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ギリシャ神話①「成り立ちと天地創造」

トモーロです。

久しぶりの投稿です。今回から長編になると思いますが、少し記事にまとめてみたくなったのでこのテーマで行きます。

今回から「ギリシャ神話」について解説していきたいと思います。これまで神話とかにあまり興味がなかったのですが、読んでみるとけっこうおもしろくてハマってしまいました。

何冊か本を読んでいると色々と説があったり、ものすごく小話の連続なので、この記事では私が個人的に面白いと思った部分や有名どころをピックアップして解説していきたいと思います。

それではいきましょう!


【神話の成り立ち】

ギリシャ神話とはいったいどんな話なのか。最初の発生は紀元前20世紀頃、古代ギリシャのミノア(クレア)文明が栄えたころにさかのぼりその後は何か文章で残っているわけではなく、口づてで伝承されてきました。

そして、現在伝わっているギリシャ神話の原典は、「ホメロス」と「ヘシオドス」と言われる二大詩人の編集によって成立しています。紀元前8世紀ごろにはホメロスが「英雄の物語、トロイア戦争」を、ヘシオドスが「天地創造、神々の物語」について書いていきました。

紀元前146年、ギリシャがローマ帝国の属州になったためギリシャ神話がローマの神話と融合され、ロマンティックな物語に変わっていきます。しかし、4世紀ごろ一神教であるキリスト教は一気に広まっていくと、多神教の話であるギリシャ神話は一気に姿を消す。

そこから14~16世紀になると、イタリアで「ルネサンス」が起こりました。ルネサンスとは、一言でいうと文化復興の動きです。これまでの欧米文化にも学ぶべきことがたくさんあるとされ、神話を題材とした絵画、彫刻などの芸術作品が創作されました。

そのため、欧米の文化を知りたい、欧米人の考えを理解したいという方はギリシャ神話を学ぶことが近道だったりするのです。そして、ギリシャ神話を知ることで科学とは違う目で世界を見直すことができます。


【全体の流れ】

ギリシャ神話の全体の流れを説明していきます。まずは、天地創造です。何もないところから世界が誕生します。そして、世界を治めるものが誕生していきます。

そこから治めるものが誰かという神々の争いがあり、たくさん出てくる神々の物語があります。ここで出てくる神々がおもにオリュンポスの神々と呼ばれます。

その後は、英雄が出てきます。この世界の英雄とは「神と人間のハーフ」という考え方。有名どころでいうとヘラクレスなどがここの話に当たります。

最後はトロイア戦争の話になっていきます。「トロイの木馬」という言葉を聞いたことがあると思います。その言葉はこの時代の話がもとになっています。

それでは物語に入っていきましょう!


【天地創造】

なにも存在しなかった世界に大きな空間、混沌(カオス)が現れました。そのカオスから生まれたのが大地の女神ガイアであった。そこからさまざまな神が生まれました。

その中でも天空を治めたのが天空の神ウラノスであった。そして、大地の女神ガイアと天空の神ウラノスが結婚し、世界ができあがりました。

夫婦となったガイアとウラノスの間にまず、山より大きな巨人が次々と生まれていきました。彼らはティタン神族と呼ばれました。次に産まれたのが怪物でした。

1つ目の巨人キュクロプスや50の頭と100本の腕を持つと言われるへカトンケイルといったような怪物が生まれてしまいます。そんな子でも我が子は我が子。ガイアはとてもかわいがっていました。

しかし、ウラノスがこれらの怪物を嫌い、タルタロスと呼ばれる奈落の底に閉じ込めてしまいました。ガイアはそんなウラノスに対して復讐をしようとティタン神族に復讐を手伝うように言いますが、ティタン神族はウラノスにビビッてしまいます。

その時に「俺が復讐する!」と立ち上がったのが、一番末の子であるクロノスであった。


【世界をめぐる親子喧嘩】

ガイアは、復讐を誓ったクロノスに対し金属を創り出し、その金属で鋭い鎌を作って「これで父、ウラノスを懲らしめるのです」と言ってクロノスに渡します。

作戦は、ガイアが夫婦の営みにウラノスを誘い出し、ウラノスが油断したところにクロノスが乱入し、ウラノスを懲らしめるという作戦でした。

その夜、作戦通りにガイアがウラノスを誘い出し、交わろうとしたときクロノスが乱入します。何が起きてるのか分からないウラノス。クロノスは、鎌でウラノスに切りかかります。

クロノスはウラノスのどこを切りつけたか。なんとウラノスの逸物を切り付け、その逸物を海に投げつけるのでした。それで全くやる気をなくしたウラノス。ここから天空はクロノスが治めることになりました。

しかし、クロノスは父ウラノスに切りかかったとき「お前も自分の子供にやられるぞ!」という呪いをかけられてしまうのでした。ここから究極の親子喧嘩はまだまだ続いていきます。

次回、皆さんも知っている「ゼウス」が登場します。次回も見ていただけるとありがたいです。

ではまた✋


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