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譲り合いとかシェアとか共存とか。

保護猫カフェの預かりボランティアをすることになりまして。

預かり猫さんと私とビビリ兄弟猫の様子を記録していくブログとなっております。
 

2期生―33日目
『なわばり争いなんてするつもりないわ。』

預かり猫さん、前回の洗面所に続きまして、新エリア押し入れを開拓しました。

押し入れは常に開放されているので、行こうと思えばいつでも行ける状態だったんですが。

上段は私のクローゼット兼ビビリ兄のお昼寝スポット。
下段は私の布団収納兼ビビリ弟のお昼寝スポット。

なので、私とビビリ兄弟のニオイがプンプンするからか、覗くだけで、中に入る様子はありませんでした。
 

が、この日の夜中。

預かり猫さん「わおー、わおーーー。」
ビビリ兄「んにゃぁ、んにゃぁ。」
ビビリ弟「にゃー。」

なにやら賑やかな声で目が覚めた私。
暗闇の中で声の発信源を探すと、どうやら押し入れです。

スマホのライトをつけて様子を確認すると。
押し入れの右側にビビリ兄、左側にビビリ弟。
そして、押し入れの中に預かり猫さんがいるらしい。

ビビリ兄弟は、決して怖がらせようとか悪気はないと思うんだけど。
預かり猫さんにしたら、大ピンチです。

ちょっと、ちょっと君達。
そんな両方から見られてたら怖いし、出られないし、困ってるから。
はい、どいて、どいて。

にゃあ。
見てただけなのにー。

と、ちょっと不服そうでしたが、どいてもらって。

そーっと中から顔を出した預かり猫さん。
ダッシュでケージに戻って行きました。
 

と、夜中に怖い思いをしてしまった押し入れですが、昼間もう一度探検に行きました。

私がいれば、ビビリ兄弟を追っ払ってもらえるって思ったんですかね。

で、夜にはなかった布団があって。
ひんやり触感の掛け布団の気持ち良さに気づいてしまったのか、どうやら気に入った様子。

なに?ここいいじゃない。

これまでのお気に入りの場所、ブラックホールよりも視線や気配を感じなくていいのかな。

ぐっすり眠っちゃったわ。

と思ったけど、
見えるトコに移動してまた寝た。

あーよく眠れるわ。

いつもはビビリ弟が寝ている場所なので。
ビビリ弟はどこで寝ようか彷徨って。

モヤモヤをご飯泥棒をして解消して。

譲ってあげたからご飯もらっただけだもん。

ビビリ弟食いしん坊じゃないんだけどなー。
こっちのご飯の方が好きなのかなー。
シニア用なんだけど。
まだ5歳だからちょっと早くない?

ご飯を食べた後は、キャットタワーで兄弟仲良く寝ていました。

僕の場所取られたー。

夜にはトイレも拝借しちゃって。

お借りしました。

そういえば、なぜかビビリ兄も拝借してた。

ちょっとしとくわ。

怒ったりはしないけど、この家の中は全部自分達のなわばりだぞって、地味に主張してるのかなー。

ま、預かり猫さんは特に気にする様子もなく、トイレ使ってくれてるからいいけど。
 

といいますか。
実は少し前に、ケージのトイレをシステムトイレにリフォームしまして。

オシッコのたびに掃除をするのがちょっと面倒くさいと感じてしまった私が、システムトイレにしてくれたら楽だなーと思って。
 

1日に7~8回なんだけど。
1回量が多いからか、底にべったりくっついて、鍾乳石状態で。
トイレもスコップも毎回拭かないといけなくて。

1期生の前半は同じ砂使ってたけど、鍾乳石じゃなかった気がするんだよなー。
こんなに面倒くさいって思わなかったし。

システムトイレの素晴らしさに感謝状を贈りたいです。
 

で、これまでビビリ弟が使っていたシステムトイレがケージにピッタリはまったので、転用してリフォーム。

ビビリ弟には、大きいサイズの新しいシステムトイレを導入。

物が多くてわかりにくいですが。
ワイドなnewトイレ。

引き出しトイレは部屋の隅に移動。

という、トイレ改革が数日前から行われていまして。

案の定、人間の思う通りにはいかず。
預かり猫さんはケージのシステムトイレは使わず、引き出しトイレに通っていました。

なので。
ビビリ兄弟が引き出しトイレを使ったのを嫌がって、預かり猫さんがケージのシステムトイレを使ってくれたら。

なんて思いもあったんですが。
人間の思う通りにはいかず。
 

数日様子を見たんですが。
預かり猫さんは大も小も引き出しトイレ。
ビビリ兄は自動トイレと引き出しトイレを併用。
ビビリ弟は大はシステムトイレ、小は引き出しトイレ。

と、結局3匹で引き出しトイレを使うようになってしまい…。
なんで?
なわばり的なやつ?
ただの気分?

ということで、リフォームは取り消し。
預かり猫さんのシステムトイレ化計画は中止しました。

部屋の隅には、誰にも使われないシステムトイレが寂しそうに佇んでします。

預かり猫さん3期生が来た時には、絶対最初からシステムトイレにしようと思ったのでした。
 

みんなで自動トイレ使ってくれても
いいんだけどなー。

 

あとがき?

今回はトイレの話が長くなってしまったので、1日分だけになりました。
 

猫のトイレについては、いつまで経っても正解がわからない、猫飼いさんにとっては永遠の課題ではないでしょうか。

先代猫の時も、ビビリ兄弟を迎えた時も、当たり前のようにシステムトイレを使っていました。

預かりボランティアを始めて、トイレ付きのケージを買ったことで、初めて固まるタイプの砂を使うことになって。

オシッコのたびに掃除をするという苦労を知ることになり。
面倒くさがりの私には向かないなと感じました。

猫のためには固まる砂のトイレの方がいいんだ、とか。
システムトイレはシートを1週間取り替えないから、人間は気にならなくても猫にはニオイがどうとかこうとか。

獣医さんとか、ブリーダーさんとか、保護活動をしてる人とか、猫飼いのプロみたいな人達が言っていたりするけど。

飼い主さんが、どのくらいトイレのお世話に労力をかけられるのか、ストレスなく毎日お世話を続けることができるのか。

猫さんがちゃんとトイレで排泄をしてくれるなら、飼い主さんの都合でトイレを選べばいいと、私は思います。

フードのこととか、ケアのこととかについても、私なりに思うことはあるけど。
飼い主さんが無理しないこと。
これって結構大事だと思うんですよね。

人間の介護でも、介護する人が無理してたら続けられないし。
手を抜くんじゃなくて、ちょっと楽しちゃうくらいがコツだったりするし。

楽をするのって悪いことじゃなくて、工夫をするってことだから。
みんなもっと堂々と楽しちゃえばいいのにね。

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