見出し画像

タスクシュートゆる活日記(11)

ストレングス・ファインダー「内省」を活かす読書の考え方

 本が好きで、毎日20分程度kindleの読み上げやAudibleを聞きながら徒歩通勤しています。ただ先月少し仕事が忙しくなり、時間を惜しんで電車を使うことも増え、通勤時間も短くなりがちだったので、一旦Audibleの方は休会してしまいました。
 気づくと、徒歩量や読書量が大幅に減って、視野が狭くなり、後ろ向きな事をぐるぐる考えてるってことに気づきました。

 GALLUP社のストレングス・ファインダーの最上位資質が「内省」なのですが、この気質を活かすための頭と心の栄養としての読書が不足してたのかもしれませんね。
 忙しくても、ジャンル厭わず漫画でも内容でもよいので、読書の時間を確保しようと心底思いました。
 時間があえば仲間内で実施している「最初に表紙・見出し・後書きなどを斜め読みし、本から学びたいことを決めた後、各自20分で読んで内容をシェアしあう」読書会にも参加しています。
 これは、とても楽しくためになります。毎回3人前後で実施するのですが、他の参加者から普段自分の読まない本のエッセンスを聞けて、新しい興味も湧いたり、視野も広がります。

「一期一会」の精神で今ここにある瞬間に集中する

さて、読書のネタついでに、今日は先日読んだ本
 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―  森下典子
について、少し触れてみます。

https://www.amazon.co.jp/dp/410136351X

 題名の「日々是好日」とは、禅の言葉で「一日一日は素晴らしい」とか「日々に良し悪しはない」とか「今の一瞬が大事で大切に生きる」などという心構えを表す言葉だそうです。

 本の中では、作者はお茶を25年間習い続けることを通して、人生の大切なことに気づき、学びます。
 最初は同じ動作を何回も練習するけど、毎回先生に修正され、全く覚えられない、身についていないと思ってたのに、長い休みの後のお稽古で、体が覚えていて自然と手が進むことに驚いたります。
 そして、お稽古を続けていくうちに、掛け軸の文字をみて滝の轟音が聞こえいてきたり、夕立から生々しい音や匂いを五感で感じとり、「生きてる」ことをを実感したり。毎日が別の風景にみえてくる。

 あれ、タスクシュートでもこんな経験しなかったでしょうか?
タスクシュートもまずは「かたち」から入って、その日必ず実行したい数個のプランを数個だけ用意して、先送り0を目指して淡々と実行していきます。日々進めていくいちに、意識せずに自然と実施できるようになって、
突然「あっ!」と重大な事実に気付いたり。
 そしてもっともっと極めたく、深いところを勉強したくもなります。
茶道の「一期一会」の精神は、タスクシュートの「今ココに集中」「タスクに貴賤なし」とも通じますよね。

 タスクシュートを習得するって、「茶道」や「禅」の修行に近いのかもしれません。最初に「かたち」を学んで、その後「精神」を学んで、段階を踏んでレベルアップしていく。

 ただし知識やノウハウを学び、人に教えられる状態になったといって、全てが完璧にできるようになるわけではなく、日々学びと奮闘の毎日です。
「禅道」とか「論語」を学習して、すぐ実践できるようになるわけではないと一緒かも。日々色々なことが発生して、自分に向き合って、奮闘する。
 もちろん砂が水を吸収するように驚異的なスピードでタスクシュートをマスターできる人もいらっしゃるでしょう。人によって習得速度は異なりそうです。
 ただ私にとって「タスクシュート」は「茶道」のように時間をかけて、習得し、レベルアップしていくもののようです。

 ですので、どうぞタスクシュートが「すぐ身につかない」、「実践できない」という方、嘆いたり、自分をダメだと責めたりしないで下さいね。
 「タスクシュート」を使って、今日やると決めてタスクに着手しただけでも、チャレンジ中の自分を褒めてあげることが必要。
 自分が自分の一番の親友として応援してあげて下さい。

 時間をかけて、ゆっくり熟成され、身についていくものもあるはずです。
春になり雪がいつの間にか溶けるように自然にできるようになっていたり、ある日突然「はっ」とする気づきに出会ったりします。
 時にはどうしてもうまくいかず、立ち止まって、解決のために人の助けを求めることもあるでしょう。

 それらを経て、少しでも「昨日とはちょっと違う」「少しだけ前に進んでいる」のに気づくと、とても嬉しいし、楽しさを感じられますよね。
「日々是好日」です。

 タスクシュートも近々もっと学ぶための講座が開設される予定のようです。楽しみです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?