうすこし「枚方市学校園安全共済会」をくわしく

「枚方市学校園安全共済会」は枚方市立の中学校のサイト(枚方市の公式サイト)からも紹介リンクが貼られています。

そのリンク先にある「枚方市学校園安全共済会」の案内PDFには以下のような内容が書かれています。

まず運営について

「安全共済会は、枚方市PTA協議会独自の共済制度として、PTA会員の会費と市の補助金で運営し
ている団体です。その運営には、PTA会員と学校の代表が関わっています。」

これを読むと運営はPTAさんが関わっているのだなと読めます。

しかしこれはあくまでも運営であって、対象の児童については書かれていません。

そもそもPTAという組織自体が、「当該学校園に通う子供すべて」を対象とするからこそ、公益性のある団体として認められているはずです。(教育委員会もそこは認めている)

また、会費については実際には「PTA会員の会費」ではなく、実際に共済会に加入する児童(辞退の意思を示さなかった児童)の個人口座(学校徴収用)から、スポ振と合算して引き落とされています。

その次に活動内容について

A.「学校、幼稚園の管理下で災害(負傷、障害、死亡)が発生したとき、災害共済給付が行われる生徒・児童・園児のための共済制度です。」

B.「また、小学校新1年生の黄色い帽子・登下校用安全旗などの子どもたちへの安全教育に関するものや、マスク・消毒液などの感染症予防のための消耗品も安全共済会で配布しています。」

Bは全児童対象だそうです。

でもAは「PTA会員のみ」だそうです。

?どこにそんなこと書いてますか?

市の補助金を申請するときに「共済部分についてはPTA会員のみ」としているのでしょうか?

設立された昭和の時代はPTA全員自動加入時代でしたから、まあそれでも実際には全員が対象には結果としてなっていたと思います。

しかし、この数年枚方市でもPTAに加入しない世帯が増えてきています。

うちの小学校でも20世帯以上が非加入世帯です。

それでもPTA会員限定の共済事業とするなら、公益性はないので、枚方市は手を引いてもらいたいと市民として感じるところです。

もちろん、PTAが運営していても、対象が全児童であればそれは公益性のある事業だとは思います。


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