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サン=テグジュペリ「星の王子さま」

「大切なものは目に見えない」の意味を確認したくて、元旦に読んだ。

「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」
「…夜になったら星を見てね。ぼくの星は小さすぎて、どこにあるのか教えられないけど。でもそのほうがいいんだ。僕の星は、夜空いっぱいの星のなかの、どれかひとつになるものね。そうしたらきみは、夜空ぜんぶの星を見るのが好きになるでしょ……ぜんぶの星が、きみの友だちになるでしょ…」

フランス、リヨンの貴族家庭に生まれたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。
自身の兵役や仕事、恋愛の体験をベースにした小説のメッセージは、世界中の人に普遍。
「星の王子さま」は、100年後の僕たちこそが開けるべきタイムカプセルだったのではと思ってしまう。
経済だけではなく「不要不急」までもマーケット拡大に侵されている僕たちの精神に警鐘を鳴らしているように感じたから。

#読書 #旅行 #ワイン #世界史 #エッセイ #サッカー #映画

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