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トモロウ式ビオトープ

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自宅及び私有地に造成したビオトープ。または私有水田、私有休耕田に関連する記事のまとめです。
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2024年3月の記事一覧

貯水容器のヒメゲンゴロウ

貯水容器のヒメゲンゴロウ

かつてエアーポテトを育てていたプランターの脇にある貯水容器。
2024/03/29、この中にヒメゲンゴロウの3齢幼虫が泳いでいる姿を目撃した。

この貯水容器はアカムシの巣(容器の縁に細かい土の塊)が多いので、餌には困らなかったのだろうが、まさかこんな場所にも訪れて産卵をしているとは…。

少し前に他のビオトープで多数の幼虫を発見したばかりだが、成虫は春になるとあちこちの小規模湿地に移動を繰り返し

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水草代わりのアメリカタカサブロウ

水草代わりのアメリカタカサブロウ

前回

先日ヒメゲンゴロウの繁殖を確認したこのビオトープ。
4つ並べただけのトロ舟は元々、庭にギンヤンマを呼ぶために上空から視認できる水面の面積を稼ごうとして設置した物だ。
ギンヤンマが産卵する抽水植物の代わりに庭に生えていた雑草のカヤツリグサやアメリカタカサブロウ、稲刈り後の私有水田から持ち込んだ稲の蘖などを水耕栽培状態にした。

ギンヤンマを庭に呼びたいという幼い頃からの欲求が年々高まり、この

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ビオトープにてヒメゲンゴロウの自然繁殖を確認

ビオトープにてヒメゲンゴロウの自然繁殖を確認

2024/03/25

すっかり帰宅が遅くなってしまった。
採集に赴くような体力は残っていなかったが、暖かくなってきたので何か庭の生き物の動きを確認したいと思い、ビオトープに立ち寄る。

今回は普段観察している埋め込み型のトロ舟ビオトープではなく、シート上に4つ並べてあるだけのトロ舟を覗いてみた。

左上のトロ舟には自然に飛来したヒメゲンゴロウが棲み着いているようで、冬の間もこの日も同じように泳い

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採集用具・散布桶を追加購入

採集用具・散布桶を追加購入

しばらく前に他の記事で言及した『散布桶』と、キングタライを追加購入した。

キングタライは低価格なのでよく購入している。
トロ舟には及ばないが、それなりに耐久性があるのでビオトープに使っている者も多いだろう。
自宅では野外で10年近く使い続けている。

散布桶はゲンゴロウハンドブックに便利アイテムとして掲載されているためご存知の採集者もいるかもしれない。
把手付きで容量も多く、何より軽いので非常に

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アカハネナガウンカ

アカハネナガウンカ

2023/08/02
ビオトープに茂るヒメムカシヨモギにてアカハネナガウンカを発見した。

本種はススキ原などでよく見られる昆虫で、ここではヒメムカシヨモギの側にある小規模なセイバンモロコシ群落に惹かれて飛来したものと思われる。

特定の植物の群落に集中して生息するため特に珍しい種類というわけではないが、その特異な風貌を一目見たいと思っていたのでこの遭遇には心が踊った。

オレンジ色が一際目立つ虫

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イチョウウキゴケの目覚め

イチョウウキゴケの目覚め

少しばかり寒い日がまだ続くが、いくつか並べたタライビオトープには確実に春が訪れていた。

昨年にクワイを育てていたタライでは、近所産血統のメダカが活発に泳いでいた。
この血統を何年飼育し続けているのかをすでに覚えていないが、今年も代を重ねてくれるように管理したい。

また、冬の間は完全に色が失われていた私有地産のイチョウウキゴケも鮮やかな緑を取り戻していた。
これから凄まじい速度でハート型に戻り、

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練り樽チャンネル

練り樽チャンネル

マスターデュエルにて、我が魂ことスカーレッド・デーモンがついに登場したので7800円課金してパック購入したが、なんとも絶妙にデッキが組みきれない当たり方をした。
爆死とまでは言わないが…。

せめてラビュリンス用のトランザクション・ロールバックくらいは複数枚当たって欲しかったが、仕方がない。

ここ最近は、ビオトープ…というかビオトープ用容器にかなり頭をやられている。
他人が関わらない数千円以上の

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2024/03/08ビオトープ観察記録

2024/03/08ビオトープ観察記録

2024/03/08

春を迎えてカラスノエンドウやナズナが青々と茂っていた自宅ビオトープだが、関東では珍しい3月の積雪によって一面が雪の華に変わっていた。
2月と3月の画像を間違えてしまったかのような錯覚を起こす。

2月に続いた高気温によって早期に孵化した昆虫などはここで何%かが淘汰された可能性もある。
今年は遅く孵化する因子を持った個体群が有利な年なのだろうか…。

これらの雪は、この後に続

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