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EURO2024観戦雑記。日本のヤバさも実感

サッカー欧州選手権(euro2024)を目的にドイツに滞在している。
この大会に惹かれているワケは、陸続きの各国サポーターたちが試合開催の街を移動しな集結する光景。スタジアムの観戦チケットが無い人はパブリックビューイング会場やバー、レストランで盛り上がるし、開催地に住む当事国の人も当然盛り上がる。そこここでアパートの窓に国旗が掲げられている。

イングランドサポとビール臭でいっぱい
の試合4時間前のファンゾーン。

そして試合。所属クラブでスター扱いの選手でも、地元に戻ればそんなこと関係ない的純真さで国の威信をかけて戦う。

公式アプリで唯一入手、ウクライナ戦

観戦チケットは1試合だけ公式アプリでなんとか入手できた。滞在中に追加販売の案内はあったけど高額すぎて諦めた。
3月にあった3回目の「リセール販売」で購入した試合が、21日のデュッセルドルフで行われるウクライナ対スロバキアだった。
かつての大会とは比べものにならないくらいチケット入手は困難らしい。まあ人気カードはファンゾーンとかで無料で見ればいいと思っている。

デュッセルドルフのスタジアム、ウクライナ🆚スロバキア戦前

ウクライナでテレビ観戦している人を想像

前半17分にスロバキアが先制し、後半にウクライナのゴールが55分、80分という逆転劇。
いい試合を見ることができた。
印象深かったのはウクライナサポーターの熱い応援。ウクライナ側の席だったこともあって、応援が選手を後押しているのを感じながら、一緒に応援した。ときに戦火の広がる自国でテレビ観戦している人、兵士を想像したりしながら。

前日、滞在するケルンの閑静な住宅地の、林の中の難民仮設住宅の前を通った。
ドイツは100万人以上のウクライナ難民を受け入れていて、それにかけている予算はEUで最高額だそうだ

勝利後ゴール裏に寄ってきた選手とサポーターの雄たけびを間近に見ていたら、ふいにこみあげて涙がこぼれた。

日本のヤバさを実感

スタジアム内の売店で水を買った。1杯4.5€。大会ロゴ入りのリユース用のプラスチックに入れられるのでそれが3€。支払いしめて7.5€、日本円で1,312円。

※(4.5€+3€)×175=1,312円。デビットカードの引き落としメールで確認したら1€175円で計算されていた。

1300円支払った水

ペットボトルも缶も瓶も、スーパーで買う時に上乗せされるリサイクルデポジット料が一つにつき45円ぐらいして、これにも驚いた。
物価、為替、そして何より決断できない政治。
日本のヤバさを実感した。

ところで、ウクライナは明日26日に予選リーグ最後の試合をベルギーと行う。2戦を終えて4チームとも勝点が並ぶ混戦だ。
ぜひ決勝トーナメントに進出して欲しい。

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