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真っ青な人工芝コートが眩い。

フィールドホッケー初観戦

真っ青な人工芝コートが眩かった。
試合前、そんなにまくの?っていうぐらいのスプリンクラーの放水に虹が浮かび、慌ててスマホを取り出して撮った。

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知人の誘いで出かけた大井ホッケー競技場は東京オリンピックの会場。
僕は、40年以上昔大学リーグでプレーしていた彼と並んでメインスタンドの真ん中の席に着いた。

初めて見るフィールドホッケーは、フォーメーションも、人の動きもボールの動きもサッカーに似ているけどスピード感が違った。
とにかく走る、走る。
どのポジションもさぼれない。
選手交代は多いようだけど、あの態勢でダッシュを繰り返すのはかなりしんどい。

右サイドライン際を駆け上がる、スピード感と相手選手を蹴散らすようなドリブルに惹かれた。
「あの右の選手、すごいですね」と僕が言ったら、「スティックの形状があるからやはり右サイドからだね」と知人。
僕はスティックのヘッドフェイスが、平らな面と膨らんでいる面でできていることすら知らなかった。

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それにしても、と思った。
綺麗なコートで、ボールが正しく転がるから成立するんだろうと思って聞いた。
「こういう人工芝で試合ができるようになったのは最近ですよね?」
「そうだよ、俺がやっていた当時は”泥ホッケー”って言ってね、ボールは繋がらないし、大変だったよ。俺はひとりで持っていっちゃう感じだったんだけどね」
それでもタフな競技なのは変わらない。知人曰く「俺も骨折とかしたもん」

スティックに当たるのは怖いし、大きさ、重さ、硬さも野球の硬球に近いボールのシュートスピードは150k/h以上にもなるという。

全日本選手権は今年「第96回」。フィールドホッケーは、まさに古くて新しいスポーツだ。
全員が手を抜かず走る爽快さ。
ドリブルやロングパスの巧みさ。
スピードに乗ったコンビネーションプレー。
観るスポーツとしてもっと普及してほしいと思った。

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