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トモロウ式ビオトープ

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自宅及び私有地に造成したビオトープ。または私有水田、私有休耕田に関連する記事のまとめです。
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2023年7月の記事一覧

ビオトープに大量発生した水生ミミズ類

ビオトープに大量発生した水生ミミズ類

昨年に用水路に捨てられていたホテイアオイを回収しタライビオトープに投入した所、そこには水生ミミズの類が棲むようになった。
ギンヤンマの卵がホテイアオイに産み付けられていたように、このミミズも潜んでいたのだと思われる。他のビオトープでは一切見た事が無い。

しかしすごい数だ。1年と経たずこれが容器一面に見られるようになったが、ギンヤンマのヤゴが羽化してこの容器から去った後に急激に増えたように思える。

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室外機及びクワイ栽培水槽付近に定住するハラビロカマキリ

室外機及びクワイ栽培水槽付近に定住するハラビロカマキリ

発芽したクワイの一部を土に植えずに水耕栽培している。この場合、塊茎は大きくならないが、一応作られる。そして来年以降に発芽用として使う事もできる。
その野外水槽にアマガエルが定住していた。この水槽は室外機付近に放置している物だ。

エアコンの室外機付近はよくカエルやハチが来るが、より湿度が高く隠れ家も多いこちらの方を住処として選んだようだ。

しかし、隠れ家が多いからといって安心はできない。
捕食者

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竹樋設置経過報告・竹筒トラップ仮製作

竹樋設置経過報告・竹筒トラップ仮製作

サトイモ苗場に竹樋を設置してしばらく経つ。
散水後はスズメバチやミツバチが給水に訪れる様子がよく見られるようになった。
基本的に刺激しなければ刺される事はないため、補殺する事なく放置している。

竹樋は私有地にて伐採した、水分を多く含む当歳の青竹を利用したために加工後は全体が大きく縮む。半分に割ったというのに、再び完全な筒となりつつあるまでに縮んでしまった箇所も見られる。
加工する竹に青竹を使用し

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ビオトープ近況2023/07/18

ビオトープ近況2023/07/18

以前に東京AWAKEでフォロワーのでれれ氏から購入した伊賀の田土からはホシクサ類と思われる水草が何株も生えてきた。
今まで野生のホシクサ類に縁がない生活をしてきたのであまり詳しくはないが、ずっと憧れていた水草なので非常に嬉しい。

実際に国産のホシクサを見た事があるのは、筑波実験植物園に展示栽培されている野生絶滅種コシガヤホシクサくらいだと思う。
尚、ホシクサの栽培方法を調べようとするとコシガヤホ

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ビオトープ近辺にて捕食を行うハエトリグモ

ビオトープ近辺にて捕食を行うハエトリグモ

ビオトープ脇のサトイモ苗では食物連鎖が発生していた。

ハエトリグモの仲間が小型コオロギ(マダラスズ?)を捕食していた。
この辺りではシラヒゲハエトリを最もよく見かけるが…この幼体は少し違う種であるような気もする。

サトイモ苗に害虫が発生した場合はこの蜘蛛が真っ先に捕食してくれるのだろう。孵化直後のイモムシ等ならば簡単に捕らえられるはずだ。
ただし、周辺に隠れ家が少ないために常駐するとは限らない

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2023年7月上旬、庭ビオトープ記録

2023年7月上旬、庭ビオトープ記録

ビオトープ脇のサトイモ苗の上でトウキョウヒメハンミョウが寝ていた。

今年は発生が早かったが、本格的に個体数を増したのはここ1〜2週間ほどだった。

また、夜が明けるとサトイモ苗には小さなアマガエルが訪れていた。
大きさからして、少し離れた場所にある水田で今年生まれた個体が遥々旅をしてここまで来たのだろう。

ちなみに、少し前に紹介したエアーポテトに付いているシャクトリムシは庭のヤマノイモやオニド

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ヤゴが高密度に発生しても一定の個体数を保つメダカ

ヤゴが高密度に発生しても一定の個体数を保つメダカ

ビオトープでは、アキアカネとシオカラトンボの羽化ラッシュが起きていた。
毎日のように羽化殻が増えており、夜間に訪れれば必ず羽化の瞬間を目撃できる。

私有休耕田の土と水、それと近所の用水路のメダカを入れただけの桶。
基本的には生体を足す事なく、3年近くもの間、生態系が保たれているようだ。今年はそこにクワイを追加した。

ヤゴは毎年1桶で20匹以上羽化するが、メダカが大きく減っている様子はない。ほぼ

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