見出し画像

告知書は大事。

銀行の時の取引先であるブティック社長は俺が転職して数年後に契約していた。なので今から、23年前ぐらいになる。

契約していたのは当時は県民共済だけであった。
月2000円の保険だ。

俺から契約したのは◯万円の保険だ。

告知書で加入出来る内容ではなかったので病院で診査を受けて頂く事になる。

事前に1ヶ月前に胆石の手術を受けていたので診査でも、先生にその旨をきちんと言ってくださいと依頼していた。

そして数日後、査定が出た。

特別条件と言って、この条件を承諾すれば保険契約を引き受けますと言うものだ。

その条件とは、割増の保険料だった。

手術を受けたばかりなので予想はしていたが、本来の保険料より◯千円の割増の保険料になっていた。

結果を伝えに社長と奥様と話していると、奥様の方から県民共済だけのままはやはり不安なので、承諾しますと言って頂いた。

社長は奥様が良いと言えば良いのである。(笑)

保険証券は手渡しで行っているので証券が支社に到着するのを待っていた。

すると………奥様から連絡が入った。

「cocoさん、大変(;゜0゜)主人が今日、入院しちゃったの( ゜o゜)」

え(;゜0゜)(;・ω・)( ゜o゜)

そう。証券を渡す前に社長は入院してしまったのだ(;゜0゜)

しかし、証券は出来上がってはいないが保険は特別条件を承諾してもらい、割増の保険料は入金されているので成立している。

これで給付金が払われない事態となると、さすがに信用はなくなるかも知れない。

そして、退院して給付金の手続きをしている時には保険証券は出来上がって退院と同時に証券を渡し、給付金の手続きも一緒にしたのだ。

そして、3日後、調査も入らずに社長の口座に◯十万円の給付金が振り込まれた。゜゜(´O`)°゜良かった~

社長
「cocoちゃん、悪いなぁ~なんか俺、詐欺師みたいな(笑)」
「1回しか払ってないのに、こんな貰っちゃって(笑)」


「全く、ホントですよ(笑) でも元気で良かったです(笑)」

奥様も横で笑っていた。

社長は気さくな人で、何人も俺に紹介してくれていた。

しかし、その後、社長は違う病気で何度も入院、手術をしていた。退院する度に悪いなぁ~詐欺師だよなって言っていた。(笑)

そして昨年、癌となり余命6ヶ月と医師から告知を受けていた。
社長本人に告知を行っている。

抗がん剤の治療は社長は受ける事をしなかった。

残された日々を全うする意思だったようだ。

俺が訪問すると、いつものように冗談を言って笑わせてくれる。

いつもと変わらない様子でホントに余命6ヶ月なのか?と思うほどだった。

でもやはり死期が近いと感じるようになったのだろう。

訪問した時には痩せて来ていて顔色も………

でも、社長は俺に……

「cocoちゃん、俺が死ぬ前にとっておきの人、紹介してやるからな」

と言ってくれた。

さすがに涙が出そうになった……

保険に契約する時には告知事項と言うものがあります。
わかりやすく説明すると、すべて正直に告知しないと保険金も給付金も将来、払われなくなるよって事です。

保険契約する時には、この点だけは最重要事項なので気をつけてください。

それくらいは告知書に書かなくて大丈夫ですと言う保険営業マンにはくれぐれも、気をつけてください。

大丈夫じゃありませんから!(`ヘ´)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?