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嫌なことは嫌、欲しい物は欲しいって言うけど、たまにごまかすこともあります。

保護猫カフェの預かりボランティアをすることになりまして。

預かり猫さんと私とビビリ兄弟猫の様子を記録していくブログとなっております。
 

2期生―34日目
『外ではいいけど、ここでは嫌なの。』

この頃の預かり猫さんは、お部屋探検も一通り済んで、少しゆったりとお散歩をしているように感じます。

でも、
ビビリ兄弟に対する反応は相変わらずで。
 

前方にビビリ兄弟を見つけると、

ちょっと。
そこ通るんでどいてちょうだい。

近くを通る時は、

絶対に動かないで。
話しかけるのもやめてちょうだい。

と、牽制をしたり。

あの子達ジャマなのよ。

ちょっとでも動いたり、話しかけたりすると、

今動いたでしょ!それ以上近づかないで。
話しかけないでって言ったでしょ!

と、文句を言います。

あなた達全然言うこと聞かないわね。

でもでも、
私に対してはそんなことはなくて。

スルーされてる気がしてちょっとさみしく感じる時もあるけど。
私のことを「危険じゃない」と理解してくれたんだと思うと、嬉しい。
 

なので、
近くを通り過ぎる時に、すーっと背中から尻尾を撫でることができるようになりました。

何か触ったような気がするんですけど。

通り過ぎた後に怒られるけど。
それでもまた、近くを歩いてたりするので。

嫌われない程度に触らせてもらいます。
 

毎日のご飯係の働きが認められてきました。
身だしなみのお世話係に昇進できる日も近いでしょうか。

と、思ったんですが。

それはまだ早いわね。

ケージの中では、鉄壁の防御力で全然触らせてくれない預かり猫さんなのでした。
 

お散歩中にケージの掃除をしてたら、預かり猫さんのヒゲ見つけた。

預かり猫さんに素敵なご縁がありますように。

 

2期生―35日目
『少ーし興味があっただけです。』

カチャカチャとプラスティックの音がして目が覚めると。
私が寝ている間に頭から落ちたカチューシャを、預かり猫さんがちょいちょいしていました。

ちょいちょいなんてしてませんけど。

可愛いから急いでカメラを起動したのに、ちょいちょい現場はおさえられず、とぼけられました。

もーあまのじゃくかわいいなぁ。
 
 
この時以外も、私が目が覚めた時とか、スマホやテレビに夢中になっていてふと気づいた時とか、近くにいることがあります。

絶妙に手を伸ばしてもギリギリ届かない所に。

もしかして、私のこと見てました?
見てましたよね?

いいえ、
そんなことするわけないじゃないの。

って雰囲気を出すんだけど。

気のせいじゃないかしら。

ごまかしてるのか、びよーんと伸びして。

勝手に勘違いされて困っちゃうわ。

寝返りうってむこう向いちゃったけど、

見てたのバレたかしら。

すぐ戻ってきた。

上手くごまかせたはず。

もー可愛すぎるぞ、あまのじゃく。

興味を持ってもらえるの、
めちゃくちゃ嬉しい。
好きになってもらいたいなー。
 

2期生―36日目
『遅いから様子を見に来たのよ。』

今日は土曜日なので。
お昼から保護猫カフェへ譲渡会のお手伝いに出かけます。

いつもの夜ご飯の時間には帰って来れるんですが。
もしも、もしも帰りが遅くなってもいいように、ご飯を少し追加して出掛けます。
 

保護猫カフェでは30匹くらいの猫さんがいて。
ケージの掃除をしたり、撫でたりブラッシングしたり、オモチャで遊んだり。

家に帰ると自分でも臭う気がするくらい、いろんな猫さんのニオイを放ってると思うんだけど。
預かり猫さんもビビリ兄弟もあんまり気にならないみたいです。

私は気になるのですぐお風呂に入るんですけど。

と、その前にご飯とお水とトイレのチェック。
ご飯は空っぽ。
お水は大丈夫。
トイレは…してない。

ほとんど寝てましたね?

じゃあ、お風呂から出たらご飯にしますんで。

にゃぁ。
今ください。
お腹ペコペコなんで。
今すぐください。

預かり猫さんに、目ヂカラ強めに訴えられました。

もしかして、またご飯泥棒がいました?
それはそれはごめんなさい。
注意したんですけどねー。
じゃあすぐ準備しますので。
少々お待ちをー。

ご飯泥棒対策に?少し多めにご飯を入れて。
仕上げにかつおぶしをひとつまみ混ぜて完成。さぁ持っていきましょう。

と思ったら、いたーーーー。

遅いから見に来たわよ。
かつおぶし忘れてないわよね。

なにーーーーめちゃくちゃ可愛い!

君たち、ご飯泥棒しました?

 

2期生―37日目
『あなたじゃなくてそっちに興味があるのよ。』

私がトイレ掃除をしていると、わざわざ降りてきて監視をしてくれるようになりました。
毎回ではないですけど。

ちゃんとやりなさいよ。

ちなみに、
預かり猫さん、ジャリジャリジャリジャリいっぱいトイレの砂をかきますが、埋まってないことが多々あります。
あのジャリジャリはなんなんでしょうか。
ただの砂遊び?

ありがたいことに、肉球にくっついた砂が落ちる程度で、砂を飛び散らかすことはない、お上品なタイプです。

そして、ひと仕事終えて。
昨日頂いたお菓子でおやつタイムをしていると。
スンスン、グイグイと私のお菓子に向かってきました。

んーー気になる匂いがします。

えーーーお菓子に興味あるのー?
ダメダメ。
これは猫は食べれません。

食べそうな勢いなので体を抑えても、構わずグイグイ。

このお菓子、何が入ってるのー?
それにしても、預かり猫さん、食いしん坊だっけ?
あー食いしん坊だったわ。
好き嫌いあるけど。

いったいどんな生活をしてたの?
本当はどんな猫さんなの?

あー猫語が話せたら聞きたいこといっぱい。
 

さて、空気を読む猫のビビリ兄。
私と預かり猫さんの距離が近くなったのを察して。
自分もって思ったんでしょうか。

ストーカーしたり。

押し入れなら俺が案内しましょうか。

ケ−ジの2階から侵入してみたり。

めちゃくちゃ怒ってる。

ビビリ弟は、前から仲良くなりたいって言ってるけど、ずっとお断りされてるし。

仲良しになりたいです。

預かり猫さん、やっぱり猫は苦手みたいで。
相変わらずの塩対応で。
無視したり、怒ったり。

怒るっていっても大抵は口だけで。
いきなり2階に飛び込んできたり、ご飯泥棒の時みたいに、よっぽどの時は猫パンチが出るけど、ビビリ同士だから当たってないし。
 

仲良くしたそうなビビリ兄弟にやめなさいって言うのも、なんだし。
私も仲良くして欲しいなって思うし。

でも、
迷惑そうにする預かり猫さんには申し訳ない気もするし。

塩対応されてシュンとするビビリ兄弟も可愛いし。

猫同士のことは猫同士に任せるしかないですかねー。

ビビリ兄弟の愛も伝わってくれますように。

あとがき?

少―しずつ、預かり猫さんと私の信頼関係ができていくのを感じられて、嬉しい今日この頃です。

慣れてくるにつれて、可愛い一面を見せてくれるようになるのは、預かりボランティアの楽しみの大きな1つです。
 

さて、次の目標は。
ケージの中の抜け毛が多いし、バサバサの毛並みもずーっと気になっているので。
もう少し触られることに慣れてもらって、ブラッシングができるようになるといいなー。

あと、
ビビリ兄弟と仲良くまでじゃなくても、穏やかに過ごせるようになるといいなー。

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