第一話:灯す屋ができるまで ②学生時代編
僕は学生の頃、地元に戻りたいと思ったことはありませんでした。
5年前から有田のまちあるきばかりしている自分ですが、むしろ、田舎で刺激の少ない佐賀も有田も正直ぜんぜん好きじゃなかったです。
子どもの頃に、記憶をさかのぼります。
僕は小学生の頃、医者になりたいと思っていました。
幼いころは病気がちでよく通院してたから、いつも治してくれる医者に憧れていたこともあったし、大好きな婆ちゃんが病気になったときに自分が治して出来るだけ長生きしてほしい!という想いがあったからだと思いま