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メモの魔力②メモの書き方

前章では、メモによって鍛えられるスキルについてお話ししました。

今回は具体的にどのようにメモを取れば良いか説明したいと思います。


<メモの書き方>

最初に強調するのがメモは姿勢であるということ。身の回りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか。

実際にメモはノートを見開きで使用する。広く使わないと思考が窮屈になる。

メモ

左側には、ファクト(事実)を書く。これは実際に見たものや聞いたもの。
その横には標語・キーワード、「事実を一言でいうと何か」を書く。

右ページに移って事実に基づいた抽象化をする。抽象化したものを転用する。実際のアクションにつなげるように書く。

まとめるとファクトをインプット➝応用可能な抽象化➝自らのアクションに転用というフォーマットでメモを取る。


<実際の思考>

例えば、「東京・大阪それぞれの街中で宣伝用のチラシを配布」となったときにどのように配布するか。

大阪のおばちゃんの特徴として何もない時でもアメちゃんをくれるという特徴がある。そこで大阪でチラシを配布するときアメちゃんを配布したら東京の3倍チラシがはけた。

この次章をメモにするとどうなるか。

【ファクト】
大阪でチラシと一緒にアメちゃんを配ったら東京の3倍の効果があった」と書く。

【抽象化】
ここで書いた具体的な情報から何か言えることはないかと考える。すると、「大阪人は東京人よりも直接的で目に見えるめりとの訴求に弱い」ということに気づく。

【転用】
前田さんが運営しているSHOWROOMでも大阪人のそんな気質が反映されているのではないか。→地域別の利用動向データを調べてみる。

その結果‟大阪のユーザーの課金単価が東京に比べると少し低い傾向にあること”がわかったという。

このように事実をもとに抽象化してアクションに転用するまでにいかに深く考えていくかがカギを握る。

「ファクト」を書きっぱなしにしておいてはそこから何も生まれない。「気づき」を抽象化しアクションに「転用」する。


<抽象化は最大の武器>

「抽象化」は人間に最大の武器であり、それこそがメモ術の根幹である。メモとは受け取った情報に何らかの意味合いを付与し、そこから知的生産していくもの。

空からポツポツと落ちてくる1つ1つの大きさの違う水
➝抽象化して「雨」と呼ぶ。

このような言葉が生まれたように私たちに抽象化能力がないと思考や会話は全く成立しない。抽象化によって文明が進化してきた。

誰かが抽象化したルールを具体的に使いこなすのではなく、具体の中から自分なりにルールを見つけだし、独自の視点で抽象化し、知的創造していく。


<まとめ>

今回はメモの書き方と抽象化についてお話ししていきました。内容をまとめます。

<メモの書き方>
➝ノートは見開きで使用すること。個人的には転用は慣れないと難しいので最初は抽象化するまでは書くようにしましょう。

<実際の思考>
➝抽象化してから、アクションに転用するまで深く考えていきましょう。

<抽象化は最大の武器>
➝具体の中から自分なりにルールを見つけだし、独自の視点で抽象化し、知的創造していく。



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