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#840【解説】売上アップにも貢献⁉︎安全運転の極意とは⁉︎

この記事は、タクシードライバーという立場から、今の仕事に対して何らかの不満を感じている人に向けて書いているシリーズです💡

✅仕事自体が中々見つからない人
✅ブラック企業から抜け出したい人
✅やりたい事が見つからない人
✅自分の時間がもっと欲しい人

シリーズ第15段の今回は『売上アップにも貢献⁉︎安全運転の極意とは⁉︎』というテーマで書いてみたいと思います。

私も含めハンドルを握る全てのドライバーにとって大切な安全運転、挙げ始めたらキリがないので、私が特に大事だと思う事を取り上げてみたいと思います。

バードアイのすゝめ🦅

運転中は、自分が運転している車を常に上から見る意識を持つ事が大切です。

そのためには、運転中は常にルームミラーやサイドミラーで自分の周りの状況を把握しておく必要があります。

多くのドライバーは、自分が思っている何倍もルームミラーやサイドミラーを見る回数を増やして良いと思います。

オートバイに後方から接近されて、いつの間にか自分の死角に入られない様な運転を心掛けたいものです。

タクシーの営業であれば、後方から手を挙げられたとしても、ルームミラー越しでお客様に気付くくらい周りが見えている事が望ましいと思います。

また、「わ」ナンバー(レンタカー)や他府県ナンバー、タクシーなどを見かけたら、なるべく距離を取る事を強くオススメします。

彼らは、とにかく『急』のつく操作を行うプロですので(笑)

エレガントな運転🚙

私は運転にはエレガントさが必要だと思っています。

エレガントとは、具体的に言うとすべての所作をなめらかに、そしてゆっくりと行う事です。

ゆっくりとした操作を行う為には、早めに行動を開始する必要があり、早めの行動を行うためには、広範囲な視界を持って常に運転をしておく必要があります。

よく『急』のついた操作(急発進、急ハンドル、急ブレーキなど)をしない様にという話を耳にすると思いますが、急操作をしないためには早めの行動を開始する必要があります。

タクシーの仕事においても、お客様に快適な乗車をして頂く為には絶対に必要な意識だと思っています。

全ての歩行者と眼を合わせる👀

運転中は視界に入る全ての歩行者と目を合わせる事が大切です。

信号のない横断歩道に限らず、急な飛び出しなどに備えるためにも、歩行者の視線の先を常に気にする事が望ましいでしょう。

タクシーの仕事においても、売上の良いドライバーは、総じて手を挙げてない人でも視線だけでお客様かどうかを瞬時に判断し、手が挙がらずともその人の前で停車出来ていると思います。

ながら運転、ダメ絶対🈲

正直、バードアイを意識する様になれば、例え信号待ちの時であってもながらスマホをする余裕など無いはずです。

運転中のポケモンGOなどは 全くもって論外ですが、ながら運転はスマホ操作に限りません。

ナビの操作や音楽のボリューム変更、タバコに火を付ける等、その時の走行スピードにもよりますが、一秒に満たずとも車が何メートルも進む事を考えたら絶対に出来ない事です。

信号で止まっている時でさえ、坂道なら前の車が下がってくるかも知れません、よそ見する事無く直ぐに気付いてクラクションを鳴らせば、ぶつけられずに済むかも知れません。

タクシーの仕事においても、信号待ち等はお客様を見つける最大の機会です。

信号で止まっているからスマホを触っても大丈夫と言う考えは捨て、全ての歩行者と目線を合わせる事に全力を注ぎましょう。

隣に空車のタクシーが止まっていても、お客様は先に目が合ったドライバーのタクシーに乗ってくれるものです。

車間距離の保持🚕

車間距離を開けすぎて悪いと言う事はありません。

多くの方は自分が思っている3倍位の車間距離をとっても良いと思います。

なかには『そんなに車間距離を開けたら、他の車にドンドン割り込まれるじゃないか』と思う人もいるかも知れません。

批判を恐れずに言えば、そういう方はおそらく性格的に車の運転に向いていないと思いますので、ニュースになる前に免許を返納された方が良いと思います。

タクシーの仕事においても、車間距離を詰める事には何のメリットもなく、特に空車のすぐ真後ろを走る事ほど愚かな事はありません。

実車の為のテクニックとしても、前の空車タクシーが時速50キロで走っていたら、こちらは時速30キロまで落として、前の空車タクシーと少しでも距離をあけて走る事が大切です。

また、お客様をお乗せして走る際も、必要以上に車間距離を詰めて、お客様に不安を与える様な事があってはなりません。

かもしれない運転🤔

安全運転を意識する上において、最も大切な事はこの「かもしれない運転」を常に意識する事かもしれません。

ヒヤリハットハインリッヒの法則など聞いた事があるかもしれませんが、この『かもしれない』と思える引き出しの数が、その人の安全運転のレベルと言っても過言ではないでしょう。

私も日頃からこの引き出しを増やすべくYoutubeなどで事故映像の視聴を日課にしています。(noteのクリエイターでもある上西一美さんYoutubeチャンネルがオススメです。)

タクシーの仕事においては、『先頭で信号待ちの状態から青になった際、右車線の車が発進しない時は右からの歩行者横断を疑う』といった通常の『かもしれない運転』だけではありません。

後ろをたまに振り返りながら車道を歩いてる人や、対向車線の横断歩道を渡ろうとしている人は、全てお客様『かもしれない』という予測の元に営業を行う必要があります。

売上の良いドライバーほど、お客様予備軍を見つける為の引き出しが豊富で、お客様が手を挙げる前からウィンカー&ハザードを点ける準備をしているものです。

番外編😷

さすがにコロナも落ち着いてきて、街中でもマスクを付けている人は大分減ってきた様に見受けられます。

しかし、未だ運転中にマスクをしている人もたまに見掛ける事があり、個人的には辞めた方が宜しいのではないかと思っています。

個人の自由とはいえ、マスク誘発疲労症候群(MIES)として挙げられる数々の症状(特に、低酸素濃度、高二酸化炭素濃度、心拍数増加、血圧上昇、心肺能力低下、息切れと呼吸困難、頭痛、めまい、集中力低下、思考力低下、眠気、倦怠感など)が運転に与える影響は非常に大きいと考える為です。

職業ドライバーのマスク着用に関してはここでは敢えて触れませんが、少なくともプライベートで運転される際には、百害あって一利ないマスクの着用はオススメしません。

いかがでしたでしょうか?

このシリーズでは、毎回タクシーの仕事をテーマに取り上げつつ、なるべく一般の方にも読んでいただける様な内容の記事を書いているつもりです。

今回は『売上アップにも貢献⁉︎安全運転の極意とは⁉︎』というテーマで書いてみました。

この記事を読んでタクシー運転手の仕事に興味を持たれた方、転職相談や各種質問等LINEの公式アカウントよりお気軽にご相談ください。

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