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カラキシ〜大学演劇という未開の地〜

こんにちは、tomokunです。

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(これは「ゆゆうた」に似てるとカメラマンと盛り上がったライブ写真)

突然ですが、今回演劇を作りました。

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群馬大学演劇部テアトル・ヒューメ第130回公演

『カラキシ』

演出・脚本を担当させていただきました。

色々話したいことがあるんだけど、思いついたことから適当に書いていきます。この記事読む前でも、読んだ後でもどちらでもいいので、一回でも公演を見てくれると嬉しいです。

■演劇人生(出会いから今まで)

そもそも今回なんで演劇を作ったのかを説明するために、演劇との関わりを少し。

演劇と出会ったのが高校1年生の時。持病のせいで運動部に入れなくなってしまったことをきっかけに、たまたま1年生の教室と同じ階にあった演劇部に入部。

「〜に憧れて!」とかそんなにドラマチックな話はないです。

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高校演劇でめちゃくちゃ青春してました。

誰かに評価される演劇、優劣がつけられる演劇には疑問を抱きながらも、部員で一丸となって何か作品を作る楽しさにどんどん溺れていきました。

演劇をしているうちに、シェイクスピアに出会いました。

シェイクスピア

一番有名なのは『ロミオとジュリエット』かな。やったことないけど。

おお〜ロミオ、あなたはどうしてロミオなの〜。みたいなやつです。

最初シェイクスピアと出会ったのは高校1年生でしたが、とにかく台本のセリフの意味がわからない。この人は何を表現したかったんだろう、伝えたかったんだろう、と理解できない部分だらけでした。

しかし、どんどんやっていくうちにシェイクスピアの魅力にハマっていきました。

やっていくうちにストーリーの緻密さとか、言葉の美しさとか、劇的な表現とか、もうなんか麻薬のように取り憑かれてしまいました。

そんなことをしている間に、大学になっても演劇をやめられず今でも作り続けているというわけです。

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ゼミも卒論も演劇関係です。どんだけシェイクスピア好きやねんって思います。

もうここまでやったら思うわけです。

自分で演劇作ってみたい!

ってね。

なんだかんだ自分は参加者の1人で、自分が発起して作るみたいなことやったことなかったので、やってみたかったんです。そんな感じで今回の公演は動き出しました。


■コロナの猛威

もう言わずもがなですが、2020年、大学4年生の一番暇な時期にコロナでなんもできませんでした。

演劇ってコロナと、とことん相性が悪いんですよね。

人を密閉空間に集めるし、同じ場所に集まるし、長時間演出の関係で窓閉めっぱなしだし、ステージ上から飛沫は飛んでくるし。

当然思ったように演劇はできませんでした。

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やってみたいという思いは儚く消え去り、

「ああ、このまま演劇人生終わりか〜」

なんて思ってました。

そんな中で卒業論文で一つの結論に到達しました。


■演劇の意義とは?

卒業論文で4万字演劇について書いた結論がこれでした。

・演劇は共時的な作品を扱い、人々に多大な影響を与える

→要するにその時代に演じられるからこそ意味のあるものが多いってこと


全てに共通して言えることではないですが、演劇のテーマは、世の中の大きな事象に左右されます。

例えば東日本大震災。

早くも10年前の出来事ですが、あの当時は震災を受けて劇作家がさまざまな作品を生み出しました。

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畑澤聖悟作・もしイタ ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら

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第56回岸田國士戯曲賞
矢内原美邦作・前向きタイモン!

その時その時の出来事や、歴史的な事象が演劇人に与える影響はとても大きいことがわかります。


だからこそ今回、この作品を作るにあたってノートに『コロナ禍でやるから意義のあること』と赤字で書きました。

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もうこの際、今しかできないことがあるはずだし、逆に今この時代に演劇作品を生み出しておきたい。どういう時代に自分たちが生きたかをしっかり残しておきたい。この時感じた伝えたいことをはっきりと伝えておきたい。そう思いました。

ついでに、今までの研究、シェイクスピアへの想い、演劇にかける想い、全部かけちゃえ。

これで演劇諦めちゃえ、くらいの気持ちで挑もうと決めました。


長々と自分語りをしましたが、話を変えていきましょう。


■大学演劇を初めて見る方へ

皆さんはそもそも演劇に身近ではない上に、大学演劇なんてよっぽどの機会がない限り行かないと思います。

実際公演に足を運んでくれているのは、スタッフが手売りチケットを売った知り合いや友達が圧倒的に多いのが現状です。

だからこそ、今回YouTubeで見れる機会に見て欲しいと思います。

大学演劇も捨てたもんじゃないよってこと。

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でも…今回はまるで見たことのないような演劇になってると思います。

少なくとも僕は見たことない。

だから新しい演劇、この時代だからこその演劇を見る気分になってみて欲しいです。

世間から色んな制約を与えられても、見えない敵が周りにたくさんいる状態でも、一歩先の方法を模索しメッセージを伝えようとした演劇を体験して欲しいです。

カラキシ見終わった後は、#カラキシ でツイートしてくれると全部目を通します!概要欄のアンケートも答えてくれると泣いて喜びます。


■次回へ続く

めちゃくちゃ長くなりそうなので、ひとまず次回へ続きます。

今回の劇の楽しみ方、カラキシとはなんなのか。

そんなことを書いていきます。



tomokun

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