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#910【解説】意外⁉︎会社選びは超重要という当たり前の話②

この記事は、現役タクシー運転手という立場から、タクシーの仕事に纏わる様々な発信や、この仕事の魅力を細かに伝えていくシリーズです💡

以下の様な方々にも是非見て頂き、何かの役に立ってくれたら嬉しいです😆

✅仕事自体が中々見つからない人
✅ブラック企業から抜け出したい人
✅やりたい事が見つからない人
✅自分の時間がもっと欲しい人

今回は『意外⁉︎会社選びは超重要という当たり前の話②』というテーマで書いてみたいと思います。

以前の記事では、タクシー業界も会社によって様々な違いがある事について簡単にご紹介しました。

今回は、これからタクシー会社への転職を検討している人向けに、もう少し詳しく会社による違いについて書いてみようと思います。

尚、普通の人にとっては知る由もなく、また知る必要もない『詳しすぎて伝わらないタクシー会社の違い選手権』的な内容となっております。

勤務体系&勤務時間

タクシーの業務には、月に22日〜26日程度働く『日勤』と、月に11日〜13日程度働く『隔日勤務』という働き方が存在します。

また、勤務時間についても、隔日勤務であれば午前の出勤(朝6時〜11時等)から午後の出勤(昼13時〜16時等)まで会社によって様々な勤務時間があります🕰️

自分が希望する勤務体系や勤務時間帯が、会社によっては存在しない場合もありますので注意が必要です。

配車アプリ

海外ではUberやLyft、Grab、Didiなどが有名ですが、日本国内では配車アプリといえばGOかS-RIDEが利用される事が多いでしょう。

一部にはUberやDidiもありますが、いかんせん登録車輌台数が圧倒的に少ない為、実際には特に都内においては上記2強と言って良いでしょう。

タクシー会社によって利用している配車アプリは異なり、中には複数の配車アプリを利用しているタクシー会社もあります。

配車アプリが異なれば、当然一日の乗務でお客様から呼ばれる回数も変わってきますので、ドライバーの売上にも大きな影響があります。

保有車輌

タクシー車輌といえばJPNTAXIクラウンセドリックアルファード等様々ありますが、やはりお客様から選ばれるのは今だとJPNTAXIが圧倒的だと思います。

お客様がJPNTAXIを好んでご乗車されるという事は、タクシー会社のドライバーとしてはJPNTAXI車輌の保有率が少しでも高い会社を選ぶ事は必須条件と言えるでしょう。

営業所の立地

出庫してからすぐに営業が出来るかどうかは、会社選びを行う上でとても大切な条件のひとつといえます。

何故ならこの仕事は、限られた勤務時間内において最大限効率よくお客様をお乗せする事が(高い売上を達成するためには)求められるからです。

出庫してから30分以上お客様をお乗せ出来ない様な立地を選ぶ事は得策とは言えないでしょう。

私の仲間でも、交通費が支給されないにも関わらず、近隣他県から1時間以上かけて通勤している人は珍しくありません。

LPガススタンド

我々タクシー運転手は、一日の乗務が終わると最後にガスを満タンにして次のドライバーに車輌の受け渡しを行います。

因みに法人タクシー車輌は、そのほとんどがLPガスを燃料として走るため、通常のガソリンスタンドで給油を行う事は出来ません。

街中にもLPガススタンドは圧倒的に少ないため、自社の営業所にLPガススタンドがある事は非常に有利な事なのです。

洗車屋さん

一日の乗務の終わりにはガスを満タンにする事と併せて、車両を洗車して次のドライバーに受け渡す必要があります。

一日の乗務終了後に自分で洗車をする人も少なくありませんが、私は洗車屋さんにお願いしています。

街中にもタクシー専用の洗車屋さんはありますが、LPガススタンドと同様、自社内に洗車屋さんがいれば、帰庫と同時にガスアップ&洗車依頼が同時に完了します。

分率

これが会社選びにおいて最も大切な要因のひとつと言っても過言ではありません。

今だと猛者と言われるドライバーは、一ヶ月の売上が120〜130万を超える人も少なくありません。

しかし、大切な事は売上に対する『分率』がいくらかによって、給与が大きく変わってくるという点です。

以前の記事でも書いた通り、タクシー運転手の給与は、『売上×分率』によって決まるためです。

タクシー会社間での移籍等で良くある話ですが、仮に前の会社より一ヶ月の平均売上が1万円上がったとしても、給与が下がってしまっては元も子もない無いですね。

会社負担率

例えば、東京のタクシーの場合、お客様を神奈川県や千葉県等の営業区域外エリアまでお送りした後、都内まで高速を使って戻る場合、会社が一部または全額高速代を負担してくれたりします。

この様に、会社がどういったところを負担してくれるのかはとても大切です。

中にはとても高い分率でドライバーの求人を行いながら、制服代やクレジット決済の手数料、空車の高速代等全て自腹という会社もあります😱

いくら高い売上をあげ、高い給与を貰ったとしても、そこから様々なものが引かれた可処分所得が低ければ意味がありませんね。

いかがでしたでしょうか?

今回は、『意外⁉︎会社選びは超重要という当たり前の話②』というテーマで書いてみました。

この記事を読んで東京のタクシー運転手に興味を持たれた方や、さらに詳しい情報を知りたい方は、LINEの公式アカウントよりお気軽にご質問やご相談ください。

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