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ブランディング

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ブランディングのヒントをまとめているマガジンです。
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2018年7月の記事一覧

『BRANDING』と『DESIGN』の本質について。

レストランMegrivaのロゴ / インタラクションをデザインするということ

THE GUILDの奥田(@alumican_net)です。普段はインタラクションデザイン、プログラミング、UX〜UIデザイン、また作家としてインスタレーション作品の制作をしています。 この度ご縁があり、7月5日に中目黒にオープンしたイタリアンレストラン Megriva(メグリヴァ) さんのロゴをデザインさせていただきました。お店の宣伝も兼ねて、その過程をご紹介いたします。 目次 ・名前の由来 ・コミュニケーションの設計 ・実装 ・アイデアの水平展開 ・インタラクションを

なぜ、日本のブランドは負けるか

私が、様々な国で様々な企業、政府組織、商品のブランドを手がける中で、よくある負けパターンを、学術で説明しているものがあるので、そのシェアです。 ここ3年ほどは、ブランドコンサルティングの開始や、ブランド系講演に登壇するたびに、基礎ブランド論の一部として、『The Pepsi Paradox』について話します。皆さんはご存知でしょうか? 時間のある人は、私の要約より下記を見てもらった方がいいと思います。 参考1:How the Brain Reveals Why We Buy

まずはちいさくはじめよう!デザインシステム勉強会

ノゾエです(@conoito) 最近お世話になっている坪田さん(@tsubotax)の手配で、 吉竹さん(@ryo_pan)をお招きし、 デザインシステム勉強会を開催していただきました。 坪田さん:「これって内容をnoteとかにまとめて書いたりしても大丈夫ですよね?」 吉竹さん:「いいですよお」 とのことでしたので、ありがたくまとめさせていただきました〜〜〜感謝です🙏 ちなみにこの勉強会 開催は1ヶ月前の話です。遅くなってすみません(ずっと下書きに書きかけが眠ってい

デザインと他者に関する随想

「プロダクトではなくサービス(体験)を」「モノ中心から人間中心へ」 これが昨今のデザインの主張であり、またものづくりに関わる概念(職種)同士の闘争において、デザインがより上位の概念であると宣言する野心でもある。 デザインは、その言葉が示す領域を大きく拡張することを目的として、エンジニアリングやマーケティング、企画開発……およそビジネスの設計に関わるあらゆる領域を蚕食し、己が領分の内にとり込んでいる。それは他の領域がもつ概念を奪いとるというよりはむしろ、周辺領域が別のスキーマ

検索 UI まとめてみた

検索 UI を作る機会があったので、リファンレンスを集めた。あたまの整理をかねてパターン分け。 パターン一覧 1. フリーワード型 2. サジェスト型 3. グループ型 4. あとからフィルター型 5. 条件指定型 6. レコメンド型 フリーワード型キーワードで検索。入力中に検索結果がリアルタイムに変わるものが多い。 良いところ シンプル。入力と同時に検索結果を表示できるので、最短で検索対象へたどり着ける。 イマイチ キーワードが間違っていると、対象へたどり着けないこ

ブランド・バリューとは

ブランド・バリューとは、noteチームが重んじる「価値」を言語化したものです。noteチームがとるべき行動に悩んだとき、これらのバリューを思い出し、バリューにかなうアクションを考えてみましょう。 私たちnoteチームが大事にすべき「価値」は以下の6つです。 noteのBrand Value ・クリエイター視点で考えよう ・ユーザーと対話をしよう ・多様性を後押ししよう ・大きな視点で考えよう ・まずは素早く試そう ・なすべきことをなそう クリエイター視点で考えようnot

店づくりで感じた、Pinterestのいいところ

来春オープンに向けて、店づくりを進めています。作りたい世界観はなんとなくあるものの、そのイメージを膨らませたり、膨らませたイメージを設計士さんに共有するのも、なかなか難しいものです。詩的な言葉を巧みに扱うことができれば言語化もできるのかもしれないですが、自分にはそんな能力はこれっぽっちもありません。 そこで自分が重宝しているのが、pinterest。内装からロゴデザインまで、めちゃくちゃ助かっています。今回はそのプロセスをGoogleの画像検索と対比するかたちで簡単にまとめ

レベルの違うデザイナーチームでの制作

メンバー同士のレベルが違うチームで、どうすれば一定の水準を保てるかを考えていたので書いてみます。 目次 1. 前提 2. 作るコンポーネントの粒度とデザイナーのレベルを対応させる 3. このやり方のメリット 4. 具体的な例① 5. 具体的な例② 6. 副次的な効果 7. まとめ 8. おまけ 前提メンバー同士のレベルが違うと書きましたが、イメージとしては ・新人デザイナー ・プロダクトにある程度責任を持っているデザイナー(以降、シニアデザイナーと呼ぶ) が数人ずついるチ

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デザイン経営とは(&考察)

以前からパラパラと聞いてはいたのですが、5月下旬に政府提言されたということで、概要をチェックしつつ、自分なりの考察を書いてみます。 時間のある方は、私の要約よりこちらからご一読を。 ※デザイナーが作っているのか、読みやすい資料となっています。 デザイン経営の概要概要は、デザインの考え方を経営層から入れることで、ブランディングとイノベーションを活性化させ、国際的企業競争力を増やすということらしいです。 まずは、デザイナー側へのアプローチより、経営側に興味と投資の喚起することに

メドレー社の広報について調べてみた #広報トレース

デザイナーが「いいデザイン」を勉強するときにやる手法「トレース」を真似して、「上手な広報」をやっている会社を勉強するために「#広報トレース」をやってみることにしました。 ✔ 今回調べてみた会社 「医療ヘルスケア分野の課題を解決する」株式会社メドレー なぜメドレーについて調べようと思ったかタイムラインで流れてきて気になって読んでいたこちらの記事。 「メドレー社、すごいなー」と思っていたところ、こんなnoteが。 「採用広報として、ブログを7本運用している?!?!」と気

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