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「世間」とは何か?〜その本当の意味〜

双極性障害でうつ状態が再発し、2度目の休職となって約2ヶ月となります。意欲が低下し、ブログの更新もままならない状態が続いています。

髪の毛も伸び放題になっていたのですが、ようやく外出して髪の毛を切りに行くことができました。こんな当たり前のことさえできなくなってしまうことは、昨年経験済み。それにしたって、ここまで何もできなくなるとやはり辛い。

「世間」からどう思われるかを気にする現状

自分の中で何が一番辛いのか考えてみると、この状態を世間からどう思われるか。この先の自分の仕事や生き方がどう見られるか。それを思うと辛くなるのです。

本来、世間なんて気にする必要はないのですが、日本では「世間」という目に見えない概念が非常に強く存在します。それは多くの日本人を縛り、苦しめている、巨大な負の力を持った概念だと私は捉えています。

この負の力から逃れるにはどうすれば良いのか?その事について改めて考えてみました。なぜなら、この国では「世間」という巨大な怪物に生活を踏みにじられ、命まで奪われる方がいるからです。

「世間」の定義とは?

まず、「世間」とは何なのか?を問うてみたい。この言葉の定義について、なんとなく頭の中では分かっていても、いざ言葉で説明を求められると上手く表現できない。なんとも難しい言葉なのです。

読者の方で「世間とは何か?」をしっかりと説明できる方は、一体どれだけいることでしょう?

私が思う「世間」とは、「社会的な圧力」を指します。不特定多数の集団心理により生み出される同調圧力。非同調者や異端とみなされた者に対する圧力。これこそが「世間」なのだろうと私は考えます。

自分たちこそが社会的に正しく正義なのだと思い込み、その枠の中に収まらない人を攻撃する。特に信念もなくそれに流されて一緒に攻撃する。ストレスの吐け口として一緒に攻撃する。それら全てひっくるめて世間です。

とはいえ、世間ってどれだけ大きいの?

ここである疑問が浮かんでくるのですが、世間ってどの程度の大きさなのでしょう?よくよく考えてみると、現代における世間というものはネットの声を指している気がします。

ネットの声。これはどれほど大きいものなのか?実は目立つだけで、さほど大きなものではないのではないか。ずっとそう思ってきました。

何かのニュースで「ネットの声が」とか、「炎上が」とか、そう言われるもので周りにいる人間で気にしている人に出会ったことがない。話題に上がることもない。それこそ芸能人の不倫とか。

私たちに関係ないし、知ったこっちゃない。それに対してあーだこーだ言っている知り合い、友人、家族は私は持っていません。周りに聞くと同じような感想で、じゃあ一体全体この世間というものは何なのか?という疑問に行き着くわけです。

結局のところ、一部の人間がネットで騒いでいるだけで、それが目立つから企業や芸能事務所も気にしてしまっているということ。ノイジーマイノリティとサイレントマジョリティですね。

世間を気にしない生き方を

そうは言っても、私自身病気になる前もなってからも、とにかく世間を気にして生きてきました。子供の頃から「世間に対して」とか「世間がどう思うか?」と常に意識するよう洗脳されてきたので、ずっと染み付いてきたものは、そう簡単には抜けないのです。

周りの目、世間の目を気にしないで生きられたら、体調もきっと回復するのだろうけど。今はそこまで行き着かないので、とにかく日々復調していくよう努めるのみ。

休職は2ヶ月延長となったので、この期間に何か答えが出れば良いな。

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