見出し画像

フィルムとデジタルの融合

画像1

ここ最近、僕の中での ”撮影” とは
仕事とプライベートでかなり違う。

仕事は当たり前だが、お客様とのすり合わせ
依頼主がいてこその写真だから、自分を表現するというより
あくまでもお客様が幸せになれる写真を撮ることを意識している

つまり、僕が思うビジネスフォトとは↓

- ビジネスフォトで大事にしていること -

☑︎撮りたい写真を必ず聞く
☑︎撮りたい写真を必ず撮る(なるべく撮る)
☑︎ザ・スタンダードカットはおさえる
☑︎自分を出しすぎない
☑︎その場の空気を大切に、でも砕けすぎない
☑︎客観的に見た被写体を表現する
☑︎ふとした瞬間の表情を見抜く(実は嫌だなと感じた瞬間など)
☑︎冒険しすぎない
☑︎番人ウケするカット(きっと写真は何世代にも渡って見られるだろうから)

そんなことを意識して毎日撮影している。
これがビジネスフォト。

画像2

プライベートフォトの魅力

一方、プライベートで撮る写真はまさに自分自身。
自己主張。自分の頭の中にあるイメージを100%表現出来るかを確かめている場所でもある。

写真は撮りたい!と思った時に撮るもので
その気持ちを忘れていないか確かめるには最高のシチュエーションなわけだ。

つまり、僕にとってプライベートフォトは
自分の存在や気持ちを確かめる時間。

とても大事だし、
だからこそ被写体との時間もゆっくりと感じながら
何を考えているのか、何を表現したいのか
何を表現できるのか、もっと新しい表現を身につけなければ。

そんなことを考えている。
プライベートフォトの時に大事にしていること。

画像3

- プライベートフォトで大事にしていること -

☑︎とにかく冒険する
☑︎レンズはひたすら単焦点
☑︎ F値はボケボケ
☑︎光取り込みまくる
☑︎自分の好きな時間や光を知る
☑︎レンズ表現の可能性を知る
☑︎相手の気持ちを汲み取る練習
☑︎被写体との距離感チェック
☑︎自分を出しすぎること


写真も捉え方次第で、どういったものになるかを常に模索している。

画像4

最近ハマったフィルムの魅力

そして僕が最近ハマっていること
それは、フィルムカメラだ。

画像5

NikonのF3というカメラを手にする時から
なんだこのかっこいいフィルムカメラは、と思っていた。

あまり普通が好きじゃない僕にとって
赤のラインがとても気に入った。

そんなフィルム写真の魅力はいっぱいある。

まず、フィルムが高い!笑
いちいちフィルムをセットして、撮影して巻き戻して
写真屋さんに持って行って現像してもらってプリントしてデジタル化してもらってやっと手に入る。

なんて手のかかる写真だ。。。

でもやっぱり、そこが奥の深いところ。
1カットをここまで大事に出来るのは、値段が理由でもあるが
それよりもどんな瞬間を撮りたいかなと考えている時間がとても愛おしいからだと思う。

デジタルとは違って、その一瞬はもう二度とやってこないということを肌で感じさせられる。
それを感じたのは、フィルムを2本無駄にしたときから。笑

巻いたつもりが全く巻けておらず、あんなに大切に撮った写真は全て一瞬で消えてしまった。
いや、もともと存在しなかったのかもしれない。
でも写真は、その存在したかもしれないという記憶を
鮮明に記録してくれるものなんだと知った。

頭の中には、その24カット全てが思い出される。
あの時こう感じたとか、あの時の匂いや空気は
フィルムならではの体験なんじゃないだろうか。

画像6

画像7

画像8

画像9

画像11

画像10

*上記全てフィルムカット

だからといって、フィルムが全てなわけではない。
やはり、すぐ見てすぐ撮れてすぐアップロードできるデジタルカメラというのは画期的で、いまやなくてはならないもの。

だから、一緒に使うことで
また新しいアイディアや想像力が高まる。

画像12

画像13

画像14

画像15

TP602954-強化

画像17

画像18

画像19

画像20

*上記写真全てデジタル 最後は撮ってもらったカットw


フィルムの魅力とデジタルの魅力を
それぞれ分かりながら、いやわからなくてもいい。
ただ撮ることが楽しいとさえ思れば
いつしか新しいなにかを生み出しているのかもしれない。

あなたはフィルム派?デジタル派?

カメラを持って、一緒に散歩に行きませんか。
みんなの頭の中にある壮大な世界をのぞいてみたい。

そう思った今日この頃。



この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?