MikiyaSSK

UX/UI/Graphic/Editorialデザイン、編集。NC帝國 http://…

MikiyaSSK

UX/UI/Graphic/Editorialデザイン、編集。NC帝國 http://ncempire.net/ 株式会社Concent 多分平日に(主にデザインについて)考えていることを書く

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小澤みゆき編『かわいいウルフ』にエッセイ掲載

https://woolf.ofuton.in/?fbclid=IwAR2htxB4QH4r-zZrTALnnDYOXaVbmYNoARtNyCaDs2nV8DOzUZspj4MJWk0 以前エッセイを寄せた同人誌が出版されることになりました。私は「ある文章を読むということは、その著者とともにあること」というシュルレアリストの愚直さを想いながらウルフに向き合った記録になっています。 30人にものぼる参加者の視点から記されるウルフの“かわいさ”は万華鏡のよう。是非読んでみ

    • 饒舌な砂場〔サンドボックス〕 ──Fallout4について

      昔Rhetorica向けに書いたゲームエッセイです。許可をいただけたので転載。 初出:Rhetorica#03 (2016年10月) ゲーム:Fallout4 (2015年12月) 画像出典:https://fallout.bethesda.net/ja/games/fallout-4 //////////////////  大してコアなゲーマーという訳でもないが、最近はオープンワールド・ゲームと呼ばれる、設定された広大な世界を、思いつくさま自由に動き回ることが可能なゲー

      • 「Before the Extinction」スライド

        昨晩開催された「Service Design Global Conference 2019 報告会」で、トピック共有として話しました。 Service Design(er)が環境問題に向き合うために、the Circular Economyを梃子に始めるのはどうかという共有です。 後日、ここで語らないことにした“エコロジー”や“人新世”についてのNoteでも書こうかと思っています。 ちなみにぼくの環境意識はそれほど高くありません。

        • 韓国で「Produce X 101」に出会う。あるいは、偶像〈アイドル〉という努力の物語について

          前提6/7〜6/10、韓国は済州島に旅行してきた。食い物は辛いが美味いし、風景はどこか日本的な印象残しながらもどこか異なる趣で、思わず目を奪われた。 満喫した旅行であったが、中でも印象的だったのは韓国のTVである。早々にホテルに帰り、酒を飲みながらひたすらTVを眺めていたのだが、今回の旅行をガイド的に案内してくれた友人(ソウルと日本で仕事をしている)が逐次解説してくれたおかげで非常に興味深かった。 その中で、2泊の夜のうち結局2晩ともに観続けていたのが「Produce X 1

        小澤みゆき編『かわいいウルフ』にエッセイ掲載

        • 饒舌な砂場〔サンドボックス〕 ──Fallout4について

        • 「Before the Extinction」スライド

        • 韓国で「Produce X 101」に出会う。あるいは、偶像〈アイドル〉という努力の物語について

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        • \デザイン
          5本

        記事

          流行とデザインに関する走り書き

          人はあるまとまった期間を、同じく人間に囲まれた状態で過ごす。それはある時代を誰かとともに生きるということであり、コミュニケーションをとりながら日々を暮らすということともいえる。人がコミュニケーションする以上、人同士が等しく共有できる話題や志向というものが発生する。話題や志向は、まず属性の類似する集団内で共有され、感情を揺さぶり、熱狂を生む。それは時おり広く伝播し、さらなる熱狂を生みながら連鎖する。そして閾値を超えた後急速に廃れるか、あるいは熱狂は消えるものの平衡状態となる。

          流行とデザインに関する走り書き

          デザインと他者に関する随想

          「プロダクトではなくサービス(体験)を」「モノ中心から人間中心へ」 これが昨今のデザインの主張であり、またものづくりに関わる概念(職種)同士の闘争において、デザインがより上位の概念であると宣言する野心でもある。 デザインは、その言葉が示す領域を大きく拡張することを目的として、エンジニアリングやマーケティング、企画開発……およそビジネスの設計に関わるあらゆる領域を蚕食し、己が領分の内にとり込んでいる。それは他の領域がもつ概念を奪いとるというよりはむしろ、周辺領域が別のスキーマ

          デザインと他者に関する随想