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海外旅行が楽しいのは 新しい発見があるから

コロナウイルスの影響で、航空機の便数が大きく減少され、しばらくは遠方への旅行が難しい時代となりました。

まして、海外旅行はさらに敷居が上がってしまい、当面は国内旅行の選択肢一択という人も増えていくと予想されます。

けれどもこんな時だからこそ、海外での旅の良さや醍醐味を語ってみたいのです。

異国は適度な不便さが心地良い

海外への旅には、国内旅行以上に非日常的な空間と時間の世界が広がっています。自分の感性や人生観を刺激するには持ってこいの場所。

以前、参加した文章セミナーでも

アイデアは移動距離に比例する

という言葉を聞かされて、妙に納得したものです。

たとえ短期滞在でもそれは可能です。

普段はコスト削減をさせる為に、海外への格安航空券手配から現地のホテル予約、ツアーの申し込みなどを、全て自分で行っています。個人手配だから、自由気ままに何でもできるけど、良くも悪くも全て自己責任です。

とにかく情報を収集しないと、旅の充実度にも大きく影響するので、まずは出発前に現地のあれやこれやを頭に入れることから始まるわけです。大変な反面、旅行への期待に胸が躍り、とても楽しい時間といえます。

もちろん現地で移動する際はガイドブックも持参するわけですが、日本を発つ前にある程度の予定を組んでおく方がやはりベター。現地についてからプランを練っていると、時間が足りなくなってしまいます。

しかし向こうについても、現地の地理を頭に入れるまでが、まずは一苦労です。

近場の韓国や台湾といえども、土地勘がない場所だと、ホテルの場所やスーパーの場所すらよくわからない。とにかく人に聞くなり、グーグルマップを参考にしたりするなど、とにかく地道に探すしかないのです。

ツアーパックなら全てコンダクターに任せっきりなので、空港送迎から現地での移動まで至れり尽くせりなのですが、自分は逆に物足りなさを感じてしまいます。

個人旅行はその点、全て自分の力で動かなくてはならないので、旅行中も真剣そのもの。頼れるのは己の力のみです。

今はネットが発達して、情報収集が便利になりましたが、やはり海外では国内のように思うようには動けない。

でもその足りないものを補うために、頭と体を駆使しながら駆け回る。その不便から発生する強制的な努力から、自分にとって程よい心地さを感じ取り、現地での滞在を楽しむようにしています。

学習領域で人は成長する

こちらの本では快適領域に自己成長無しと記されています。

配信動画でもお世話になっている、精神科医 樺沢先生の本です。

学びを結果に変えるアウトプット大全 
樺沢紫苑 (著) 

「コンフォートゾーン(快適領域)」に居続けることは、「楽」「安心」「のんびり」できるかもしれませんが、そこには「成長」「進歩」「飛躍」というものは、存在しません。

新しいことにチャレンジすると、脳内物質・ドーパミンが出ます。

ドーパミンが分泌されると、集中力が高まり、やる気も高まり、
記憶力が高まり、学習機能も高まります。

ドーパミンは「楽しい」という感情を引き起こす幸福物質ですが、
同時に「新しいことを学習する」ことをサポートする学習物質でもあります。

快適領域の外にある、学習領域に一歩足を踏み出して、実現可能で少し頑張れば達成できる「プチ目標」を上手に設定すると、
ドーパミンを分泌させながら、また楽しみながらチャレンジをして、
自己成長していくことができるのです。

異国では 小さなことでも 新発見がある

↑ 済州島での韓国料理屋店内の様子、壁一面にある旅行者のコメント一覧  負けじと私もコメントを残しました 笑

一昨年、韓国・済州島に旅行した時のことです。

滞在したホテルが少し繁華街から外れた場所にあった為、何か外食をしようにも少しばかり歩く必要がありました。でも、タクシーを使うまでもない微妙な距離。

そうして近くに良いお店がないかと、ホテル周辺を歩いていると、地元の人が通いそうな、韓国料理のお店が運よく見つかったのです。

その日は肌寒くて、あちこち探すのが面倒だったので、大して期待もせずに店に入り、恐る恐る…料理を頼んでみました。

すると…まさかの!? 見事に大当たりを引いてしまいました! やはり、地元の人行きつけの店だけあって、量も多く、安くて美味しい!

また、店主も奥さんも気さくでとても良い人。お互いに英語で何とかコミュニケーションを取りながら、会計を済ませると、おまけのお口直しでヤクルトまで頂きました。

結局、5日間の済州島滞在中に、なんと4回もこの店で食事を済ませ、ヤクルトを計4本も飲んでしまいました。 笑

まあ、冷静に振り返ってみると、壁に貼ってある飲食した旅行者のコメントを見れば、人気と料理の質がおのずと判断できたわけです。

ただ、100枚近くも貼ってあったコメント欄で、日本人が書いたと思われるものは、たったの2枚しかありませんでした。

なぜ、近場の済州島なのに日本人のコメントが少なかったのか?

この韓国料理店の情報を帰国後に調べてみました。しかしネットでもガイドブックでも、詳しいお店の詳細は確認できませんでした。

海外旅行先でよくある光景なのですが、ガイドブックにも載っている有名なお店では、日本人観光客は確かによく見かけます。でもマイナー店ではあまり見かけないのです。

良くも悪くも、日本人は海外でもマニュアル通りに動いてしまう傾向があるのかなと推測しています。

せっかく海外に来たのなら、飲食店選びも、時には行き当たりばったりで選ぶ方が海外チックで楽しかったりもします。

時には大はずれも有りますが、60点の平均点ばかり取る飲食店選びより、-50点もあるけど、150点も取れるスタイルの方がロマンがあって私は好きです。

たかだか飲食店選びですが、せっかく海外に来たのだから、日本国内では出来ないあれこれに挑戦してみると、海外旅行をより楽しめるのではと思っています。

プライベートな時間だからこそ、自分を変に枠内に、はめてしまうのはもったいない。これこそが自己成長につながる、学習領域の心得だと思います。

ここまでご愛読ありがとうございました

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