見出し画像

6月の冒険の書 in London

はじめに

6月に散歩途中に出会ったものを記録するページです。随時こちらにUpdateしていきます。
追記: 普段行かないローカルなエリアを冒険した記録なのでMajorな観光地等はあまり出てこないです。London中心ですが、他のエリアへのお出かけも入っています。

2 Jun:いつもの朝のお散歩ルートを少し外れたところで見つけたもの。

以前通った時はこのGraffitiは無かった。
最近描かれたみたい。
エリザベス女王のPlatinum JubileeでParty ModeのLondon

3Jun:所用でセントラルロンドンへ。

道で見かけた気になったもの&シーン

この日はBuckingham Palaceでは行事がないはずだから人はあまりいないだろうと思っていたら大間違い…。裏道へ逃げて、コーギーと疲れ果てた犬を見つける。そうだよね、ワンちゃんもあの人混みじゃ疲れるよね。
人混みを避けて裏道を歩いていたら、シアター街へ辿り着いた。以前歩いた通りを避けて歩いていたら、Cafeが並んでいる通りを発見。早速初めて見かけたCoffee Shopへ。店員さんと雑談しながら、普通のクロワッサン(バター使用)とVegan(バター不使用)仕様両方を置いていることに気づく。Vegetarian&Veganへの対応化ますます進んできているなーと気がつく。
Buskingの盛んなSquareのはしを通り過ぎている時に、順番待ちをしているBuskerが深刻に話し込んでいる様子を見かける。みんないろいろあるよね。
その後裏通りで綺麗なバラ(だと思う)のパターンに覆われた壁に見惚れていたら、その中に一つだけライトが付いているバラを発見。
なんだかひっそりと隠れていた光を見つけたような気分になった。

6 Jun : Chaoticなエリアで見つけたもの

色々なものがごちゃ混ぜになったエリア
そのChaos感が面白い

仕事のランチタイムに家から抜け出し、今まであまりいったことのないエリアへ気分転換を兼ねて足を伸ばすことにした。
パブ、中近東系のレストラン、ファーストフードや中古の電化製品にMarketの立ち並ぶHigh Streetから、まだ歩いたことのない横道へ入っていく。

Caribbean系の人たちがよく着ている服を売っているお店を発見。彼ら、彼女らの鮮やかな色を着こなすパワーは見ていて元気になる。

さらに歩いているとIndian Restaurant、コインランドリーやTakeawayのお店の間に、この地域ではあまり見かけないArtisanぽいCafeを発見。コーヒーとランチをとろうと入っていくと、中はArtisanというよりはHippy系のOperation。クレープが売りということでOat Flat Whiteと外のテーブルで頂くとこに。後でオーナーと話をしたら、この通りにはいろんな歴史があって彼が本にまとめている最中とのこと。今度はその話を聞きにこようと思う。

仕事へ戻るためHigh Streetを足早に歩いていると、改装中のパブを発見。中を覗いてみたら、このエリアではあまりみない、歴史的なGorgeousな内装。近々再オープンとのことなので、この夏にここへ飲みにこよう。

8 Jun : 教会にて時代の移り変わりを思う


教会も時代の移り変わりによって使われ方が変わっていく
カフェや子供のプレイエリアの写真は禁止だったので祭壇の写真だけ
著者撮影

近所にある教会(Church)へ。私は無宗教者なので、Churchは観光の時しか訪れないけれども、ここは小包を送るために併設の郵便局へ以前何回か訪れたことがある。でも中をじっくりと見ることは今までなかった。
カフェがあったのを思い出し、この機に中でゆっくり過ごしてみようと、再訪。

Churchとして今も機能しているようなのだけれども、中は郵便局、カフェ、子供たちのプレイアリア、そして建物の中心にはテーブルやソファーがあって、通常は子連れのお母さんたちで賑わっている。

午後2時以降に訪れたのでコーヒーではなく(夜眠れなくなるので)Herbal Teaを頼んで、空いているソファーに陣取った。コーヒーはLondonの小規模のRoasteryのものとのこと。次回はもう少し早くきて試そうと思う。

子どもたちの歓声、お母さんたちの会話、UK rock & pop music がこだまする空間でステンドグラスを眺めつつ読書に耽った。LaptopのComputerを広げて仕事をしている人も。

Churchへ行く人の数はどんどん減っているから、使われなくなったChurchは、Developerに買われて住宅になったり、幼稚園やChild care、コミュニティーセンターに変わっていっている。このChurchはこれからどうなっていくのだろうと、Boy Georgeの歌声を聴きながら思った。

15 Jun : Sohoの隠れ場所

ようやく以前の賑わいが戻ったSohoエリア。夏は特に観光客でごった返していて、あまり人混みが好きでない私は普段は避けるエリア。でもこの日は自宅ではない場所でRemote Workをしたいと思い立ち、Wifi環境も良くて勉強や静かに仕事をするには穴場と聞いていた、このエリアにあるArt&Music Libraryへ。

噂通りほとんど人がおらず、仕事をするには最適。Music Libraryだからか、ピアノが置いてあって、楽譜や音楽関連の書籍がずらっと並んだ空間には心地よいクラッシック系のバックミュージック。この日は偶然Lunch time concertが開催されていて、無料(Donationを促される)でピアノとオペラ歌手の歌声を楽しむことができた。後から聞いたら、ロンドンの有名なMusic Scool/Academyの生徒さんたちがPerformanceするとのこと。

これが初めてのリサイタルと
初々しく自己紹介していた
著者撮影

そんな素敵なLibraryだけれども、Bathroomを使いたいときは毎回Staffにドアの鍵を開けてもらうようにお願いしないといけないところがちょっと難点。だから半日くらいここで仕事して、その前後はカフェとかで作業するという使い方の方が良いかな。

そこで、午後はカフェへ移動してそこで仕事をすることに。Sohoの裏路地を入ったところに広がるMewsに以前はなかったカフェを発見。そこにしばし落ち着くことにした。コロナ前に訪れたときはあまり好みのお店がなかった様に記憶していたMewsだったけれど、現在は私好みのカフェが入っていて、その周りにも面白そうなお店がちらほら。そんな中にドライフラワー専門店があった。

天井に広がるカラフルなドライフラワー
著者撮影

店内に飾ってあったPre-Madeのブーケがとてもおしゃれで、それに引き寄せられる様に中に入る。すると二人の女性が忙しそうにドライフラワーのブーケを作っていた。聞くところによると、全部ではないけれども半分くらいは自分達でドライフラワーにしているとのこと。中にはいろいろなサイズのPre-Madeのブーケが並んでいるけれども、オーダーに応じてブーケも作ると言っていた。こんな素朴で可愛らしいドライフラワーを、ちょっと機能的すぎる現在のFlatに置くのもいいかも、と思い小さな小瓶に入れられたブーケを購入。

家に帰って小瓶をテーブルの上に置くと、部屋に落ち着いた和らぎが広がっていった。

18-19 Jun:Brussels

ここ数年来の友人と週末を一緒に過ごそうと、彼女の住むBrusselsへ。コロナ前に訪れたときは、彼女のBrusselsのFlatにお世話になったけれども、今回は彼女の生まれ育った家に泊まりにおいでと誘われ、Brussels郊外へ。
当日は、Eurostarを降りてBrusselsのMetroとTramを駆使して彼女の最寄駅へ向かった。以前は彼女とMetroを利用したので、今回初めて一人でBrusselsのMetroを利用したので、FrenchとFlemishのMixした駅名や案内板を前に少々困惑。

公共施設では2言語が並ぶ
Metroではないけど、とある駅の構内で
著者撮影

間違ったMetroに乗ってしまった!と思っていたら、実は正しい行き先だけれど言語が違っただけとわかり一安心、と言ったことが度々起こった。多少迷いつつも、なんとか無事に待ち合わせの駅へ到着。

久しぶりの再会を喜びあって、彼女の家へ向かう。そこは広大な森がすぐそばに広がるエリアで、緑に囲まれた静かな場所。早速二人で30度以上の中森林浴へ繰り出す。いろいろな種類の木が生い茂るForest。新鮮な空気を思いっきり吸って歩きながら、近況報告やいろいろな話に花を咲かせた。

Arboretumと言って
いろいろな種類の木がならぶForest
木の博物館みたいな感じ
著者撮影

初日は彼女の家のあるエリアの公園やMuseumを訪れ、翌日は彼女の家を後にして一人でBrusselを歩き回ることにした。

前回Brusselsを訪れたときは、彼女のFlatのあたりを散策しただけだったので、別のエリアを歩くことにした。そこで、彼女に勧められたMuseum https://www.bozar.be/en へ。足を運んでみると、以前Australiaで見たドキュメンタリー映画とLondonでの作品展で知っていた、Vivian Maierの写真展がまた私の前に。なぜ彼女に何回も遭遇するのだろうと不思議に思いつつ、これも何かの縁と、また改めてみてみることに。

Vivian Maier展
https://www.artpedia.asia/vivian-maier/
著者撮影

10年近く前に初めて彼女のことを知ったドキュメンタリー映画で、彼女の人生やPhotographyのapproachにとても興味をそそられたことを思い出しつつ、新たな彼女の作品の一面(というか自分なりの解釈の仕方)を発見。またいつかどこかで彼女の作品展に出逢うのかな、と思いながらMuseumを後にした。

その後友人に教えてもらったBelgian Restaurantでランチ。英語のメニューがなかったので、ウエイターさんに料理の説明をお願いした。代表的なBelgian料理だと言われRabbitとビールを選ぶ。Rabittはとても柔らかく、Gravyがあまり得意ではない私も、このGravyは美味しくいただいた。ロンドンではあまり見かけない(量の点で)気前よく盛られたマッシュポテトは食べきれなかった…。

ラビット料理とベルギービール
著者撮影

その後は街をぶらぶら思いつくまま歩いていると、観光名所らしいひとだかりのしている場所をいくつか通り過ごした。そんな中The smurfsを度々見かけSmurfがベルギーで生まれたCharacterだと知った。そしてどこかで読んだ、世界中でベルギー人と日本人の大人だけがよく漫画を読むと聞いたことを思い出した。

The Smurfsの描かれた天井
著者撮影

日本との共通点にちょっと親しみを感じたベルギー。観光客で賑わっている広場を後にして、Londonへ戻るべくEurostarの発車駅のMidi Stationへ向かった。

駆け足の週末旅行だったけど、久しぶりの海外はで今まで眠っていた感覚を刺激してくれて、忙しかったけれども、なんだかRefreshされた気分でいっぱいになった。こうやって少しづつ以前の生活が戻ってきているのをとてもありがたく思う。

23 Jun : 夏の長い一日

この日は興味を惹かれるArt Eventがあったので、ロンドンにあるSomerset Houseに夕方から向かった。ロンドンは夏至が終わったばかりのまだまだ日が長い時期。

久しぶりに訪れたSomerset House。夜7時近くだったのであまり人は居らず、少し殺伐とした雰囲気。中庭には以前はなかった噴水が設置されていて、一定の周期で水が上がったり下がったりしていた。

Somerset Houseの噴水
LGBTQ+の旗と同じ高さになる瞬間を狙ったけど今ひとつ
著者撮影

Event開始時間を気にしながら噴水と戯れた後に、建物の中へ入りEvent会場へ。廊下を通るとmagenta色に包まれた薄暗い部屋にたどり着いた。よくある折り畳み式の椅子と床に直に置かれた黒いクッションが並べられていた。少し迷ったけどこれまで選んだことのなかった、床のクッションに陣取った。椅子の方は8割ほど既に埋まっていて、クッションの方はまだ数人といった感じだった。
ふと前を見上げると、気持ちよさそうな映像。

古い建物の中の一室
古い暖炉がそのまま残されている
著者撮影

映像を見ながら、海か川辺に行きたいなーなんて思っていると、オーガナイザーが前に現れて、大まかなFilmの趣旨や意図を説明してくれた。その後二人のArtistの作品の上映が始まり、テーマは”人間中心主義を批判的に捉えた、非人間または人間の認識を超えたものから見た地球の生態系の未来”といったもの。少々分かりづらいテーマと思ったけれども、一つ目の映像は、いろんな生物や宇宙のコミュニケーション方法(例えばイルカや鯨のコミュニケーション)にアイデアを得ていろいろな映像をArtisticに編集したといった感じだった。2つ目の映像は、ゲームシーンに鳥の群れを配置して、石油価格や大気汚染のデータをもとに、鳥の動きをコントロールしたもの。普段あまり見ないタイプのArt Eventで、生態系や環境問題を違った視点から取り扱っていて、私にとってはFood for thoughtといった感じだった。

映像の余韻に浸りながら外へ出ると、まだまだ外は明るくて(夜9時頃)夏の長い日を満喫した一日となった。

夜9時のLondon
著者撮影

25 Jun : Being patient

いつものお散歩コースから目につくところにある古い建物。

数年前(コロナ以前)からずーっと改装中で、どんなお店が入るのか全く見当もつかなかった。改装中になる前は小さいTheatreの事務所みたいな感じだったけれども、実際どんなBusinessやお店だったのか確かめる機会がなかった。

今年に入ってようやく次のお店のアナウンスをするサインが張り出された。気にはなっていたけれども、これまでわざわざ足を止めてまで見ていなかった。ただなぜかこの日、なんとなく気になって、そのサインの前まで歩いて行ってしっかり見てみることにした。

Theatreという名前のBookshop &Cafe?
それともTheatreもあるのかな?
著者撮影

”えっ、2023年!? まだ一年近く改装するの?”
と驚きつつもイギリスらしいのんびりとした改装スケジュールと納得。

最近の日本の状況はわからないけれども私が覚えている限りでは、日本でそこまでゆっくり改装しているようなビジネスって見た覚えがない。オーストラリアではPropertyの収益率を上げるために、お店が空っぽだったり改装中のまま何年も放置されていることはまずなかった。でもイギリスでは割とよくあることだとこの地に住み始めて知った。

Signboardの雰囲気は私好みで、しかもBookshop &Cafe!
私の好きなものがぎっしり詰まった場所になりうる可能性大!
そう思うと来年の春の訪れがとても待ち遠しくなった。今度こそはちゃんと予定通りにOpenしてね!と祈りつつ建物の周りを歩くと、別のSignboardがあった。

せっかちの私には耳の痛いアドバイス
著者撮影

私のせっかちな気持ちを見越したようなメッセージに思わずSmile。
そしてまだ見ることのないこのお店のファンになった。

ロンドンを歩いているとこういった通りすがりの人とのCommunicationを楽しむようなSignや案内板がよくあって、一人で歩いていても一人でないような気がする。だから、こんな出会いを楽しみにして、”また散策へいこうか”と、ふらりと出かけているのだと思う。

サポートありがとうございます🙏 いただいたサポートで取材と制作を進めることができます。