見出し画像

灼熱地獄のシベリアでの夏の過ごし方

シベリアは恐ろしく厳しい自然環境だ。10月から氷点下になり-20℃以下の日々が3月まで続き1番寒い時は-40℃になる。

こんなに寒いなら夏はさぞ涼しく過ごしやすいのかと思いきや、夏もとんでもなく暑くなるのだ。ここウランウデでは40℃まで上がったこともあるとタタール人が誇らしげに話していた。

ここ数日間は最高気温は毎日30℃を超えている。朝は涼しいのだが日が長く21時過ぎまで太陽が昇っているためずっと暑い。

シベリアのおじいさんも帽子に半袖短パンだ。

画像2

シベリアの住宅は当然冬用

当たり前だがシベリアの住宅は当然冬に寒さに耐えられるように作られているから、二重ドアや二重窓で機密性がとても高い。

そのため夏になってしまうと地獄のように暑くなってしまう。冬に寒いよりはましではあるのだが辛い。

しかしよく他の高級なマンションを観察すると、ほとんどの部屋のベランダに室外機があると気づく。

ドイツは最近異常気象で暑いためほとんどの家や店にはクーラーがなかった。しかしここでは夏は昔から暑くなるとのことだ。シベリアに抑留された方の体験記を読むと、夏の暑さや蚊にはとても苦しめられたらしい。

スーパーは日本並みに寒い

ドイツのスーパーがどこもクーラーが付いていたのか不思議なことに忘れてしまったが、シベリアのスーパーはガンガンにクーラーが付いていて寒い。日本並みに効いているからなんだか懐かしい気分だ。

新鮮に感じるということはドイツのスーパーはそんなにクーラーがガンガンではなかったということかもしれない。ドイツはエコへの取り組みも盛んだから、なるべく付けないようにして、つけても設定温度を高めにしていたのかもしれない。

ロシアは当然ガンガンだ。

湿度40%でも蒸し暑い

湿度は40%と日本に比べたら半分くらいしかないのだが、家の中の空気が困ってしまうこともありかなり蒸し暑く感じる。

冬は湿度が20%ほどで肌がガサガサだったからそこから20%もあがるとかなり違和感がある。日本に帰ったらどうなってしまうことだろう…

シベリアの熱帯夜

ドイツでも暑くて寝られないような日があったような年もあったが、日中にブラインダーを降ろしておけば大抵は大丈夫だった。

しかしここでは最近何日も寝苦しくてかなわない。ロシア人が言うには7月は8月に向かってもっと暑くなっていくというから恐ろしい。

クーラーがあれば外は日陰を歩けば涼しいから日本の夏よりはいいかもしれないが、相変わらず日の光は眩しくてサングラスをしないと頭が痛くなってしまう。

一昨年の2月からずーっと工事し続けている近所のマンションにもようやく窓がつき始めた。


画像2




サポートをいただけたらうれしいです。帰国の渡航費の足しにします。