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ウクライナが壊滅するだけなく、核戦争が起きるリスクがある

世界は核戦争に向かっている。

ウクライナ情勢の最新情報

アメリカ海兵隊元情報将校のスコット・リッター氏が、インタビューの中でウクライナ情勢について語った。

リッター氏はイラク戦争の前に、イラクが大量破壊兵器を持っていないことをアメリカ軍上層部に報告したが、どうしても戦争がしたいアメリカ政府はイラク侵略を強行した。アメリカ政府に失望したリッター氏はその後、海兵隊を退役している。

インタビューの要点:

・ロシアは今回の戦いを「特別な軍事作戦」と位置づけている
・「ウクライナとの戦争」という言い方はしていない
・ロシアの目的は、
 ①ドンバスを取り戻す。
 ②ドネツク人民共和国と、
        ルガンスク人民共和国の保護。
 ③ドンバスとクリミアを陸橋でつなぐ。
 ④ウクライナを倒すことや、
    ゼレンスキー大統領を滅ぼすことは
       目的ではない。
アメリカのワシントンポスト紙が、ウクライナ軍が、本来保護されている学校や病院に武器を置いて戦うことで、市民を人間の盾にしていることを認めている。
・最終的には客観的な調査が必要だが、ロシアが慎重に軍事作戦を進め、ウクライナ軍が利用している学校、病院、教会に対してのみ攻撃を仕掛けていることを証拠が示している。
・経済の破綻したウクライナは自国の軍隊の給料すら払えていない。アメリカ国民の税金から捻出した53億ドルは、ウクライナ軍の給料にあてられている。
ウクライナ軍がアメリカ国民の税金で運営されているということを意味するもので、アメリカのロシアに対する明確な軍事的敵対行動となる。
ロシアとしては、ウクライナに供与された大量の武器の存在は看過できないものだ。現在の限定的な軍事作戦から範囲を広げた戦争に発展する可能性が高い。今でもひどい破壊が起きているが、戦争になれば、ウクライナは壊滅することになるだろう。
・プーチン大統領が、ロシア国民を総動員することになる可能性は高い。今年の夏までには軍事訓練を終えるだろう。プーチン大統領はそのつもりでいるはずだ。なぜなら、NATOが、プーチン大統領に戦況をエスカレートさせる以外の選択肢を与えていないからだ。戦争になれば、ゼレンスキー大統領も、彼の政府も死ぬことになるだろう。
・核攻撃は受けないにしても、ウクライナは完全に破壊されることになる。現在、ロシアが攻撃をすることを避けている施設もターゲットになってしまうだろう。
・バイデン大統領、ブリンケン国務長官、ペンタゴンの高官は、口では戦争を望んでないと言っているが、ウクライナを破滅させるための方針を取り続けている。
・プーチン大統領の健康・精神状態・政治的な支持率について、アメリカの情報機関が様々な憶測を口にしているが、アメリカの情報機関はプーチン大統領について何も調べておらず、自分たちの非現実的な妄想を語っているだけ。自分はまともに取り合わない。
フィンランドのNATO加盟は危険。ロシアはフィンランド、場合によってはスウェーデンとも戦争をすることになる。
・NATOはウクライナでの敗北で恥をかいたので、汚名挽回をしたがっている。フィンランドとスウェーデンを引き込めば、それはNATOにとっては「勝ち」と呼べるもの。
戦局がフィンランドまで拡大したら本当に危険だ。ロシアとNATOとの戦いに、アメリカが参戦するリスクがある。これは誰も望まない展開だ。
・フィンランドはソビエトとの戦争が終わった後に、永続的な和平条約を結んでいる。フィンランドがその条約を破るのであれば、それは、そのままロシアに対する宣戦布告になる。
フィンランドのNATO加盟は地域の平和と安定に対して逆効果だ。NATOにはフィンランドとスウェーデンを加盟させることが自殺行為だと気が付いてほしい。
・リッター氏は今年で還暦だが、今以上に危険な国際情勢は経験したことがないという。

歴史的な間違い


1997年に、当時のクリントン米大統領に対して、アメリカの50人の外交の専門家たちが「NATOの拡大は歴史的な間違い」と指摘するレターを送っていた。

レターの要点としては、

・NATOの拡大はヨーロッパの安全と安定を損なう。
・ロシアの政界全体の反発を招いているだけでなく、改革と西側との協力を望む勢力を弱め、非民主的な勢力を強めてしまう。
・ロシアが冷戦後の合意のすべてを疑うようになる。

しかし、今やアメリカとNATOはロシアの存続を脅かし、中立だったフィンランドまでも引き入れてしまった。

どんなに控えめに言っても、フィンランドのマリン首相は歴史的な間違いを犯したと言える。

ロシアにとってのレッドラインは、ロシアの国境近くにNATOの兵器と基地を置かれること。

それを意図的に破り、ウクライナやフィンランドをロシアと戦争をするためのエサに使っているのがアメリカとNATOのやっていることなのだ。

フィンランドは自分で自分をターゲットにすることを選んだことになる。

しかし、この決断自体は、ある意味当然だったのかもしれない。

なぜなら、マリン首相は、外でもない世界経済フォーラムのアジェンダ貢献者として紹介されているのだから。

破綻した現在の経済システムをリセットし、新しい世界統治機構を設立するには、戦争が必要だ。

たとえ、その結果として核戦争が起きたとしても、それは「必要な犠牲」であり、「役に立たない無駄飯喰らい」を減らしただけというのが、エリート層のサイコパスたちの本心なのだ。

現実化する核戦争の脅威


イギリスのジョンソン首相は「最後の手段についてのレター(letters of last resort)」を、弾道ミサイルを搭載した潜水艦4隻の艦長にそれぞれ渡している。

レターには、イギリスが核攻撃を受けて、ジョンソン氏が死亡し、政府機能が完全に停止した場合に取るべき行動についての極秘指令が書かれている。

プーチン大統領は、「すべての責任と責めは西側のエリートたちが負うべきものだ。彼らは、自分たちが世界を支配するために、世界のすべてを犠牲にする気でいる」として批判した。

そして、ロシアの原子力潜水艦が、敵国の潜水艦を撃滅するための訓練を行なったと、ロシアのタス通信が報道している。

最後に


核戦争が「現実的な選択肢」に入っていると考えてよいだろう。

ウクライナの戦争に心を痛めるのは当然の反応だが、ウクライナのために核戦争をする価値があるかについてはよく考えるべきだ。

アメリカもNATOも、ウクライナがロシアに勝てるとは最初から思っていない。可能な限りロシアを弱らせて、次の戦場を作り出したいのだ。

「バイデンは、最後のウクライナ人が死ぬまで戦わせるだろう」

ウクライナ人は捨て駒として利用されているにすぎない。次は、フィンランド人がそうなるかもしれないのだ。

改めて問い直すべきだ。

こんなサイコパスどもの言いなりになって、核戦争へと突き進んでいきたいのか?

嫌ならどうするんだ?と

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