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#46 これを押さえれば大丈夫!3分で振り返る上半期重大ニュース

今回の記事では、上半期を振り返ろうということで、半年間に起きた様々なニュースや出来事を振り返っていきたいと思います。

例えば、ロシアによるウクライナの軍事侵攻ですとか、北海道の知床沖観光船沈没事故などの場合は今も続いていたりするので皆さん記憶にまだまだ残ってる、鮮明に残っているかと思いますが、実はこんなことがありました、というものを振り返っていきたいと思います。

1月 無差別事件に海底火山噴火

東京大学前で受験生ら3人刺され死傷するという無差別事件が起きました。無差別事件が恐ろしいのは、やはり被害の全容が初動の段階ではつかみにくいということ。怨恨の場合はやはりその対象者、恨みを持ってる相手を傷つけるなどした場合、それで犯人は目的を成し遂げられて終わるんですけれども、無差別の場合って一体どこが起点でどこまで続いていくのか、その終着点がないんですよね。

第一報のときは「東大前で刺されている」なんだなんだと、そしてその後、「地下鉄の駅でも刺されたらしい」という情報が。犯人は逃げてるのか?それとも来る途中に刺したのか?ヘリコプターなどを出動させて事件の全容をつかもうとするんですけれども、初動の段階では本当に混乱するんですよね。僕は土日の報道番組のプロデューサーやっていますが、その勤務時間中に起きた事件としてすごく鮮明に記憶に残っている事件です。

そして、トンガで海底火山が噴火しました。これも今まで聞いたことがないような出来事が起こりまして、津波が発生しました。ただ、それはドーンという揺れによる津波じゃなくて、「大気の波」によって津波が発生しました。気象庁もこの予測を正確に出すことができなくて、私達報道センターでも結構混乱といいますか、これどうなってるんだ、津波は結局、来るのか来ないのかなんて、ちょっと騒いだのを覚えています。

※イメージです

報道22年間やっていて初めて聞きました。海底火山が噴火して、大気の波によって津波が来るなんて。本当にまだまだ知らないこと、わからないことが起こるんだな、ということを痛感させられました。

2月 著名人の訃報相次ぐ

コロナの感染者が累計で500万人を超えたということで、感染が拡大している「第六波」の時期です。

石原慎太郎・元都知事がなくなったのも2月、そして作家の西村賢人さんがお亡くなりになったのもこの2月の出来事でした。

今もまだまだ侵攻が続いていますが、ロシア軍によるウクライナ侵攻もこの2月に起きた出来事です。

3月 まん延防止全面解除

まん延防止等重点措置が全面解除となりました。このあたりからコロナの感染者数が下降曲線を辿るようになりました。そして、もうお忘れかもしれませんけれども「電力需給逼迫警報」が発令されました。

私達のニュース番組でも「照明を少し落として放送しています」などテロップをだしていましたけれども、これ、何で起きたのか。3月16日に最大震度6強、これは宮城と福島で観測したんですけれども、地震が発生しました。これによって火力発電所等が停止、もしくは出力が低下したことによって電力が少なくなったところに、季節外れの寒波が襲来したということで、この電力需給逼迫警報が発令されました。

結局何事もなく皆様のご協力、国民の皆様のご協力により、この電力逼迫は回避されたと。なんか政治家みたい。

ただ、地震大国ですからねこの国はね、また似たようなことが起こる可能性は十分にあり得ます。

そして、アカデミー賞「ドライブマイカー」が受賞しました。国際長編映画賞、これは2009年の「おくりびと」以来の快挙ということで、僕もこの映画見たんですけれどもね。妻を亡くした舞台俳優で演出家の男性が専属ドライバーの女性と出会って共に過ごすうちに、目を背けてきた妻の秘密と向き合う物語、と今見たらNHKで解説されていました。この男性を俳優の西島さんが演じているんですけれども、何だろう、生活というか反省というのかな、何か反省っていうほどでもないんですけれども、そうした思いなどを描いていく映画なんですが、特にすごく大きなドラスティックな何かが起こるというわけでもないんですね。

僕は…普通に見て普通に終わった、という感じでした。村上春樹さんの短編小説が原作ということで、村上春樹さんの作品って何かこう、すごいドーンと何かが起こるわけではありませんからね。それを映像化した作品です。こんな説明でいいんでしょうか(苦笑)

4月 知床観光船沈没事故が発生

知床半島沖で観光船が沈没したのが4月の出来事でした。まだ12名の方々が見つかっていません。

リオでカーニバルが2年ぶりに復活したそうです。ブラジルといえば、僕の師匠・ジャーナリストの木村太郎さんから聞いたお話なんですが、とある紛争地か何かに向かう飛行機の中で、世界各国のジャーナリストがその飛行機、同じ便に乗っていて、機内でお酒飲みながら「最高の美女がいて、そして明るくて楽しくて世界でもっとも魅力的な場所はどこだ?」なんてみんなで話していたら、ブラジルのコパカバーナという場所で全員一致したそうです。

全世界のジャーナリストが一致した、ということでその話を聞いてから、僕、ニューヨークに赴任したんですけれども、行ってみたくて仕方なかったのですが…残念ながら行けませんでした。ブラジルにはいったんですけれども、コパカバーナまでは行けなかった。リオのカーニバル復活で、ちょっと脱線してしまいました。

5月 実はバイデン大統領来日

5月は実はアメリカのバイデン大統領が来日していました。あんまりニュースになりませんでしたね。なんかこんな言い方をしたら本当に失礼なんですけれども、バイデン大統領と岸田さんて、どうしても地味で、しかもなんかすごい大きな懸案事項の話し合いがされたというわけでもなかったので、特にニュースとして大きく扱うことがなかったんですね。

そう思うとやっぱりトランプさんが来たときはすごかったですよね。

大統領といえば、韓国では尹錫悦大統領、新しい大統領が就任しました。
冷え込んだ日本との関係改善に意欲を示しているということで、今後の日韓関係がどうなっていくのか注目しています。

生活に影響する変化

今年は私たちの生活に直接関わるさまざまな出来事も発生しています。今年の4月1日から成人年齢が引き下げになりました。18歳と19歳が親の同意なしでもローン契約などを結ぶことができるというものですね。

そして、報道の世界では、18歳19歳は「特定少年」と位置付けられることになり、正式に起訴された場合は大人と同じように、公開の法廷で裁判を受ける。実名報道が可能になります。

そもそもなぜ実名報道しないのかというと、基本的には更生を念頭に置いているので、実名報道してしまうと、今後の彼ら、彼女たちの人生に大きな影響を与えてしまう可能性があるということで、実名報道は控えようというルールが課せられています。しかし18歳と19歳に関しましては、その起こした事案によっては実名報道が可能になると、いうことが、4月1日以降の大きな変更点です。

そしてあまり知られていないと思うのですが、6月1日から犬猫にマイクロチップの装着が義務化されました。

本当に小さな小さな円筒状のものを埋め込みます。これによって、飼い主がわかる。阪神淡路大震災のときに、たくさんの迷子の犬とか猫が発生したことをきっかけに導入が検討されたということで、ずいぶん時間がかかったのですね。

誤解を生みやすいのは私達がいまの時点で飼っているペットは、義務ではないんです。今後、ペットショップで販売されていく犬猫に対して、装着が義務化されるということなんです。装着の際に痛みを感じないということなんですけれども、どうなんでしょうね。犬猫になったわけじゃないので、わからないんですけれども、この二つが僕の中では今年大きな出来事かな、と。

ということで、上半期のニュース振り返りと、私たちの生活に関わりそうな法律の変更のお話をさせていただきました。

(voicy 2022年6月25日配信)

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