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ツインレイってなに?

昨日からNetflixで配信が始まった「金魚妻」。様々な不倫の話。軽めの不倫。いや、これから本格的な不倫になるのか?8話中、4話まで観終わった段階ではそんな感じ。

このドラマでツインレイという言葉が出てくる。初めて耳にした。簡単に言えば運命の相手だそうだ。ソウルメイトとかより見つけにくいらしい。ソウルメイトは何人かいるけど、ツインレイは世界中にたったひとり。

だから結婚している人も必ずしも相手がツインレイとは限らず、不倫相手がツインレイの可能性もあるという。それから色々調べた。

いろんな方がツインレイについてまとめているので興味がある人は探してもらうとして、私が覚えているツインレイの特徴としては

・初めて会ったのにどこかで以前にあったような気がする

・居心地がいい

・顔や身体に似ているところがある

・遠方に住んでいることも多い

・歳が離れていることが多い

・干支や誕生日、星座が同じ、近い。もしくは、日にちが同じ

・一目惚れの場合もあるが、なかなか一緒になれない場合もある。既婚者の場合もある

・似たような環境で育っている、もしくは正反対

などなど。最後の2つが加わることにより、だいぶ範囲が広がってしまうけど、なんせそんな感じ。

私の敬愛する野田洋次郎のエッセイでこんな一節がある。

「アゼルバイジャン人やブルキナファソ人と出会い、結婚する人は日本にそう滅多にいない。もし本当に70億人の中で均等に運命の人なるものが存在するのならばおかしな計算だ。なぜ運命の人がこうも近くに密集する?つまり僕らは選んでるようで、大部分を天に任せていることになる。」

これは、一昔前の親が決めた結婚やお見合い結婚をあざ笑う人々への問いかけであり、彼なりの結論付けである。

この一節を覚えていた私はツインレイの話に繋げる。旅先で知り合ったブルキナファソ人と結婚した人はきっとツインレイが見つかったのだろう。旅先で知り合い、一旦帰国して離れ離れになるけど、相手が日本に仕事で出張になって再会して結婚、みたいなやつ。たまにテレビでそんな夫婦を観る。そんな偶然ある???って。

ここで私の話になるが、先日、関東圏に住む一回り歳下の男性と会うことになった。知り合ったのは私が趣味専用でやっているインスタ。(野田洋次郎の話から趣味といえば大体察しがつくと思うが。)

数ヶ月前に私の投稿に彼がコメントをくれたところから始まる。ギターの不祥事に関しての私の熱い投稿で、イイねの数は多かったが、さすがにコメントはしづらいのか、普段絡んでるフォロワーさんもコメントはなかった。

ところが、はじめましての彼が共感するわけでもなく、かといって否定でもなく、とても気持ちのいいコメントをくれた。私もすぐに返信した。彼もまた返信。私も返信。2ラリーくらい続いたあとに、彼から「フォローさせてください」と律儀に一言添え、「こちらこそよろしくおねがいします」とお互いフォローしあった。

それからコメント欄だけでのやり取りが続いた。DMは一切なく、公開アカウントでのコメントのやり取りというのが居心地が良かった。この時点では相手が男性だということしか分からず、年齢や見た目の印象は知る由もない。それでもコメントをすぐに返したくなるような、ワクワクするコメントをくれる。他の人が見たらそうでもないのかもしれないけれど、テンポや使う言葉のチョイスが似ているというか、古くからの友達が裏垢で絡んできてるのか?と疑うくらい会話が続いた。

そう感じているときに彼から「なんか昔から知ってるような、友達みたいな感覚ですごく楽しいです!」とコメントが来たときは心底ゾッとした。いい意味でのゾッ。これは単純に同じ趣味を持つもの同士(野田洋次郎を敬愛する者同士)のモノなのかもしれないけれど。

そんなやり取りが2〜3ヶ月続いたころ、彼から「ライブ行くとき挨拶させてください」とオファーがあった。ライブは全国数カ所で行われる。私が関西在住、彼が関東在住。普通なら別々の公演を申し込むであろう。なのにたまたままったく別のエリアで行われる公演に参戦することが決まっていた。

まさか実際会うことになるとは思わずコメントのやり取りをしていたので、この申し出には驚いた。が、同時に「年齢も見た目も分からない男性に会うのか?!わたし!!」と自分に問いかけた。しかし、せっかくのオファー。

常々、「見た目より中身。会話が成り立つ人が一番」と豪語しているくせに、ここで会わない選択をするのはダサいと思い、腹をくくった。その時初めて「よろしくお願いします!ちなみに自分は31歳です」と相手の年齢を知ることになる。ちょうど一回り下。厳密に言えば私が早生まれなので、干支は違うんだけど。

会うことを決めて、会うまでの約2ヶ月間。どんな人が来るんだろう?とありとあらゆる想像を膨らませた。こうなると人は自分の好みのルックスで妄想してしまうものなんだなあ。ダメダメ、、悪い方も考えておかなきゃ、と、めちゃくちゃチビとか若ハゲとか、めっちゃガリとかめっちゃデブとか、体臭めっちゃ臭いとか、ダサいとか、色々考えた。でもやっぱりタイプのほうに補正加工されていく。出会い系で知り合ったわけじゃないから「写真送ってくれよ」とも言えず。

とは言え、実際のところ、相手の見た目を気にする以上に、私が相手にどう思われるかの不安のほうが勝っていた。相手には私のような下心は全く無いように思えたが、それでもはじめましての歳下男に会うのは緊張する。

そして、当日。お茶をするとか食事をするという約束はしていなくて、今回はあくまで「挨拶」。なので、会場前で「今どのへんにいます?」「この辺です」というやり取り。私のほうはなんとなくイメージはしておいて欲しかったので服装が分かるような写真はインスタに投稿しておいた。

緊張マックス。会場に入り、周りを見渡すと、大体数名で集まっている人ばかり。一人参戦は珍しくないけど、さほど多くもない。一人の男性が目についた。そこだけフワッと浮き上がって見えた。背が少し高めで、程よい肉付き具合、遠目からでも分かる中の上くらいの顔立ち。いやいやいや、あれだと出来すぎている。と思ってほかを探していると、出来すぎた男性が近づいてきて「○○さんですか?」と声かけてくれた。

そこからはスムーズに会話が進み、ほぼほぼ彼が喋ってくれ、一緒に会場入り。デジチケなので会場と同時に席が分かる。さすがに席が隣というミラクルは起こらなかったけど、縦の列が同じだったのには運命を感じざるを得なかった。

そんな出会い。とはいえ、マスク越しの会話。目から下の顔は分からずじまい。なんなら既婚者かもしれないし。私はツインレイに会えてしまったのだろうか?LINEを交換して、「また次もライブのときよろしく!」くらいの約束しか出来ない。敬愛している洋次郎がもはや頼みの綱になっているのが笑ける。

てか、ブルキナファソってどこぉ〜〜???


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