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35歳からのウソ日記63

2020年7月30日

音、光、想い。

右に行くほど速い。

それに倣って名付けられたのが東海道、山陽新幹線の3つある列車。

こだま、ひかり、のぞみ。

これを覚えておくと、どれが一番速くて、どれが一番遅いかがすぐ分かる。

しかし果たして想いが音や光より速いのだろうか。

そんな屁理屈をとりあえず並べてみたいと思う。

君のことが好きだ。

この想いは声に出したことによる音によって届く。

なので音と同じ速さである。

-・-・・ ・・-・- ・・-- ---- ・・-・・ ・-・・ ・・ 

---・- -・-・・ -・ ・・

君のことが好きだ。

これをモールス信号で送るとこんな感じになるみたいだ。

この想いは光によって届く。

なので光と同じ速さである。

さてどういう場合に想いが音や光より速くなるのだろうか。

ここで恋人がいる人などは、付き合っている人とは心が通じ合っているので声に出さなくても届いているし、モールス信号などもってのほかだと言うかもしれない。

なので音や光よりも速いと。

私の勝手で個人的な意見だが、そう思っている人に限って好きだという言葉を発してくれない恋人に、ちゃんと言葉にしてくれなきゃ分からないと言ったことがあるのではないだろうか。

なので勝手に却下する。

私の決断は想いを断ち切る。

会った瞬間にビビビときて、この人と結婚すると思った。

この感覚は音や光よりも速いのではないか。

ビビビとイナズマのような電撃が走るらしい。

イナズマ→雷→光。

ダメだ。

光を超えていない。

ようやく気がついた。

光がはえー。

1秒間におよそ30万km。

地球を7周半するらしい。

音は1秒間におよそ340m。

音がおせー。

音と光の差がものすごくあることに気がついた。

想いがどうこう言っている場合ではない。

東京から大阪まで徒歩で向かうのと新幹線で向かうのとの違いくらいある気がする。

10・438m。

これはウサイン・ボルト選手の秒速だ。

ボルトおせー。

いや、はえー。

音や光と比べてしまえば遅いが、人間としては最速を保持しているだけあって相当速い。

数値を出してみて分かったことがある。

想いは数値化できないということ。

よって音や光よりも速い可能性がそこにはあるのだ。

しかも想いが届けられることは無数にある。

光より速いものは実在しないし、人間によって作り出すことも今のところ不可能だと言われている。

しかし、光よりも想いの方が速いという願いを込めての「のぞみ」なんだろう。

唯一の人間らしさがそこにある。

人間が名付けている意味を感じられる。

「ひかり」ではなく「のぞみ」に乗っているときは光より速い乗り物で移動しているんだとこれから想えるようになる。

なんか素敵な気持ちになれそうだ。

そんな私はこの日記を「こだま」に乗りながら書いているのだが。

それでは また あした で終わる今日 ということで。

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