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やっぱり近道をするとそれなりだ
1.習いの身の上である紗と絽の織り方を習った。初めての織り方だ。
部屋の中の一角を区切る小さな間仕切りとして。夏にふさわしい涼しげな装飾を目指して。
初めは先生の指導のとおり。
たて糸1本ずつを捩って(もじって)次の段には平織りを入れる。
うん、なかなかいいいいじゃない。スケスケで爽やか。
2.勝手にやったらどんどん、どんどん進みたいと思って
何本もいっぺんに捩った。
編み目も大きく捩られてス
とんぎゅらすは糸あそびを始めた
50年も昔のことだ。
高度経済成長の時代で、世の中がどんどん便利になり、進化し、活気のある時代だった。
一方、これでよいのかと立ち止まってみる時代でもあった。自然回帰への文化の時代でもあった。
布を染める染色の勉強をしていて、次々と世の中に産み出される美しい布に心奪われた。
が、そんな時代だったので、より前の段階である、布をつくる勉強をしたいと思うようになった。
染色の先生がご紹介くださったは