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【読書感想】うちの父が運転をやめません

【あらすじ】

「また高齢ドライバーの事故かよ」。猪狩雅志はテレビニュースに目を向けた。そして気づく。「78歳っていえば......」。雅志の父親も同じ歳になるのだ。「うちの親父に限って」とは思うものの、妻の歩美と話しているうちに不安になってきた。それもあって夏に息子の息吹と帰省したとき、父親に運転をやめるよう説得を試みるが、あえなも不首尾に。通販の利用や都会暮らしのトライアル、様々な提案をするがいずれも失敗。そのうち、雅志自身も自分の将来が気になり出して......。果たして父は運転をやめるのか、雅志の出した答えとは?心温まる家族小説!

【感想】

①共働きは、子供の精神衛生上、本当に良いのか考えさせられた

→今の日本は、物価は安いけど賃金も安い。共働きでないと、ある程度の生活レベルが保てない現実があります。特に、都心に住み続けるには。

そうなると、どうしても共働きが必須になってくるのだけれど、そうすると多少は子供に寂しい想いをさせてしまうことになるんですよね。

でも、生活水準を上げるには、女性も働くしかないわけで…。

となると、難しいですよね(:_;)私個人の意見ですが、私は働くことが好きで、(とゆうよりも家事が苦手&頑張って家事をしてもお給料が出ないのが苦痛。笑)やっぱりどんな形であれ、働き続けたいなって思ってます。

だからこそ、オンオフを大事にしようって改めて気付きました。子供と一緒にいるときは、すっごく楽しむ&愛情を注いであげる。仕事の時は、家族みんなの幸せのために、頑張って働く!この切り替えが大事だと思いましたね。

②田舎に住んでいると、運転せざるえない現実が存在する

→地方だと、車がないと生活できない現実があります。どこに行くにも徒歩だと遠いから車は必須。多くの若い人は、上京していて、高齢者ばかりが地方に住んでいるという現実。そうなると、高齢者でも車を運転せざる得ないんですよね。だって、欲しいものは、スーパーや薬局に行かないとないんだから。でも、老化には逆らえない。事故を起こしてしまうこともある。

高齢者ドライバーの事故を未然に防ぐために、何か策を、県が考えるべきだなって思いました。でも、これがまた難しい。。例えば、車で、移動型のスーパーを作ったとしても、そのドライバーの賃金があまりにも安かったら、やる気にならないですよね(´;ω;`)

高齢者ドライバーの問題は、解決したくてもかなり難しい問題なんだなと実感しました。

③自分に「本当はどうなりたいのか」聞いてみることって大切!

→大企業で安定した職に就くことは素晴らしいです。大企業に入社出来るって、選ばれた人材だと思うから。でも、果たしてそれが本当に「なりたい自分」だったのか。本当にやりたいことを実現できているのか。

大企業に就職できたら、周りから「すごい」って言われる思われるとか。親を安心させるためとか。他人のために大企業に就職した人って、かなり多いと思うんですよね。でも、「本当に自分がやりたいこと」を自分に問いかけてみていいと思うんです。他人にいいなって思われる人生は、自分の人生じゃないから。自分がこれやりたい、これが好きって思えることに挑戦する自分であり続けたいなって思いました。


【心に残った名言3選】

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確かに、高齢者からすると、今の若い人は怖いかもしれません。ほとんどの人が、食べていくためには働く必要があります。でも、働くというのは、ある程度のストレスも感じます。心に余裕がなくなって、顏が強張ってしまっう若い人が多いかもしれません。高齢者が若い人を、避けてしまうのも理由があるんですよね。


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「今の時代はITが発達していて便利になったから子育ても楽そう」と思っている高齢者も多いと思います。確かに技術は著しく発展してきました。でも便利と引き換えに失ったものもあるんですよね。

世の中の便利なものを利用しながらでも、子育ては大変です。体力もメンタルも鍛えられるし、楽しいことばかりでじゃない。子供を育てるのは親だけど、子供に育てられるのも親ですよね。


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子供は、色々なことを経験しないと「これは危険だ」「これをしたら痛い思いをするんだ」と分かりません。だからこそ、小さいうちに多くのことを経験させることが大事です。分かっているけれど、時間がない大人たちにとって、手間を取らせることはしたくない。そうすると、子供に経験させてあげられることが少なくなってしまいますよね。難しい。。。


【終わりに】

・高齢者ドライバーに興味がある方

・運転が好きな方

・いつか地方に住みたいと思っている方

こちらの方におススメです🥰

私自身は、全く運転をしないのですが、地方だと運転せざる得ない現実があります。地方も、改善策を考えていると思いますが、私もどうしたら、😢事故が防げるか考えなければと思った作品でした。


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