見出し画像

メンズスキンケア・ブランド『LOGIC』 クラウドファンディングを3週間やってみて

はじめに

こんにちは佐々木です。『LOGIC』は2020年6月4日より、クラウドファンディングサービスのMakuake(マクアケ)にて先行販売を開始しました。

(noteの記事にクラウドファンディングのプロジェクトを埋め込めるようになったそうです!)

おかげさまで、開始25分で目標金額の30万円を達成し、公開初日で目標金額の528%となる1,585,870円(6/4 22:00時点)に到達。当初用意していた在庫がほぼなくなり、追加も行いました。あれから約3週間が経ちましたが順調に増え、現在366人の方に応援購入いただいています。そして、残すところあと7日になりました。

『LOGICを応援購入してくれた皆さま、興味や共感を抱いてくれた皆さまにはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます!

そして、残りあと7日、何卒
『LOGICを応援よろしくお願いします!

今回は、なぜクラウドファンディングから始めることにしたのか?さらに、クラウフドファンディングの選定や準備についてなどを綴っていきたいと思います。


『LOGIC』のコンセプトや、立ち上げの経緯は以下のnoteをご覧ください。

デザイナーの僕が40歳からメンズコスメのD2C事業を始める話①
〜コンセプト編〜

デザイナーの僕が40歳からメンズコスメのD2C事業を始める話②
〜プロダクト編〜
デザイナーの僕が40歳からメンズコスメのD2C事業を始める話③
〜ブランド編〜

なぜクラウドファンディングからスタートしたのか?

僕がクラウドファンディングを選んだ理由は2つあります。

①購買の前にストーリーや問題意識を届けられる場が欲しかった
以前のnoteでもお話しましたが、僕はいまのメンズコスメ(スキンケア)市場の選択肢の少なさに強い問題意識を持ち、新しい選択肢をつくるためにこのブランドをつくりました。noteやtwitterでの発信を通じて多くの人に共感していただいた一方で、オンライン/オフライン問わず実際の売場では、そこまで深掘りして背景を伝えるのはとてもじゃないけれど難しいと感じていました。

というのも、ほとんどの人は、化粧品を買う時=必要になった時で、売場ではどうしても価格や機能などのスペックを見る目線になってしまいます。「メンズコスメ市場が・・・」というスケールで検討する人はいないはず。

僕は化粧品を売りたいのではなく、忙しく働く人のパフォーマンス向上につながる「体験」や「習慣」を売りたい。さらにメンズコスメ市場に”新しい選択肢”ができたこと、これから面白くなっていく兆しを伝えたい。
そんな想いから、背景やストーリーに共感してから購入を検討する流れが築かれている場としてクラウドファンディングを選びました。

②ユーザーの方と一緒に『LOGICをアップデートしていきたい
『LOGIC』が目指しているのは「”ワークツール”としてのスキンケア」。僕のなかでは化粧品というよりは、SlackやZoom、そしてこのnoteのようなツールに近いイメージを描いています。ユーザーの声を汲みとりながら、より進化していく。そうしたプロダクトづくりができればと思っています。なので、今回のプロダクトは最終形ではなく、常にアップデートしていくつもりですし、その証としてパッケージデザインの上部にバージョン表記をいれています。

画像1

このアップデートには、コンセプトやストーリーに期待していただいたユーザーさんの感想やフィードバックが不可欠です。今回の先行販売で応援購入してくださった皆さんとは、一緒に『LOGIC』をアップデートしていきたいと考えています。もちろんご協力いただいた方には、特典や喜んでいただくものをご用意する予定です。

『LOGIC』をアップデートしていくことで、使ってくれる方々の毎日もアップデートしていく。そんな関係を築きたい。その出会いの場として、クラウドファンディングは最適だと考えたのです。

どのクラウドファンディングサービスでやるか?

今回、数あるクラウドファンディングのなかからMakuakeさんを選んだのですが、実際にスタートして本当にMakuakeさんでよかったと思っています。特に実感している点は以下の3つです。

①プロダクト系にめっぽう強い
ガジェット系から食べ物まで、SUCCESS率がかなり高い。そのため、Makuakeさん内でノウハウやナレッジがかなりたまっていて、とても心強かったです。

②厳しい審査基準
正直、心が折れそうなくらい提出する書類が多く、フィードバックも細かく、審査にけっこうな時間がかかりました。その代わり、開始までにじっくりと内容のブラッシュアップができ、そのプロセスを通じて商品の強みの再定義や、どういう伝え方をすれば良いかがクリアになりました。今後予定している一般販売の準備としても有効です。

③サポート・フォローアップ体制
キュレーター(プロジェクト担当者さん)のプロジェクト成功にかける熱量がとても高く、非常に信頼できました。また、PRチームの方々が積極的に動いてくれるので、Makuakeさん経由でいくつかメディア掲載もできました。

もちろん、プロジェクトの内容や対象者によって、選ぶ基準も変わってくるとは思いますが、なにかプロダクト(モノ)を売り出したいと考えている人には本当におすすめです。

クラウドファンディング開始までの準備

クラウドファンディングは、初日の動きでほぼ結果が決まります。Makuakeさんから聞いた話だと、24時間以内に目標額の30%までいくと成功率は95%、逆に30%に到達しないと29%程度まで落ちるそうです。

とにかく初日に支持を集めなくてはならない。
僕はインフルエンサーでもなく、PRをバンバンする資金力のある企業でもない。そうなると、想いをぶつけて共感してもらうしかありません。

僕が注力したことは3つです。
・noteで包み隠さずプロセスを公開 & twitterで積極的な発信
・企画/コンセプトの壁打ちをお願いする
・普段お付き合いのある方へのお声がけ


これらには必勝法も裏技もありませんので、詳細は割愛します。僕は自分が立ち上げた『LOGIC』が大好きですし、世の中に存在することで何かしら貢献できるはずと信じているので、ただ、愚直にコツコツと積み重ねていきました。

そしてもうひとつ大事なのが、リターンの設計です。
兎にも角にも、応援購入していただく方へのメリットを第一に考える必要があります。成功しているプロジェクトとそうでないプロジェクトの違いは、リターンにも現れています。そこはかなり検討しましたが、最終的にはシンプルに、早く応援すればするほどお得になるようなリターン設計にしました。
おかげさまで、多くの方に応援いただくことはできましたが、狙いを大きく外したリターンがひとつだけあります。それは以下の「スタートアップ割」。

画像2

会社設立3年未満かつ従業員10人以下の会社限定につくった特別リターンで、商品10セットに加え、我々PARK Inc.代表メンバー3人が、スタートアップにおけるブランディングやクリエイティブの課題や悩みに答えるMTG(2時間)がついてきます。
これ、商品コンセンプトともつながっていて、かなり自信があったんですけどね笑・・・僕らのバリューが弱いのか、そもそもそんなに多くの商品はいらないのか、ちょっと見通しが甘かったです。。。ちなみに現時点で、5枠中2枠残っていますので、早いもの勝ちです!購入をためらった人が後悔するような、濃い2時間にするつもりです。

さいごに

というわけで、クラウドファンディングも残り7日間となりましたが、『LOGIC』の本当のスタートはこれからです。今回Makuakeで応援してくれた皆さまとは、今後も「いちばん最初の応援者」として良い関係を築いていきたいと考えておりますので、まだ検討中の方やこのnoteで初めて知った方はぜひ下のページをのぞいてみてください!最後までありがとうございました。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?