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【トモヤ】「1憶人」不要説 ー 日本に残された選択肢は少ない

この記事では、以下の知識を得ることが出来ます。

・少子化問題について
・少子化国がたどる道
・日本人は1憶人もいらない?
・日本が他国を参考にできること

では、さっそく見ていきましょう。


50年前から分かっていた少子化問題

意外かもしれませんが、少子化問題は約50年前に分かっていた社会問題なのです。その証拠に、厚生労働省が平成28年に出した「将来人口推計の方法と検証」を見て頂くと分かります。

スライドの7、8枚目は出生率を表してまして、一番分かりやすい図だったので紹介しておきます。

7枚目
8枚目

図の通り、1950年代から分かっていたのですね。
すると、次のような疑問が出てきます。


Q.「分かってたのに、なんで対策しなかったの?」

そこが、政治家が嫌われる理由になります。
理由は2つありまして、それぞれの詳細を見ていきましょう。


① 既得権益を利用しているから

既得権益とは、以下のようなものを指します。

Wikipedia「既得権益」(2021/1/16時点)


政治家になるためには「票」が必要です。その票を集めるためには、「自分、こういうことやります!」とアピールをします。すると、何人かの社長から以下のような提案をされるのです。

社長A「うちの全社員があなたに投票するので、我々の事業が有利になるよ
    うな政策を通して頂けないか。ちなみに社員は1500人です。」
社長B「あなたには、毎年3000万円の献金をしようと考えています。私の社
    員はあなたを支持しています。ちなみに建設業を営んでいます。」

こんな条件を出されたら、「美味しい」と思いますよね。実際、政治家を生業にする人達は、当選しなかったら無職になってしまいます。そんな状態で「献金」「社員全員が投票」と言われれば、手を出したくなる人は多いのではないでしょうか。

民主主義も考えものですね。。。


② 高齢者向けの政策を作り続けているから

最近、よくテレビで「若者の選挙参加」を取り上げるのを見ます。理由は、①若者が選挙に行かない。②政治に興味がないからだそうです。しかし、僕は今から40~50年間、たとえ若者が選挙に参加しても何も変わらないと考えています。

根拠は以下の通り。

・日本の人口構造
・国民性

日本の人口構造は、下図のように逆三角形になってます。
つまり、「高齢者 >若者」ということですね。

厚生労働省「日本の人口」

これでは、若者向けの政策を政治家が作るとは考えにくいですね。自分の票を集めるのに、人数の少ない若者優遇の政策を掲げるのは合理的ではありません。

少子化問題が、なぜ解決されないのかを書いた記事がありますので、こちらも合わせてどうぞ。


日本以外の少子化国

日本以外に少子化が進んでいる国は以下の通り。

【2021年】世界の出生率の現状 国別ランキングと今後の予測

日本は「1.4」とかなり低い出生率ですが、韓国は「0.9」とより厳しい状況です。ほとんどが発展途上国ですね。

人口減少が進むことは、労働者を苦しめることに繋がります。働き手が減れば、1人当たりの負担が増えるのですね。すると、海外へ外注しようとなるのですが、日本はまだまだ英語後進国です。外資企業と取引経験のある企業は少ないので、中小企業がごっそり消える可能性は高いです。

こうなれば、「出生率の低い国が出来ることは何か」を考え始めるのですが、実はもう答えは出ているのです。

それは「機械の導入」になります。
次の章で詳しく見ていきましょう。


他国を参考にできること

出生率の低い国では、機械化が進んでいます。
下図データは、「ロボット密度」を表しています。

「ロボット密度とは、従業員数に対する産業用ロボットの稼働台数を表す。これを用いることで、変化が続く自動化競争において、経済規模が異なる国同士を経時的に比較することができるようになる。」

日本ロボット工業会「自動化競争:ロボット導入が進む世界上位10か国
Robot Race: The World´s Top 10 automated countries

1位 シンガポール   6位 デンマーク   11位 イタリア
2位 韓国       7位 香港      12位 ニュージーランド
3位 日本       8位 台北(中国)  13位 スペイン
4位 ドイツ      9位 アメリカ    14位 オーストリア
5位 スウェーデン   10位 ベルギー     15位 中国

このデータは2019年のもので、出席率の2021年とは時期が異なります。
しかし、少子化国が行う政策を考えるに、足る参考資料だと判断しましたので、今回の記事ではこれを使用します。

前章で紹介した「出席率190~208位」に入っていた国の中で、TOP15の内6カ国もランクインしていることが分かります。

つまり、少子化が進めば人手が足りず、機械を導入するしかなくなるということ。

最近、在宅ワークやDX、機械導入が叫ばれており、「デジタル化社会には住みたくない!!」と言う高齢者も増えていますね。しかし、ロボット密度で言えば日本は世界3位です。加えて、デジタル化の恩恵は、多くの高齢者が受けているのも事実。

今の暮らしがあるのは、何のおかげかを勉強して欲しいものですね。。。

さて、機械化の話をしましたが、そうなると「日本人、1憶人も必要か?」という質問が飛んできます。

次章へどうぞ(∩´∀`)∩


日本人「1憶人」不要説

前までは、少子化問題を解決しなければ。。。と考えていました。
しかし、近頃、日本人は再起する必要はなく、ダラダラ過ごす方が良いのではないかと考えています。

理由は以下の通り。

GDP成長率5%以下を約30年以上続けている。
デジタル化推進を妨げる衰退産業が、政治家に献金する。
優秀な人材が海外へ行く。

リンクを貼ってありますので、詳しくはそちらでどうぞ(∩´∀`)∩

あと、こんな記事もありました。


日本が大好きな外国人にインタビューして、「日本は素晴らしい!!!」と
日本人に向けてアピールするしないと、自国愛を保てないのが現状です。

であれば、頑張らずにダラダラ過ごし、頭の良い人達が作った仕組みの上で生きていく方が、上手くいくと思うのです。

頑張らずに生きていく方法は、下記事に書きました。


ではこの辺で。
ではではー(=^・・^=)

見てくれてありがとうございます! ついでにサポートしてくれたら嬉しいです。(=^・・^=)